ビオレート・トライトン（フィルモア王族、騎士）

アルカナ・サイレン・ダイアを駆る皇帝警護騎士（クレスト・ガード）。レーダー王家の王子で、他の騎士たちとは一線を画し、皇帝たちからの信頼も厚い。騎士としての力も強く、宮殿騎士団ノイエ・シチルスの騎士など足元にも及ばないほどの力の持ち主である。初登場時、オカマ疑惑があったが（筆者内部で）、後にかなりの人格者と判明する。フェミニストの心優しき後見役といった風情。ファティマは桜子の「霧姫」。

アルカナ・サイレン・クラブを駆るアルカナ・ナイツ唯一の女性騎士。もともとは、バキンラカン帝国にいる剣聖慧茄の警護を勤めていたが、慧茄の孫のフィルモア王子の戴冠に伴ってフィルモア入りし、アルカナ・ナイトに昇格、フィルモア王子の下につく。剣聖慧茄に手解きを受けていたと考えられ、称号はないものの剣の腕は確か。ただ、眉毛がないのが気になる。お年頃だからか？ファティマは不明。

騎士の中でも最高位の太天位を持つ剣聖。剣の師は剣聖ハイアラキ。しかし、星団のあちこちで機密売買などで指名手配される最高の賞金首でもあり、“ダークナイト”、”シルバーナイト”と呼ばれ星団中の恐怖と憧れの対象ともなっている。超帝國の純血の騎士同士の交配とファティマの借腹によって生を受けた、ザ・シバレースであり、老化が遅い体質を持つ。元ミラージュNo.1で、現ハスハ共和国エープ騎士団長。ファティマはバランシェ公の「アウクソー」。

現アトール聖導王朝皇帝。ハスハ連合共和国の主催国ハスハントのクルール王の孫。天照家を凌ぐ強力なダイバーパワーを持つハスハの巫女は、遥か超帝國の時代からの記憶を受け継ぐ語り部であると同時に、未来を予知する預言者である。彼女は、幼い頃から、王宮の塔の中で育ち、王宮を出ないまま一生を終える。福与かなラインと雰囲気を持つ心優しき女皇帝。マグダルを次期皇帝に指名し、カイエンをエープ騎士団長に招き、ネードル・シバレースの称号を与えた。

剣聖カイエンとハスハのエース騎士ヤーボ・ビートの娘。星団暦2997年にムグミカによって次期アトール聖導王朝皇帝に指名される。カイエンから超帝國の血とファティマの血の両方を受け継ぎ、歴代皇帝の中で初めて、パラ・サイマル以外の三つのダイバーパワーを持つに至る。バッハトマの王ボスヤスフォートに比肩する、騎士すら凌ぐダイバーフォーセス。双子の弟、デプレと共鳴し、ダイバーパワーを貸すことが出来る。金髪は母親から受け継いだもの。

ナトリウム・星・桜子作のファティマ・ファティース。フィルモア帝國の皇帝警護騎士ビオレート・トライトンのパートナー。
（色設定未出により未着色）

アドラー星、トラン連邦の騎士。その正体はトラン連邦共和国大統領シッション・ルース。星団中に多くの友人を持ち、物語に登場するほとんどの人物たちが彼と何らかの接触がある。剣聖スバースの純血の騎士の血を受け継ぐルース家の長男として生まれながら、騎士の血の発現は非常に遅く、自称最低ランクの騎士。が、バランシェ公の40体目のファティマ、メガエラと共に、名機クルマルス・ビブロスを駆り、Ａ・トールやサイレンを退けるなど、その腕は確か。

星団暦2992年にミラージュ騎士団に入団したアーレン・ブラフォードのパートナーでバランシェ公の17番目のファティマ。マスターがミラージュになるまでの傭兵時代は非常に貧しく、ろくにマイスターの診療も受けられず、カステポーでのAKDとの戦闘において一時精神崩壊寸前に陥る。貧乏ってヒトを駄目にするみたいである。乗騎はアパッチから、テロル・ミラージュ（灰色）に。何はともあれ、幸せになって欲しいものである。

前女皇帝ボルサの指名に基づきアトール聖導王朝皇帝に。2900年代の中盤、コーラス王家のひとつメロディ家のピアノとの不倫の果てに身篭り全ての力を失い、次期皇帝の座をムグミカに渡し星団史から姿を消す。ハスハの巫女の悲しきさだめが明らかになったのである。彼女は2800年代の前半に姿を消した剣聖カイエンを、この世に戻したとされるが、一体それが何を示すかは不明。彼女の生んだ娘、桜子は後にファティママイトとして星団史に登場する。

前ハスハAP騎士団の総騎士団長で、剣聖カイエンが総騎士団長に就いたことによって、騎士参謀というポストに退いた。平民からのたたき上げの騎士で国民からの信望も厚い。現在ではバルンガに騎士団の運営は任せ、新たな人材の発掘・育成に才能を発揮している。ただしスバース隊の隊長は兼任している。顔は厳ついが、根は優しい人物である。パートナーはナトリウム・星・桜子のコロナ。以前はエトラムルファティマだった。

ムグミカから依頼を受けたモラード・カーバイト博士がジ・エンプレスの専任として製作したファティマ。しかしコンコードがエンプレスに乗ることになったため現在は休止中。3100年に完成し、後にミラージュ騎士となり、ゴウト・ミラージュを駆る。ゴウトはエンプレスを基に作られたファティマを必要としないMHであるという。しかし、彼女自体がファティマなので、ホントの所は不明。

ギエーム・アイアン博士が製作したファティマ。初代黒騎士ツーリー・パイドルのパートナーだったが、彼の引退後はハスハのヤーボ・ビートの元へ身を寄せ、現在はかその息子のデプレレッサー・ビート・アトールのパートナーとなり土ハスハ聖導王朝の旗騎ジ・エンプレスを駆る。銘入りの基本性能に加え、その多彩な戦闘経験からかなりの実力をもったファティマと推測される。その能力は育児・家事などでも発揮されているようだ。

フィルモア王家ダイ・グ家の５代目頭首にしてフィルモア帝國の第238代目の皇帝。帝國老人会の面々を後ろ盾に持ち、宮廷での軋轢にもめげず皇帝としての責務を果たしている。剣聖慧茄の孫であり、剣聖カイエンから天位を与えられた。魔導大戦においては自ら進んで戦線に立ち、慧茄から受け継いだチャンダナと共にフィルモア帝國の旗騎である皇帝騎V・サイレン・プロミネンスを駆る。ガンバレ陛下。