<絶対残るぞJ1!!編その4

2001.5.19 Jリーグ ディビジョン1 1stステージ第10節
対ジュビロ磐田戦
(磐田スタジアム)〜後編〜
〜磐田戦観戦記(前編)よりつづく〜
さて、試合結果と初夏の陽気でトロトロの私たち一行は、とりあえず名古屋まで戻ることにし、ジュビロ磐田スタジアムを後にしました。浜松泊りの人を下ろし、再び東名道を今度は名古屋へ向かって移動。浜名湖サービスエリアに戻ってきました。この時すでに辺りは真っ暗。夜の7時くらいになっていたでしょうか。行きの浜名湖SAでうなぎ弁当を食べたっきり、まともな食事を摂っていなかった私たちでしたが、名古屋の美味しいお店を紹介してくれるというはちさんの嬉しい心遣いもあり、浜名湖では軽食(私はおにぎり1個)で済ませ、とっとと出発。一路名古屋に向かって走り出すと、ハンドルを握っているりおんさんが何やらゴソゴソ食べ物を取り出して食べている。「ごっこ」とかいうお菓子を食している。はちさんの話では静岡県内でしか買えないお菓子らしい。そんなことを愛知県に入ってしまってから聞かされた私たちは、りおんさんから「ごっこ」を強奪して食べてみた。おいちぃ〜(はあと)。浜名湖SAに戻れ!とかいう一部(俺のことね)の意見を無視して、車はようやく名古屋到着。
名古屋の中心街、栄に着いた所ではちさんとはお別れ。別れ際にははちさん責任編集の「栄周辺うまいものマップ」まで頂き(しかも自転車で栄周辺を走り回って調べてくれたらしい)、一同感激!これで夜の宴会は万全だ。っていうかやっと晩飯にありつける。やっと気分も前向きになってきたと思ったら、横で運転中のりおんさんの機嫌がみるみる悪くなっていった。「どうしたの?」と訊くと、「さっきからさぁ〜、街を歩いているおねぇちゃんを見ているうちにだんだん腹が立ってきた」とのこと。りおんさんの言葉に促されるように助手席から街を歩く女性たちを見てみると【検閲により削除】。どうやら「日本三大【検閲により削除】産地」というのは本当なようだ。そのうちりおんさんが信号待ちの時に「お!あれはどう??」と指を差す。右斜め後姿しか見えないその女性は、その角度から見る限りかなりイケてそうだ。思わず「こっち向けぇ〜〜!!」とレンタカーの中でささやく妖しいオトコ3人集。その瞬間彼女がこっちを振り向いた!!!
あ゛〜〜〜〜〜っ・・・・。(一同失神)
あ、あ、あごが
釣り針のようにしゃくれている!!。。。日本が銃社会であったら、迷わず我々3人で蜂の巣にしていたであろう。タダでさえ長旅なのに、ホテル近くまで来て追い討ちをかけられた我々一行はやっとホテルに到着。りおんさんだけ別のホテルにチェックインのため、ここで一旦別れてりおんさんのホテルに集合することに。荷物を置いてりおんさんのホテルに移動すると、またりおんさんが不機嫌になっている。かなり目が釣り上がってる。普段のほがらかりおんさんとは別人のようだ(笑)。何やらまわりの車の運転マナーの悪さに血管が2〜3本切れそうになったらしい。確かに名古屋は運転マナーが悪い。高速の料金所では、ゲートの直前になって割り込む車が異常に多いし、2車線の道路の真ん中を走る「名古屋走り」なる言葉もあるらしい。それに繁華街の路上駐車もかなり激しい。道路幅がない一方通行であるにもかかわらず、道路の両側には駐車車両が数珠繋ぎ状態。ススキノ交番も真っ青だ。
気を取り直してはちさんご推薦のお店に入る。ここは居酒屋だが、一通り名古屋の美味しいものが食べれる店らしいので、それなりに名古屋っぽいものをいくつか注文して反省会に突入。一気に3人ともお通夜状態に陥り、りおんさんに至っては長距離運転の疲れも出たのか、こっくりこっくりしだしたので、宴会は早めに切り上げホテルに戻ることに。(宴席の隣のテーブルは何やら合コン風の男3女3の宴会だったが、やっぱり【検閲により削除】であったことは言うまでもない)ホテルに戻ってシャワーを浴び、テレビを見ていたらそのまま布団にも入らずに寝込み、気が付いたら朝だった(爆)
去年までは試合が日曜開催だったので、宿泊した翌日はかなりドタバタするもんだったのだが、今年からは翌日はゆっくり過ごせる。ということで、今日は一日名古屋周辺を観光することにしました。りおんさんは名古屋在住の知人と一日過ごすということなので、うめちゃんと私でレンタカーを一日転がし、だらだらと観光することにしました。コンビニで観光ガイドを購入し、知多半島あたりで温泉にでも浸かろうかと移動を開始。早速高速に乗り込む。料金所を通過すると、いきなり高速が分岐している。しかも行き先表示板に書いてある地名がチンプンカンプンだったので、ナビ役のうめちゃんに「どっちに曲がるの〜??」と訊くと、一瞬の間があいたあと「左だな」ということになり、分岐点を左に進路を取り、一路知多半島へレッツゴー!(死語)加速の悪いレンタカーがジワジワ加速し始めた途端、いきなり高速道路の終点に到着、一般道に合流(汗)。料金所から500mも走っていないところで高速道路が強制終了。料金は市内均一料金の600円。500m走って600円。加速もしないうちに600円。2人とも目が点になりながら、気を取り直して反対車線の高速入口に戻り仕切りなおし。改めて知多半島へゴー!アヘッド!!(意味不明)。30分ほど走って、知多半島有料道路に入り、半島の半分くらいに着いた頃に、「あ゛!」とうめちゃんが叫んだ。「そうだ!『養老天命反転地』に行かない?」「は?何それ??」「行ってみれば判るよ!」「ふ〜ん。じゃ行こうか」って事になり、名古屋市を挟んでまったく反対側の岐阜県の養老温泉付近の『養老天命反転地』に行き先が決定。名古屋市内をとおるのを避け、前日にヘリコプターと軽飛行機が空中衝突した桑名を通り、お昼ごろにやっと『養老天命反転地』に到着。なにやら有名な空間デザイナーが作ったらしいこの場所、「行ってみれば判るよ!」と言っていたうめちゃんの言葉とは裏腹に、起伏の激しい坂に天地がさかさまの建造物が立っていたり、真っ暗闇の通路があったり、行ってみたら余計どういうテーマパークかまったく判らなくなってしまった。どのくらい訳がわからないテーマパークかは皆さん直に行って確かめてください。ちなみにHPはここ
起伏の激しい坂道にすっかりじん帯の伸びた左足をやられてしまった私とうめちゃんは、そのまま養老温泉に浸かって帰ることにし、『反転地』の駐車場の警備員に近くにある日帰り入浴できる施設を教えてもらい、湯治に向かいました。が、着いた施設は、ひゃくにじゅっぱー「スーパー銭湯」。この際どうでもいいや、建物も新しいし、ということでまったりと入浴し、サウナ(←このへんがスーパー銭湯)に入って汗を流し、一路、空港がある小牧に向けて出発。暫く田舎道を走っていると、彼方に名神高速と思われる橋脚が見えてきた。このまま今来た田舎道を走るより、適当なところで裏道に入ったほうが近いだろう、ということで、ホントに適当なところで裏道に突入。田んぼのあぜ道みたいなところを走っていたら、車一台がやっと通れるか通れないか(というか明らかに通れないと思った)木製の橋があったが、これはおっかないから無視。そのまま橋を渡らずに小川のわき道を走りつづけると、なんと道が終わってしまった(爆)。「おかしいなぁ〜」(っていうか、土地カンもないのに裏道に入る俺たちの方がおかしい)と思い、今来た道を引き返そうと切り返しの鬼になっていると、さっきの木製橋にアコードワゴンがチャレンジ中。様子をうかがっていると、なんと橋を渡りきってしまうではないか。「あの車に渡れるなら軽自動車もどきのスパーキーに渡れない訳がない!」「あ、しかも地元(尾張小牧)ナンバーだし、これがきっと近道なんだよ、きっと」「そうだね」ってことでこのアコードワゴンを尾行。川っぷち(Not椅子男)をひたすらアコードワゴンを追走。「これで高速にもどれるね!」と話しながら走ること約15分。前方に橋が見えてきた、って、これさっき死に物狂いで渡った腐れ橋じゃん!15分かけて、この辺一体の集落を一周しただけだった。その後何度か道に迷いながらも何とか名神高速に乗り込み、無事小牧到着。
しかし物語は終わらない。高速を降りたとたんにいきなり渋滞。どうも一筋縄では行かない渋滞のようなので、近道しようってことになり、またもや本当に適当なところで左折。しかし走っても走っても空港らしき建物すら見えない。りおんさんとは空港で待ち合わせしているのに、刻々と待ち合わせ時刻が近づいている。レンタカーはガソリン満タン返しが基本なので、とりあえずスタンドに入り、空港までの道を聞こうと思って入ったスタンドがこれまた選択ミスだった(笑)。
<以下、スタンド店員と私の会話>
店員(以下「店」)「いらっしゃいませ〜」
なおし(以下「な」)「レギュラー現金で満タンでお願いします。それか・・・」
店「はい〜!ありがとうございますぅ〜!レギュラー満タン!
な「あの〜、小牧空・・・」
店「お客さ〜ん、現金会員になりませんかぁ〜!今なら・・・」
な「いや札幌から来てるんでいりません」
店「ほえ〜、札幌から来てるんですか〜」
(【俺の心の声】っていうか
ナンバー見てレンタカーだって事気づけよ
な「ところで、小牧空港までの道を教えて欲しいんですけど・・・」
店「少々お待ち下さ〜ぁい!」(【心の声】やっと本題に入れた)
しかし私の期待を大きく裏切り、店員はいきなり窓を拭き始める・・・。
な「あの、急いでいるんで・・・」
店「え〜、それでは道をご説明します。え〜、この道を・・・・(以下省略)」
な「ありがとうございます」
(【心の声】二度と来るか!ボ●店員!←っていうか、ぜって〜
二度と来れないんですけどね)
そんなこんなでやっと空港に到着、りおんさんが車を返しに行ってくれて、一件落着。
すっかり疲れきっていた私は飛行機の中でも爆睡し、何とか札幌に戻りました。

普段厚別でロスタイムに同点→Vゴール勝ちって試合を何度も見ていただけに、その時のアウェイチームのサポーターの気持ちがよ〜く判った遠征でした。

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