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■アジアアロワナ Sleropages formosus |
附属書Tに該当するが、東南アジアのファームにおいて人工繁殖させた個体は、例外規定として商業取引が認められている。
乱獲や森林開発の影響を受け、天然のアジアアロワナは現地の人でさえ見られなくなってしまった。
我々が目にしているのは改良品種のみ。
アクアリストとしては複雑な気持ちである。
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■シーラカンス Latimeria chalumnae |
1938年、南アフリカ南東部のインド洋のカルムナ川河口付近で初めて捕獲され、絶滅したとされていた総鰭類(頭蓋骨が前後に分かれ可動する)の仲間であったことから『生きた化石』と呼ばれている。
体長は1〜2mで、深度150〜700mに生息する深海魚である。
2006年にインドネシアのスラウェシ島沖で、福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまのシーラカンス調査隊が生きたシーラカンスの撮影に成功した。
>>貴重な映像 |
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■タイガーバルブ Probarbus jullieni
最大1mを超える原始的なコイ科の仲間。
生息地である東南アジアでは急速に数が減っており、絶滅が危惧されている。 |
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■メコンオオナマズ Pangasianodon gigas
東南アジア最大の級のナマズ。近年乱獲や環境破壊により生息数が激減。
最大で2mに成長するこの種も、絶滅の危機にさらされている。 |
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■バルチックチョウザメ Acipenser sturio
高価なキャビア乱獲により激減。現在では養殖されているが、天然では絶滅の危機に瀕している。
本種以外にウミチョウザメも付属書Tに、チョウザメ属全種が付属書Uに掲載されている。 |
附属書 U |
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現時点での絶滅のおそれはないが、取引を厳重に規制しなければ、将来的に絶滅が危惧される種。
輸出国の許可証がないと商業取引は出来ない。
動物4,000種(魚類7種)、22,000種以上の植物が掲載されている。 |
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オーストラリア政府の許可が下り、管理下で養殖に成功した個体のみ輸入された。
最大で180cmにまで成長し、推定寿命は100年とも言われる。最も古い化石は2億4500万年前のものである。 |
■ネオケラトドゥス Neoceratodus forsteri |
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世界最大の級の淡水魚で、全長270センチという記録がある。 現地では乱獲の影響で激減し、更に養殖で出回った個体も、その大きさから持て余され、哀しい末路を辿るケースも少なくない。我々が安易に手を出せる生き物ではない。 |
■ピラルクー Arapaima gigas |
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最大で14mにもなる世界最大の魚。
ウバザメも付属書Uに掲載され、更にはホホジロザメも附属書Vに掲載されている。
生物の歴史も、我々人間の手で破滅に向かいつつあるとは皮肉なものである。 |
■ジンベイザメ Rhincodon typus |
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■ブラインドアフリカンバルブ Caecobarbus geertsi
洞窟内に生息する不思議な種で、目や色素が退化している。コイ科の原種的な種だがやはり絶滅の危機に瀕している。 |