シマクサラシ

 2月の上旬に各地で行われる村落全体の悪疫払いの行事です。
地域によっては牛を殺し、トゥン(殿)、アジシー(古いお墓)、村落のニーヤ(根屋)などに供えます。

 牛の血をガーガー(他の地域ではススキと桑の葉など)と呼ぶ植物の葉につけ、各家の壁、便所、門などに塗り付けます。
 また、左縄(普通の縄と逆に左綯りになったもの)を牛の骨を括り、集落の四方のはずれに張り、外からの厄災を入れないようにします。