大正昭和初期の若者達の今で言うアイドルであった竹下夢二は、
万人から共感される通俗性ゆえにかえって時代を超えて不滅の
光芒を放っています。このやるせない感傷を歌った「宵待草」は、
夢二独特の美人画と重なり合って、今も大正時代のロマンを感じさせます
ps; 宵待草は、標準和名としては存在しません。オオマツヨイグサ(あかばな科)として
知られており花期は6月〜初秋の頃まで。直径5〜7cmの4弁の黄色の美しい花が開きます。
この花を宵待草と呼ぶ人もあるのは、竹久夢二の「宵待草」の歌の影響であると思われます。
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