<ボーナストラックは天皇杯!2004年編>
2004.12.12 | 第84回天皇杯全国サッカー選手権 第5回戦 対大分トリニータ戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場-KKウイング) |
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ついうっかり天皇杯4回戦で市原に勝ってしまった勢いで、残り少ない遠征資金をはたいて遠征することにしてツアーを申し込んだのは、ツアー発売の2日後の11月16日。しかし既にその時点で売り切れ・キャンセル待ち5番目でした。普通のツアーや航空機のキャンセル待ちなら、5番目なら期待が持てそうな気がするのですが、何しろ試合が終わった翌々日にいきなり発表になった応援ツアーへの参加を即決するような連中が参加するツアーなわけですから、基本的には仕事をブッチしてでもツアーに参加するに違いなく、キャンセル待ちなんぞ当然出るわけがありませんでした。 半ば諦めかけていた11月の下旬、私の携帯が突然鳴った。着信番号を見ると見たこともない番号。ちょっと出るのも怖い気がしますが、営業という仕事柄、こういう電話に出ないわけにはいきませんので出てみると、「日本旅行の者ですが…」とのことだった。話の詳細は、「1泊2日熊本空港発着のツアーは相変わらず空きが出ないが、KKウイングからジャンボタクシーで福岡に移動し、福岡空港経由でよければ、数千円料金がアップするが行けますが参加します?」という内容。当然即決し、他にも参加者が居た為ツアー成立し、無事熊本に乗り込むことができました。 出発前日まで深夜残業が続き(しかも前日は午前様!)、荷造りもままならないまま当日出発。今回の遠征では久しぶりに、自分がアウェイで振ると勝率が高いOSCのフラッグを預かり、現地に持っていくことにしました。快速エアポートで新千歳に移動し、チケットを受け取り、することもないので搭乗口までさっさと移動して、これまたゲン担ぎの「儀式」を一人で寂しくやってたら、ぽつぽつとお友達が集まりだしたので一緒に移動することにしました。羽田に着いて乗り継ぎの案内を受けると、なんと飛行機が機材繰りの関係で遅れているとのことで、JALさんからお食事券が配布されました。同行しているYくんと相談した結果、その食事券は昼食時なのに「ビールとおつまみ」に化けてしまいましたw。結局熊本着は午後の3時過ぎ。熊本市内観光を軽くしておこうという話だったのですが、だんだん微妙な時間に…。 そして熊本空港から熊本市内に移動するバスに乗り込んだのですが…。これがとんでもないバスでした。2人掛けの席はほぼ満席、私の隣に至っては2歳くらいの子供を抱っこしたお母さん(Notサポ)がいて、「もう乗れねーよ」状態。しかし運転手は補助席まで無理矢理開放して、本当に満席状態。次のバスがもう来ているのにですよ。ぜってぇ次のバスはガラガラだったにちがいない…。おまけに運転下手だったし。 そしてバスは熊本市内に到着。途中、熊本城周辺をバスが走ったのですが、「本丸改修工事中」と書かれた懸垂幕が下がっているは、足場が組んであるはで、観光意欲が著しく低下。結局↓こんな写真だけ撮ってホテルへ移動w。
競技場駐車場に到着すると、駐車場には大分ナンバーの車がうじゃうじゃ。添乗員さんがのたまった「このバスで踏んでいきましょうか」に一同爆笑してバスを下車。駐車場からてくてく2,3分歩くと競技場が見えてきました。
そして後半。やはりボールポゼッションは大分に分があったが、徐々に札幌が展開する時間が増えてきたところで、後半10分、学也が粘ってファウルを貰い、スナマコがFKを蹴る。今日のスナマコのFKは結構いいカンジだったのですが、ややゴールから遠いところだったので、そんなに期待していなかったのですが…。何故かゴール前で権東がどフリーに、おでこを掠めて変なバウンドをしてゴールに向かっていきましたが、バーを越えるかなと思ったボールは何故かゴールの中に…。後からダイジェスト番組で振り返ってみたら、権東のヘディングは、ポストにあたって外に出かかったのですが、大分GKリッキーの左手に当りそのままゴールへ…。ある意味リッキーのオウンゴールなのですが、とにかく先制点ですよ、先制点!そりゃもうお祭り騒ぎですよ、ゴール裏は。誰彼かまわずハイタッチ&抱擁の雨あられ。しかしこれでやっと目が覚めたのか大分がますます攻勢に出る。とにかく先制点が後半の早い時間だっただけに、時間の経過が長く感じられました。特にロスタイムに与えたFKは心臓バクバクもの。しかも吉田の蹴ったFKは見事に枠の中。よっくぞはじき出してくれました!そして3分といいつつ5分はあったんじゃないかというロスタイムを経過して、リッキーがGKを蹴ったところで試合終了のホイッスル! 「うわ〜〜〜〜」 「やったぁ〜〜〜〜」 「勝ったぁ〜〜〜〜」 「○×△□@ΨΩψ♭」とかもう、ワケワカラン状態w。ゴール裏に挨拶に来た選手達と喜びを分かち合い、友情応援してくれたホンダロックサポと熊本農業イレブンに感謝を込めて「ホ〜ンダロック!どどんがどんどん」とコールをし「くまもとのうぎょう!どんどんどどどん」コールを送る。そんな勝利の余韻に浸りたかったのですが、自分はすぐにジャンボタクシーで福岡空港まで移動しなくてはならないので、みんなに別れの挨拶をし、そそくさと競技場を後にしました。ジャンボタクシーの中では、札幌留守番組の面々からお祝い電話やメールが殺到して、それらに返事をすると、どっと疲れが出てきてそのまま福岡空港まで爆睡。福岡空港でちゃりだーと軽くビールで祝勝会をして一路羽田へ。 羽田に降り立つと、背中にコンサのロゴが入ったアディダスジャージを纏った集団がいっぱい居ました。熊本経由のサポと合流できたのかなーと思ったら実は、コンサのU-15の少年たち。彼らはこの日残念ながらユース選手権決勝トーナメントでPK戦までもつれた結果敗退し、札幌へ帰る途中でした。負けたとは思えないほど元気でしたが(笑)。 それにしても、残り少ない遠征資金を拠出した甲斐のある遠征でした。 さて、元旦どうしよう(笑)。 |
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