十和田湖最速物語〜黄色のシビックと赤いエボ〜

兄はすぐさまに出ていった。
私も後を追いかける。

恵:「お兄ちゃん?」
兄:「行ってくる。黄色いシビックに会いに」
恵:「でも今日来るとは限らないじゃない!」
兄:「今日は満月だからな・・・前に負けたのも満月の時だった・・・
   だから来る。そんな気がする」
恵:「ばかじゃないの?そんな事ある分けないじゃない」
兄:「・・・」

お兄ちゃんは無言のまま車に乗りこむと走り出す・・・・

恵:「・・・」


・・・・・・・十和田湖・・・・・・・

兄:「とは言ったものの・・・」
ただ意味なく走る。
それだけでは会えないことは百も承知。
しかし、居る!
兄:「居るような予感がする」

そのとき後ろから何かが光る。
兄:「!来た!」
紛れも無くシビック
後ろにくっ付くとパッシング
前に負けた時と逆のパターン。
しかし今回は自信がある
ハザードを付けると一気に加速する

・・・・・・・家・・・・・・・・
恵:「ふぅ・・・どうしようかな・・・」
わたしは考えていた。
行くべきか行かないほうがいいのか・・
恵:「行こう。」
私も車に乗り、十和田湖に向かう

・・・・・兄・・・・・・・・
兄:「さすがに速いな・・」
何個かコーナーを抜けても一向に差が出ることは無い
前はそれに焦って負けた。
兄:「今回は少し違うぜ」

・・・・・・奈美・・・・・
奈美:「速いわね・・・でもここでのパワーの出かたは私のほうが合ってる」
エボの後ろにいると自分が勝てそうな気がしてきた。

・・・・兄・・・・・・・
緩めの右、そして左
自分の持てる限りの走りをするが、シビックとの距離は一向に変わらない
兄:「参ったな・・・これ以上長引かせるとタイヤがやばいな・・」
前のスカイラインの例もある。長引かせるとやばい。
兄:「あれを使うか・・・」
コンソールの所にあるスイッチを入れる。
エンジンが唸り出す。
今までにない加速感
自分でやっといてかなりビビって来た。

・・・・奈美・・・・・
エボが急激に加速する。
奈美:「何?・・・」
徐々に離される。
まずい
そう感じた。前よりパワーを上げていたらこっちはかなりきつくなる。
奈美:「・・・・」
奈美はベタ踏みのアクセルを叩くように踏む。

・・・・・兄・・・・・
兄:「ちょっと卑怯かな・・・」
ブーストを上げたエンジンは350馬力は出ている。
直線で離せるのは当たり前だ。
兄:「しかしこれだけじゃないんだよな・・・」

きつめの右コーナー。ブーストを掛けたまま全開で飛び込む。
ものすごいスキール音と共に、奇妙な動きをするタイヤ。
兄:「この足は、この350馬力のセッティングだからな・・」
きれいにタイヤが流れる。
無理の無い理想的なラインをエボは走る。

奈美:「?走りが変わる・・」
予想もしていないスピードでエボが走る。
こっちも全開で行くが、エボのコーナーリングスピードには及ばない。
奈美:「あら・・・速い・・・」

そのまま、エボとシビックとの距離は離れる一方であった。


・・・・・・・駐車場・・・・・・
兄:「・・・・」
奈美:「・・・・・」

車から降りた二人は顔を見合わせる。
兄:「おまえ・・・奈美・・・」
奈美:「あら?久しぶりね・・・」
兄:「高校出て以来だもんな・・・」
奈美:「そうね・・・」

二人は高校の同級生という妙な取り合わせであった・・・

しばらく話をしていると、恵子が現れる。
兄:「どうして来たんだ?」
恵:「え・・・あの・・」
奈美:「・・・」
恵:「こんばんは奈美さん」
奈美:「こんばんわ」
・・・恵子は逃げるかのように話題を奈美に振る。

しばらく会話は続いた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


DJ恵子のお葉書コーナー!!!!!!

緊急企画。
恵子のDJ復帰宣言!
恵子:「わーい。復活!!!!!」
綾:「ぶぅぅぅぅ」
奈菜:「・・・・」
作者:「・・・(やれやれ)」

恵子:「復活しました!やっと職場に復帰できた〜」
綾:「・・・・」

恵子:「では早速!お葉書行きましょう!」
ペンネーム、青いスバリストさん

シティーと青いインプレッサのバトルはどちらが勝ったんですか?

恵子:「どうだったんですか?綾さん」

綾:「ぶぅぅぅぅ」

恵子:「・・・・(まだ根に持ってんのこの人は・・)・・・」

綾:「決まってるでしょ!」

作者:「では私が説明しよう」

恵子:「おぉぉ!作者がやる気だ!」

作者:「あのバトルは実は重大な問題により結果まで書けなかったのです」

恵子:「重大な問題とは?」

作者:「実は・・・青いインプレッサはガス欠により、バトル不能となりました」

恵子:「・・・・は?」

綾:「そうなのよ・・・ビックリしたわ・・」

奈々:「・・・」

恵子:「嘘でしょ・・・」

綾:「本当よ!やっぱり燃費のいい車には勝てないわね!」

奈々:「・・・」

恵子:「そんなに復帰した私が憎い?」

綾&作者:「うん」

恵子:「・・・」

作者:「てな訳で、恵子の復帰は今回限り!今度からはまた綾さんにお願い
    しよう」

綾:「わーい!」

恵子:「酷い・・・」

綾:「それでは今日はこの曲でお別れしましょう!」

十和田湖の冬恋い物語り?