十和田湖最速物語〜ガレージ〜

  恵子の日記 6月20日

最近お兄ちゃんが変だ。何するわけでもなくただガレージに居ることが多い。
ついこの間までは一緒に走りに行ってくれたのに・・・(アヒルさんボートも
一緒に乗ってくれたのに・・)最近はなぜかただボーっとしている。
何かあったのかな〜?


恵:「ふぁぁぁ・・・おはようございます・・」
水島:「あ、おはようございます。恵子さん」
恵:「うーん・・眠い・・・帰りたい・・」
水島:「何言ってるんですか・・いま来たばっかりじゃないですか」
恵:「うううう。朝はいや!誰か私の代わりに出て。朝だけ・・」
水島:「朝以外だって眠そうじゃないですか・・」
恵:「うるさい!かえれ〜」
水島:「八つ当たりですか?大人げないな〜」
恵:「!!!!!!」

この終わりのない子供のけんかは昼まで続いた。

・・・・・・・12時半頃・・・・・・・・・
恵:「ふぁぁぁぁぁ・・・あ!お兄ちゃんだ・・」
スタンドに赤いエボVが入ってくる。洗車機に車を入れると勝手に機械を動かす。
恵:「お兄ちゃん!勝手に動かさないでよ」
兄:「ああ・悪い・・・癖でな・・・」
そう言うとなぜか私の車を見ている。
兄:「(気がついたな・・・)」
恵:「?何?私の車何処かおかしい?」
兄:「いや・・何でもないよ」
恵:「そう・・・ねぇお兄ちゃん今日行こうよ!」
兄:「いや。止めとくよ・・・」
恵:「何で?最近全然行かないジャン!」
兄:「・・・・」
恵:「お兄ちゃん?」
兄:「・・・帰るよ・・・」
そう言うと洗車機から車を出し・・・走っていく」
恵:「・・・・・!お兄ちゃん!お金〜!」
渋々、私がお金を払うことになった・・・
恵:「!お兄ちゃんの馬鹿!」

その後は暇なまま時間が過ぎていった。

・・・・・・・・・5時・・・・・・・・・
恵:「お疲れ様〜。お先しまーす!」
水島:「おつかれさま」

私は急いでアヒルさんボートに向かう。
なぜかいつもより車がいないので飛ばし放題?だった。

恵:「・・・ついた・・今日はいい日ね」
ボート乗り場に向かって歩いていると、ほとりにお兄ちゃんの姿が見えた。
恵:「何してんのかな?」
私はお兄ちゃんに近づくと声をかけた
恵:「何してんのお兄ちゃん?」
兄:「・・・いや・・・久々に一緒に乗るか?ボート」
恵:「へ?・・・いいの!やった」
私はお兄ちゃんと一緒にアヒルさんボートに乗る。
恵:「どうしたの?今日は?」
兄:「ん?・・・たまにはな・・」
恵:「・・・最近変だよ・・・」
兄:「・・・」
恵:「何かあったの?」
兄:「そうだな・・・おまえもこの辺走ってるしな・・言っておいたほうがいい
   かもな・・・」
恵:「?」
兄:「2週間位前の事だ・・・俺はいつものようにその辺を流して走っていた。
   俺のエボVはかなりの仕上がりになっていると思っていた。
   おまえも気づいただろうが・・今おまえが乗っているエボはかなりの
   仕上がりだ。
   俺のエボVはそれを超えるために作ったものだ。」
恵:「うん。前に聞いた」
兄:「その日は足回りを変えたばっかりだったが、今まで以上のいいできだと
   おもった。しかし・・・
   しばらく走っていると、後ろからパッシングされて・・・俺をあおってきた」
恵:「・・・」
兄:「あの日の俺は負ける気がしなかった。しかし、コーナーを2つ3つ
   抜けて、4つ目のコーナーで俺はインから抜かれた。
   いつも以上に突っ込んでいたはずなのに・・・そいつは俺のさらに
   上を行っていた。その後はどんなにがんばっても追いつくことはなかった」
恵:「・・・・・」
兄:「そろそろおまえにも教えておいたほうがいいかもしれないな」
恵:「何を?」
兄:「十和田湖で最速と言われる3台の車を・・・後、俺に勝った車を」
恵:「・・・」


・・・・・・・家・・・・・・・・
私は部屋に帰ってきてから考えていた。
恵:「十和田湖で最速の3人・・・」
一台目:青いスカイライン
二台目:白いインプレッサ
三代目:赤いNSX

もう一台、お兄ちゃんに勝った
黄色いシビック

恵:「お兄ちゃん・・・シビックに負けたの?」
兄:「残念ながらターボシビックだ。」
恵:「?・・・でもエボよりパワー出てないでしょう?」
兄:「・・・立ち上がりの加速は下手な車より遥かに早い」
恵:「・・・」


私はじっとしてられずに外に飛び出した。
ガレージには明かりがあった。

恵:「お兄ちゃん?何してんの?」
兄:「新しく足周りを研究しようと思ってな・・」
恵:「また走るきになったの?」
兄:「ああ。負けっぱなしじゃ嫌だからな」
恵:「・・・(よかった。元気になって・・)」
兄:「・・・(おまえを見てたら元気になったなんて言えないしな・・)」

この夜は遅くまでガレージでお兄ちゃんの手伝いをしていました。



   DJ恵子のお葉書コーナー

さてと・・・早速お葉書です。

ペンネーム水島スタンド?・・・どこかで聞いたような・・・

早速ですが、お兄さんの名前は出さないんですか?
  結構重要なキャラのような気がするんですけど・・・

え〜・・・作者さんのコメントがあります。
「なまえが浮かばないため、このまま{兄}でイキマス!」

ということでした。(お兄ちゃん可愛そう・・・)

それではまた今度〜(って毎日書いてるのよね・・・)