ピラニアの飼い方

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Pygocentrus piraya
※Wikipediaより転載
■ピラニアとは
ピラニアとは南米はアマゾンに生息するカラシン科の仲間で、人食い魚として有名な魚です。
ところが実際には驚くほど臆病で群れでの生活を好む、人食いというイメージとは少しかけ離れた魚なのです。
野生種は主に他の魚や小型の動物を捕食し、空腹でもよほど大群でいる場合でなければ大型動物は襲わないそうです。
但し血の匂いには敏感で、現地では川を渡る際には牛を生贄にしながら渡ることもあるそうなので、飼育下でもこの点を注意しなくてはならいでしょう。
またイエローピラニア、ブラックピラニアなどは「人食い魚」のイメージ通り獰猛であるため、飼育する際には十分に注意が必要です。
私が熱帯魚を飼い始めて間もなく挑戦したのがピラニアでした。
当時は満足に飼育法もわからず苦労しましたが、強靭な強さで長い間我が家のパートナーとして活躍してくれました。
ここでは最も長い期間飼育経験のあるピラニア・ナッテリーの飼い方を紹介します。
ピラニアナッテリー(Serrasalmus nattereri)
アマゾン川全域に分布 体長30cm 推奨水槽90cm以上
■飼育の前に
少数飼育でなく群れで飼育しましょう!
当時お店の人から「この魚は複数飼育した方が良いよ」と言われ、正直驚いたものです。
あの頃はまだピラニアについての知識もなく、獰猛な肉食魚としての印象しかなかったからです。

始めにも書いたとおり、実際は臆病で群れで生活するピラニアは、単独もしくは少数で飼育すると間違いなく水槽の奥から出てきません。
その姿は凶暴や獰猛といったイメージとは程遠く、鑑賞という観点からも外れてしまいかねません。
なのでナッテリーを飼うには複数で飼うのが基本となるでしょう。
90cm水槽ならば成魚個体を6匹前後、120cm水槽ならば12匹前後飼育出来るので、将来の水槽サイズと相談の上個体数を増やしましょう。
またナッテリー以外のイエロー、ブラックなどは単独飼育しか出来ません。
ピラニアの飼い方
■水槽&底砂について
幼魚の飼育には60cmでも問題ないでしょうが将来的には90cm以上が必要となります。
底砂は敷くならば暗めのもの、幼魚時は赤虫をメインとするので敷かない方が良いです。
■水質について
水質への順応性はかなり高いです。
野生では弱酸性の環境で生息しているようですが、珊瑚を使用していた水槽でも平気でした。
与える餌により水はあっという間に酸性に傾いてしまうので、その防御策として珊瑚を少量使用します。
■ろ過について
与える餌にもよりますが、それにしても水を汚すためろ過はしっかりと効かせます。
ただし投げ込み式など、水槽内にエアホースがぶら下がっていると必ず噛まれます。
よって齧られる可能性のあるフィルターは不向きです。
■保温について
サーモの検温部などはしっかりと止め、出来ればガードしたほうが良いでしょう。
キスゴムが劣化して水槽内でゆらゆらしていると必ず齧られます。
その他ヒーターのコードも必ず齧られると考え、塩ビパイプや市販のコードカバーなどで覆います。

この手の事故は起こってからでは遅いので必ず万全を期します。
水温は26〜28℃で良いでしょう。
■餌について
何でも食うので餌選びに苦労しませんが、幼魚時は赤虫をメインに配合飼料にも目をいかせるようにしましょう。
小型カラシン(ネオンテトラなど)の食べっぷりと同じく、彼らは食っては離れてまた食うという食い方をします。
活餌を与えると複数の個体で代わる代わる攻撃を加え、見る見るうちにバラバラにされてしまいます。
なのでどうしても水を汚してしまいます。

複数飼育では一体でも配合飼料に興味を示せば他の個体も食い始めるので、意外と簡単に餌付かせることが可能です。
共食いの可能性があるのでともかく空腹にだけはしないようにしましょう。

10cm程に成長したら配合飼料を中心に、食わないならばメダカや冷凍エビなどを与えます。
成魚には配合飼料をメインに、冷凍エビや子赤などを与えましょう。
また刺身やササミを与える人もいますが、どうにも脂肪分が多く水を汚すため余りお勧め出来ません。
■混泳について
多種との混泳は一切不可能です。
■メンテナンスについて
与えた餌の種類により水を相当汚します。
通常は1週間に一度の水換え(1/3〜1/4)を行えば問題ないでしょう。
水槽内に手を入れる際には十分に注意します。
水換えにはセパレターなどを用いたり、厚手の手袋を使用するようにしましょう。
驚かせると攻撃する可能性があります。
活餌を与えた場合、死骸の一部が沈殿している場合があるので見つけ次第取り除くようにします。
■最後に
誰もが名前くらいは知っている有名な魚です。
多種との混泳が出来ないせいか敬遠されがちですが、本種のみでも十分な魅力をもった魚ですので是非挑戦してみましょう。
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