＜番外編＞

＜その他のサッカー観戦編＞

２００２．６．１ 2002 FIFA World Cup KOREA/JAPAN 予選リーグ グループE
ドイツvsサウジアラビア（札幌ドーム）
一次販売で抽選に外れ、サポーター枠ではかすりもせず、二次・三次販売ではすっかり諦めていたW杯でしたが、ひょんな事からチケットを入手でき、観戦できることになりました。
（りおんさん、バリー、ホントにありがとうm(_ _)m）

さて当日。全席指定であることから、普段のコンサの試合とはうってかわってのんびり出発しようといいつつも、ゲートでのボディチェックやらなにやらに時間を取られてしまうのがいやなので、一応早めに行ってみよう、ということになり、20:30キックオフにもかかわらず、地下鉄福住駅に着いたのは14時過ぎ(笑)。チケットの色はイエローだったので、本来はドームよりも隣の月寒東駅の方が近いと思われる福住駅の２番出口からドームに行かなくてはならないのですが、あまりに試合時間より早いので、交通整理も始まっておらず、いつものごとくイトーヨーカドーから地上に上がりました。ここで既に１３時すぎからゲートにいたらしいうめちゃんに電話したところ、ビール買出しの要請が・・・。結局飲むしかないのね(笑)。そんなわけでイトーヨーカドーでビールを買おうと地下の食品売り場に行ったが・・・。ビールどころか酒がどこにもない。心の中で「俺の命の水がぁ〜〜」と叫びながら売り場を右往左往したら、
「６月１日・３日・７日は酒類の販売を中止させていただきます」
なんて書いた張り紙が・・・（涙）。
しかたなく昼飯とお茶だけ購入し、ドームに移動。ドーム手前の歩道橋のところでりおんさんにバッタリ。当然りおんさんも同じ席なので、先に並んでいるうめちゃんのところに行こうということになったが、りおんさん曰く「うめちゃんが『先頭に並んでいる』とか訳のわかんないことを言ってたよ」とのこと。「なに訳のわかんないこと言ってんだかねぇ〜(笑)」とかダベりつつゲートに向かいました。途中、こんな物々しい風景を眺めつつ、ドーム東側・36号線沿いのゲートに到着しました。
「おい、本当に先頭だよ(笑)」
本人が電話で言っていたとおり、ゲートの真ん前にうめちゃんの姿が(笑)。っつーか、全然並んでいる人がいない(爆)。さて、そんな早く着いたところですることは一つ。呑むだけである(笑)。幸い、近くのセイ●ーマートではバリバリ酒を売っていたので、早速ビールを買ってきて宴会開始。くどいようだが既に13時過ぎからゲート前で並んで先に出来上がっていたうめちゃん＠お父さんは警察幹部は警察の警備がいまひとつピリッとしない姿を見かけるたびに「んったく、段取りわりぃぞぉ〜」などと挑発し、ほとんどフーリガン状態(爆)。そうこうしているうちに、外国人のサポーターもちらほらと現れはじめました。私たちのすぐそばには、カウボーイハットを被った、やや太目の白人男性が陣取っていたのですが、英語が堪能な（意外だった＾＾；；）りおんさんが早速話し掛けていました。この男性、実はアイルランドでレフリーをしていた方で、今は後進の指導をされているとか。早速ビールをごちそうしました(笑)。
しばらくこの男性と（りおんさんが）談笑していると、正真正銘ドイツ人サポーターの４人組が現れました。私が彼らの前で携帯をいじくっていると、彼らの一人が近づいてきて、（英語で）「それ（携帯のストラップ）俺にくれない？」と声を掛けてきました。その日私は某カード会社のキャンペーンで貰ったW杯オフィシャルストラップをつけていたのですが、目ざとく発見したこの男性はこれを欲しがっていたのでした。
「ここは国際交流のため、いや、４年後のWorld Cupドイツ大会の為にここで恩を売っておこう！」などと、ちょっとだけよこしまな思いをめぐらせ、この日初めて着けて行ったストラップを気前良くプレゼントすると、代わりにピンバッチがいっぱい着いたボール紙を差し出した彼は、「どれか好きなのあげるよ」と、のたまいました。
おお〜、なんかこの展開、わらしべ長者みたいだぞ(爆)。
私が貰ったのは、バイエルンミュンヘンのユニフォームをあしらったピンバッチ。しかし赤黒のはずのバイエルンミュンヘンのユニが、なぜか赤青になっている。パチモンか？(爆)　まあいい。折角の記念だし。これがきっかけで開門直前まで彼らと談笑しつづけました。（もちろんビールを振舞うことも忘れませんでした^^;;）ちなみに彼らはドイツの試合を追いかけて、日本国内を転戦すると言っていました。（もしかしたら決勝トーナメント進出したから韓国にも行ったかも？？）
そんなこんなで気がついたら16:30。開門一時間前になり、国道沿いのゲートが開き、ドーム入口まで誘導されました。
ここで仲間内の一人（本人の名誉のために名は伏せます）が「トイレに行きたい・・・」とぽつり。そりゃそうだ。並び始めてからだいぶ時間も経ってるし。っていうか、俺もモヨオシテキタゾ。しかし、ドーム入口まで入場してしまったがため、周りにはトイレもない。ドームの中のトイレには入れない。気をそらしてうろうろする場所もない(爆)。ここから開門までは地獄の１時間でした（脂汗）。
そして当初予定より10分ほど早く開門。開門時間が早まったのは、きっと俺たちがしきりに係員に「トイレ」アピールしていたからに違いない（確信）。ここに並んでいる多くの人とは違う意味で開門を待ちかねた我々を待ち受けていたのは厳しい持ち物検査とボディチェック。頼むから「下腹部は押してくれるなよぉ〜」（んなことしないって^^;）と祈りつつゲートを通過し、座席にも向かわず、売店にも目もくれずトイレに一目散(爆)。
ん〜、至福の瞬間(爆)。
人間、ここまで水分を溜めておくことができるのか！っていうくらい止まらない(笑)。
落ち着いたところで、晩ご飯を確保、席を確認し、喫煙コーナーへ移動したら、さっきのドイツサポーター４人組の姿が。折角だからみんなで記念撮影（でも俺はカメラマンだったので映っていませんT-T)。彼らに教えてもらい、会場内限定グッズの「対戦カード入りピンバッチ」も無事購入し席に戻りました。そして後ろから声がする。ふと振り返ると、例の４人組が２列後ろに座ってたりする(笑)。よほど彼らと縁深いようだ(^-^)。
さて、席に戻ってW杯を堪能していたのですが、試合開始30分前になっても我々の陣取る席から前の方が全然埋まらない。これは一体どういうことだ？？するとりおんさんが「ドイツの人たちってさぁ、試合直前までパブで飲んでから試合会場に来るんだってさ〜。どうする？そういうメンツの席だったら？？」と一言。そうなったらそうなったで国際交流パート２だぁ！と開き直ったんですが、結局その席は例の「売れ残り席」だったらしく、試合開始後も空席のまま。まあ、その席はそれを悟った他の席に居たドイツサポーターな人たちで結局埋まりましたけど。
試合の内容は皆さんご存知のとおりドイツ製８連発花火大会。途中、ビールを買いに席を外している間に得点が決まったりしましたが、そんなことも全然気にならない展開(爆)。最後にはゲップが出ましたよ、ホント。ただ、当のドイツ人サポーターにとっては至極のゲームだったことは想像に難くなく、試合後、例のドイツ４人衆とはハイタッチして別れました。
それにしても今年の生観戦サッカーって、コンサといい、この試合といい、サッカーになってない試合ばっかり(鬱)。
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