十和田湖最速物語〜赤と青の戦い〜

綾さんと奈菜ちゃんと2週間ぶりに会うことになった。

・・・・・・・・ボート乗り場前・・・・・・・・
恵:「遅いな〜綾さん達・・・」
待ち合わせの時間からすでに30分が経っている。
携帯を見る。いいかげん電話をしようと思ったとき・・
恵:「あ。来た」
赤いスカイラインが私の前に来て止まる。
綾:「おまたせ〜・・・」
恵:「遅いですよ!」
綾:「ごめんなさい。渋滞で・・・今日は日曜日なのすっかり忘れてて・・」
恵:「・・・」
奈菜:「おはようございます。恵子さん。ごめんなさい。綾さんが遅いから・・」
恵:「あ、おはよ〜。やっぱり綾さんが悪いんですね・・」
綾:「そ、そんなことありません。奈菜だって途中でジュース買ったでしょ」
恵:「・・・・」
奈菜:「でも綾さんだって途中でアイス食べたいって車を止めさせたじゃない
    ですか!」
綾:「ひどーい!アイス食べたいんだもん!奈菜だって何であそこでバスを
   抜かないのよ!」
奈菜:「法定速度で走ってるからいいじゃないですか!それにバスの前には
    3台も車がいたんですよ!」
恵:「・・・・もういいですよ。」
綾:「へ?」
奈菜:「?」
恵:「私が10時なんかに呼んだから悪いんですよね・・・」
綾:「いいえ。ごめんね・・・私達いつもこんな感じだから気にしないで」
恵:「気にするなって言っても気になりますよ〜」

私達三人はとりあえず私の家に行く事にした。(暑いから)

・・・・・・・家・・・・・・・・
綾:「わー。恵子ちゃん家。ガレージあるんだ〜。いいな〜」
奈菜:「ほんとだ。いいですね」
恵:「そうかな。」
その時、お兄ちゃんがガレージから出てくる。
恵:「あ、お兄ちゃん。」
兄:「おはよう。・・・友達か?」
綾:「こんにちは〜」
奈菜:「こんにちは」
兄:「・・こんにちは。じゃ〜、ゆっくりしてって・・」
そう言うと、お兄ちゃんは家の中に入っていった。
綾:「へー。恵子ちゃん、お兄さんいたんだ」
奈菜:「いいですね。兄弟で同じ趣味なんて」
恵:「えへへ。ガレージ見る?」
私達はガレージに入る。そこには赤いエボがばらされている。
綾:「うわー。すごい・・ばらばらね・・・ちゃんと戻せるのかしら?」
奈菜:「・・・・」
恵:「今日は一段とばらしてるわね・・・」
足回り一式。アーム類まで外されている。

その後。家に入る。
しばらくの雑談。気がつくと3時を回っている。
恵:「ぐぅぅ。・・・お腹空いた・・」
綾:「あら。そうね・・・」
奈菜:「・・・」
恵:「そうだ。何処かに食べに行きません?」
綾:「いいですけど・・・何処かに食べる所ありますか?」
恵:「・・・・十和田湖まで行かないと・・・」
綾:「別にかまわないですよ。行きましょうか?」
外に出ると。お兄ちゃんが奈菜ちゃんのスカイラインを見ていた。
恵:「どうしたの?お兄ちゃん・・」
兄:「・・・ねー。これどっちの人の?」
奈菜:「私ですけど・・・」
兄:「・・・そう。赤のスカイライン。これは何処でいじってんの?」
奈菜:「・・・近くのお店ですけど・・・」
兄:「そう。ありがとう。今度一緒に走ってよ」
奈菜:「は〜。構いませんけど・・・」
恵:「・・・じゃ、私達、ご飯食べに行ってくる。」
兄:「ああ、わかった」

私達は十和田湖に向かう。しかし、まだ凄く混んでいた。

・・・・・・・・一時間後・・・・・・・・
恵:「・・・だんだん。お腹空きすぎて・・具合悪くなってきた・・」
綾:「私も・・・」
奈菜:「私は別に・・・」
三人は食堂にてご飯を食べた。
その後。桟橋の前でまた、話をする。
恵:「そうだ。今日、走りません?」
綾:「・・・・」
奈菜:「・・・・あの・・明日、仕事なんですけど・・・」
恵:「あ、そうか〜・・・忘れてた・・・」
奈菜:「・・・(この人はいったい・・・)」

とりあえず、もう一度私の家にもどった。

・・・・・・・・夜10時・・・・・・・
綾:「ごめんなさい。長居しちゃって・・・」
恵:「ううん!気にしないでまた来てね」
奈菜:「それでは、また今度・・おやすみなさい」
綾:「おやすみ〜」
恵:「おやすみ」

綾さんと奈菜ちゃんは帰っていった。


・・・・・・・・・赤いスカイライン・・・・・
十和田湖に戻り、ゆっくりと走っていく。
綾:「今日は楽しかったね〜」
奈菜:「うん。・・・!」
後ろからすごいスピードで何かが近づいたと思うと、後ろにぴったりと付き
 パッシングをする。
奈菜:「綾さん。しっかり掴まってて」
言うが早いかアクセルが早いか。奈菜はアクセルを床まで踏む。
奈菜:「(後ろの車は何?まったく判らない)・・」

タイヤを暖めるために2・3個のコーナーは7割で抜ける。
しかし、うしろの車はピッタリと付いてくる。
奈菜:「(全開にしないとだめね)」
奈菜は自分の知っている限界で走る。
それは恵子と走ったときとはケタが違うスピードだ。
奈菜:「(足回り変えたばっかりだけど・・大丈夫ね)」
しかし・・・
一向に後ろの車との距離は変わらない。
むしろ近づいているかと感じたとき、またパッシングされ、
ストレートで横に並び、一気に前に出られた。
奈菜:「(青いスカイライン・・・!!)」
青いスカイラインは前に出ると、あっという間に見えなくなった。

奈菜はスピードを下げる。勝てないと悟った。
アクセルを緩めると、普通の速度に戻した。
綾:「?追いかけないの?」
奈菜:「勝てない・・・あのスカイラインは十和田湖では最速と噂される
    一台なんですよ。」
綾:「へ〜。それじゃ無理ね・・・じゃ、ゆっくりと帰りますか。」
奈菜:「そうですね。バトル出来ただけでも良しとしましょうか・・・」

奈菜は内心悔しくてしょうがなかった。
負けたというより、コーナーを数えるほどしか抜けてないのに負けを感じたこと
が悔しかった。




  DJ恵子のお葉書コーナー

皆さん今晩わ・・・・?
では、早速お葉書を一枚。

ペンネーム青いスカイパーク

質問です。お兄さんは朝から昼まで登場しますが、仕事は何をしているんですか?


え〜っと・・・お兄ちゃんは・・・

作者:「仕事は秘密のお仕事です。気にしないでください」

・・・ってことらしいです。(私も知らないのに、気にならなかった・・)

それではこの曲でお別れしましょう。
 十和田湖七曲所 オープニングテーマ

って何?