戦後、物が無い時代から、高度経済成長を成し遂げた日本では、自宅に居ながら世界中の「もの」が手に入る豊かな時代へと発展してきました。
最近は不況でバブル時代の様には行きませんが、まだまだ、世界から見れば、「もの」がすごく豊かで飽食な国なのです。

 衣では戦後、身に着ける物も少なく、お下がりを繕いながら着ていました。無ければ、我慢していました。現在では、多種多様な趣味に合わせたファッションを自由に楽しむ事ができるようになり、中には、高級ブランドの服を身にまとう子供も多くなりました。

 食でも満足に食事ができない時期があり、ひもじい思いをし、我慢をしていた戦後の時代から、現在では、世界中の料理が食されるようになり、いつでもコンビニやスーパーマーケットで好きな物を買い、空腹を感じる子は殆どいなくなりましたね。(でも、最近スーパーマーケットに行くと子供たちが試食コーナーを巡りめぐって食べ尽くしている様子を見ると、やっぱりひもじいのかな…って感じもしますが。)

 住では、居間で家族揃ってテレビを見たり、談笑していましが、現在では、自宅に子供部屋が設けられ、テレビやCD/MDプレーヤー、ゲーム機、パソコンなどがあり、個々の部屋で時間を過ごす事ができる様になりました。また、各部屋に冷暖房装置が入り、年中快適に暮らせる様になりました。

 その他にも、核家族化や少子化、共働きが増えました。また、離婚が増えているようです。
 (以外と、離婚は子供にとって致命的な打撃になることが多いようです。)

 簡単に、時代の変化を見てきましたが、そこにはどんな問題が隠れているのか少し考えてみました。

 ・創意工夫をして物を作り出さなくなった。
 ・物(食べ物も含む)を粗末にするようになった。
 ・栄養のバランスが崩れるようになった。
 ・体格は良くなったが、体力が無くなった。
 ・我慢ができなくなった。
 ・集中力が無くなってきた。
 ・家族との会話が無くなってきた。
 ・兄弟が少なくなった。
 ・食事を一人で食べるようになった。
 ・祖父母などの先人の知恵や経験を伝承されなくなった。
 ・人との関わりが希薄になってきた。

 などなど、こうしてみると生活が便利で豊かになった分、問題も大きくなってきたようですね。


時代の変化から…?