子育てをする中で、叱ったりほめたりする事は多くありますが、どちらの行為を多く行っていますか。多分に「早く起きなさい」「勉強しなさい」「早くしなさい」「駄目じゃない」など、叱る行為が多いのではないでしょうか。その子供の良い点を伸ばすよう注意して見ていてもやはり、注意される様な行動や動作が目に付いてしまいますよね。
 子供の立場から見れば、親は、子供がいい時は黙っていて、そうでない時は怒られるので、「不公平」だと言う事になります。でも、良い点を見つけて「ほめる」と言う事はなかなか難しいものです。
 「叱るより、ほめる事の方が十倍以上の教育効果がある。」と、ある学者が言ってます。大人の世界でも、がんばって仕事をして労いの言葉をかけられると元気が出てきますね。子供も同じで、自分を認めてくれたりほめられた時、「もっとがんばろう!」「また同じ事をやってみよう。」という気持ちになります。これが教育において、一番大切なことです。ほめる時も、「よく勉強してるね」「よくがんばってできたね。」と一言声かけしてあげるだけでいいのです。
 全ての子供は、能力や感性がまちまちで個性があります。苦手な事や得手な事があります。どんな子供にもすばらしい能力が秘められています。家庭の中で親がその子の良い点を見つけてあげ、ほめて、励まし、忍耐強くできるまで待ってあげる事が大切です。
 しかし、ほめる事も大切ですがほめるばかりではいけません。叱る時には厳しく叱り、惜しみなくほめてあげる、そのバランスをしっかりとる事も大切ですね。




ほめるという事