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実は多い! ゲームが命を救った話 ![]() 世の中、「数多くの命が助かった話」を聞くが、「ゲームで命が助かった話」というのはあんまり聞かれない。 だが調べてみるとマスコミ報道されていないだけで、ネット上にはゴロゴロとそういったニュースがあり、驚かされるのだ。 命が助かった少年と妹 【らばQ】 あるノルウェー人の兄妹 (10歳くらい) が森を歩いていると、突然凶暴なヘラジカに襲われた。 何だシカか、とシカトしている場合ではない。このヘラジカ、先日筆者を噛んだ奈良公園の極めてチンケなシカとは違い、体長2〜3メートル、体重にして軽いものでも200キロ、重いものだと800キロもある “闘牛” のごとき奴である! こんなのに襲われたら、大人でもたまったものでない。実際、隣のフィンランドでは、毎年およそ10人がヘラジカに殺されている。 そんな中、兄のハンス君は妹を助けるため、とっさに“棒で叩き続けて挑発し注意を自分に引き付け”、その後に“死んだ振り”をし、ヘラジカから逃れたという。 なかなかややこしい手順を踏んでいるが、一応凶暴なヘラジカを回避できたのだから、大したもの。 そしてさらに驚くべきは、この方法を、『World of Warcraft(ワールド オブ ウォークラフト)』という大ヒットMMORPGゲームによって学習したということだ。 つまりこの兄妹、ゲームによって命拾いしたということになる。 でもまあ、『World of Warcraft』も実にマニアックなこと教えているな、と思ったりもするが。 事故車から家族を助け出した11歳の少女 事故車から家族を助け出した11歳の少女 【ジーパラドットコム】 こちらはまだ先月末の話。 アメリカ・イリノイ州のある家族が車を走らせていたところ、運転を誤ったか、ガードレールに激突、横倒し状態で隣の溝に落ちてしまった。 両親が車内で逆さづりになって動けなくなっている中、11歳の娘・オードリーのみ早々に、割れた後方窓から這い出して残る全員の脱出の手助けをしたという。 オードリーは11歳ながら、「転覆した車は爆発炎上の危険性がある」ことを既に知っていて、そのため迅速に行動し、家族を助けたとか。 しかし彼女がそれを知ったキッカケが、あの『グランド・セフト・オート』! このゲームは残虐ゲームのため、アメリカではレーティングが「M」(17歳以上)。 一応、オードリーの素晴らしい活躍のため、「なぜ11歳でプレイしているの?」というツッコミは、今のところ来ていない模様。 【Ameba】 こちらもアメリカの話。 ケンタッキー州で建設会社を経営しているガルシア氏は、就職希望者を装った2人組にモーテルに拉致監禁された。 閉じ込められたモーテルで暴行を受けたり、小切手を切らされたり、絶望的な状況下にあったが、密かに脱出の機会をうかがっていた。 そんな時、見張り役がPSPのゲームに激しくハマり、1日中プレイしたために疲れて居眠りをしてしまった。 ガルシア氏はそれを見逃さず、部屋から抜け出して脱出に成功。後日2人組も逮捕されたという。 いやぁ、ゲームって本当にいいもんですね〜、と思える脱出劇だが、映画化の話はまだ来ていない。 チャットで産婦の生命を救う 【japan.internet.com】 一方こちらは韓国。 ソウル近郊の港湾都市・仁川(インチョン)で、ある産婦の手術中に、輸血用血液が足らなくなってしまった。 それもそのはず、この産婦の血液は「RH-O型」で、東洋人では200人に1人しか適合しないというから、事は重大だ。 だから病院内放送で呼びかけても、適合者は見つかるとは思えない。 そこで産婦の家族がとった行動が、近所のネットカフェで、いつも遊んでいるオンラインゲーム『リネージュ』の“チャット機能”を使うことだった。確かにこれならリアルタイムに多人数に声掛けが可能だ。 これは見事に当たり、メッセージが殺到、「RH-O型」を持ったゲーマーが3人も駆けつけてくれて、産婦の命は助かったという。 まさに美談かつ勲章モノで、『リネージュ』をサービスするメーカーは鼻高々だが、ゲームそのものは、「自分のキャラクターのレベルを上げるために、他のキャラクターを殺す残虐なゲーム」と非難されている。 【4gamer.net】 『Food Force』は、凄く深刻である世界の飢餓問題に取り組むWFP(国連世界食糧計画)の活動を人々に知ってもらう目的で開発されたシミュレーションゲーム、いわゆる「シリアスゲーム」というやつだ。 実際に人道支援活動を疑似体験できる上に、コナミが作っているだけあって結構本格的。 ミッションも6つあったり、「藤岡弘、」が声をやっていたり、こちらも凄いことになっている。 (※日本語版は こちら ) 【Folding@home】 アメリカのスタンフォード大学では、世界中からCPUを集めて、ガンやアルツハイマーなど、重い病気の研究を行っている。 そんな中、PS3のCellプロセッサによる計算能力は非常に重宝されていて、1台のPS3で約10台のPCに相当するという。 他にもPS3は、リアルタイム・シミュレーション映像の分野でも活躍している。 非常時の救命訓練にも応用(※動画つき) 【AFPBB News】 イギリスでは、救命救急士の訓練ゲームが登場。 内容はリンク先の動画で確認してもらいたいが、テロの現場で多くの人が倒れていて、彼らを効率よく助けるゲーム内容となっている。 誰を優先して助けるか、どのような処置をするかが“選択肢”で表示され、適切な答えを導き出していくことが狙い。 現在イギリスのシリアスゲーム市場は、年間10億ドルとかなり拡大していて、このゲームにおいても、現実の訓練と比べ低コスト、場所および時間の制約もないことがメリットとなっている。 自殺を思いとどまった身近な事例 さて、最後に自分の身近にある「ゲーム救命話」を少しだけ。 人生に病み、世間を悲観して自殺を考えた人がいて、いよいよ死のうと考えた時に頭によぎったのが、その頃好きだったゲームだったという。 結局、死んでしまうとこのゲームが出来なくなり、それは嫌だなあという気になったことが、「死」から「生」への架け橋となった。 なお後日、ご本人にお会いする機会があって色々話したが、その頃にはとても良くなっていて、かなりの時間、ゲームの話で盛り上がったのをよく覚えている。 だから死ななくて、本当に良かったな、と思う。 とりあえず、ゲームって人生を豊かにするものだ、と思っていいただけるだけでも幸いである。 |