家庭教育が十分発揮されるには、父親と母親の「父性と母性」がバランスよく備わっている事が大切です。
 厳しさ・規律などの「父性」、優しさ・受容・保護などの「母性」です。
 しかし、最近の家庭では、少しずつ子育てに参加するお父さんも増えてきてもいますが、まだまだ、父親の存在が希薄で父性が欠如し、本来の家庭教育力が低下してきている様に思います。子育て中の母親にとって、最も身近で最もよき理解者になれるのが父親の存在であり、子どもの健やかな成長のためにも、父親の存在は大きいと思います。

 家庭教育で父性が欠如すると、
子供の基本的な生活習慣が身に付き難く、社会のルールを守らなくなったり、善悪のけじめが付けられないなどの問題が起きてくるようです。もちろん、父性は父親だけが担うものではありませんが、「父親の威厳」が無くなり、母親に任せっぱなしの教育ではなく、両親が役割をしっかり持って協力しながら子育てを行っていく事が大切ではないでしょうか。

 昔は、子供が悪さをし、父親に厳しく叱られると、母親がこっそり優しくなぐさめてくれました。これが、両親の子育てでの協力であり、父性と母性のバランスです。もちろん、その役柄が逆になる場合もありますね。もちろんこのバランスが崩れ、両方が厳しく叱るだけとか、優しいだけでは子供のより良い成長は望めませんね。
                                         (^o^)ヾ(^-^ )




家庭教育での役割