【久慈川のシガ2001】 254Kバイト

【久慈川のシガ】

冬の奥久慈2001

 「しがの観察」


奥久慈を流れる久慈川に・・とりわけ寒い冬には「シガ」と呼ばれる流氷が流れる。
毎年のことではない・・2〜3日の場合もあれば、殆ど流れない冬もある。

ほぼ25年前に、暮れから1ヶ月間も「シガ」が流れた年もあったが・・
2001年の1月は、それ以来の寒い冬となった。

シガの流れた期間に限れば、それ以上の寒い冬とも言える。
この画像は、当HPの冬の風物・シガ2001の総集編である。
                   




久慈川のしが
01.01.15-松沼橋
                

02.01月発行【昭文社】GIGAマップル情報発信
関東道路地図-大子町の頁に掲載

05.11月発刊【小学館】「ふるさとお国自慢」
平成大合併・日本新地図
茨城・県北版に掲載





【シガの発生】
岩場の溜まりの部分で、岩陰に発生した"シガ"が
寄り集まって溜まり、ぷかぷか浮いていたが・・ 
この"シガ"は20p程川底の石にへばりついて

キノコ雲のように増殖したようにも見える!!
下野宮・八溝川との合流点 2/10-8:30









 
  

 
       シガ物語  01.01.14

        左上:「シガ」を掬ってみると、
          
シャーペット状の氷

       
 関岡橋付近(福島県矢祭町関岡)

        上:ザルなしでも冬場の"梁(や
        な)"では「シガ」が穫れる
        矢祭の"梁"

          左:
「シガ」の発生? 池田橋 
         
 石の周りの流れの弱い
         部分にシャーペット状に

          溜まる



「氷河」の発生について
【定説】
過去に、気温−4℃・水温−1.5℃では流れず、
気温−9.5℃・水温−1℃では流れたとの観察記録がある。
(今年の観察では、−5℃から−6℃以下で発生するようだ)
比較的川岸に近い、水深15pの丸い石が多数ある場所で
石の周りが"藻のように"凍って浮かび、シャーペット状で流れる。
『大子一高新聞より』



最低気温により観察可能な地点(早朝)
【2001の観察結果】
−6℃・・・矢祭町〜袋田・丸木  
−7℃
・・・矢祭町〜上小川橋        
   −8℃・・・矢祭町〜山方町岩井橋
  −9℃・・・矢祭町〜大宮町岩崎
          (連続厳寒日後)−5℃でも矢祭町〜山方町岩井橋
【気温は大子町大沢での観測値】

シガの消滅地点
【2001の観察結果】
冷え込みの程度により、北田気-久野瀬-丸木辺り・・
厳寒日でも上小川橋辺りまでが一般的だ。
外気温2℃位で水温が上がり、くるくる回りながら
溶けて儚く消える

今年のように、山方町や大宮町まで観測できる冬は
極めて希な出来事とも言える。

                                                                                         

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これがギンギンの氷河 1/15 松沼橋



1/16 上小川橋



シガの発生現場の一つか

                

ぷかぷか浮いているものと、浅い川底の石に
根っこのように付いたままのシガもある


                                                     

立春後の猛寒波  2/15   旧三美亭裏

                                           
 
  
      真冬並のシガ  2.15  松沼橋