アロワナの飼い方

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アロワナについて
Scleropages formosus
※Wikipediaより転載
アロワナとは、分類上オステオグロッスム亜目、オステオグロッスム科、オステオグロッスム亜科に属する、オステオグロッスム属とスクレロパゲス属の2属の魚を指す。

やや細長い体型のオステログロッスム属にはシルバーアロワナ、ブラックアロワナの2種。
体高があり、肉厚なスクレロパゲス属にはアジアアロワナ、スポッテッドバラムンディ、ノーザンバラムンディの3種類がいる。
いわゆる「古代魚」と呼ばれる真骨魚類の中では比較的新しい系統である。
アジアアロワナは、サイテス附属書Tに該当するが、東南アジアのファームにおいて人工繁殖させた個体に限り、例外規定として商業取引が認められている。

観賞魚としての人気は高く、誰しもが憧れる魚でもある。
但し安価なシルバーアロワナなどはその大きさ故に持て余されることが多く、健全な個体はなかなかお目に出来ないのが現状である。
アロワナ飼育の鍵は「どれだけ大きな水槽が用意出来るか」にかかっている。
数万〜数十万のアジアアロワナはともかく、数千円のアロワナに何十万もの設備投資が出来るかどうか、出来ないのであれば飼育は不可能である。
実は一番飼うのが難しい大型魚アロワナの飼育法を紹介する。

シルバーアロワナOsteoglossum bicirrhosum)
推奨水槽180×60×60以上 体長1m アマゾン川水系に分布
大型魚の代名詞的な魚であり、南米を代表する古代魚の仲間でもある。
近年東南アジアでの養殖が盛んとなり、驚く程安価な幼魚が売られているため、衝動買いの対象となりやすい。そのため悲しい末路を辿るパターンが非常に多い。
大型魚の入門的な扱いを受けているが、実際には以下に紹介するアロワナの中でも最も大きくなる。
飼育下でも平均して70cmを超える個体が多いので、最低でも120cm以上の水槽が用意できることが飼育条件となる。
成長は極めて速く、1年もしないうちに30cmを超える個体も珍しくない。
水槽は早めに大きいものに変え、くれぐれも衝動買いはしないこと。
飼育者に非常に慣れる為、良い環境で飼ってあげると本当に犬や猫を飼った気分も味わえる。
ブラックアロワナOsteoglossum ferreirai)
推奨水槽150×60×60以上 体長70cm ネグロ川水系に分布

画像:熱帯魚写真館様
幼魚は名前の通り黒い体が特徴的であるが、成長と共にシルバーアロワナに非常に似かよった姿になる。但しこちらの方が体格が若干スマートで小型である。
他の種に比べ弱いとされるが、それは現地の生息域がpHの低いネグロ川水系であるためで、極端な水質には耐えられない個体がいるからであろう。またシルバーアロワナのような養殖技術が確立していないため、100%ワイルド個体という点も飼育の難しさを増長させているのかもしれない。
但し水質悪化にさえ気をつければ特に問題はない。
シルバーより若干小型なので、120cm〜150cm水槽が用意できるなら飼育が可能である。
アジアアロワナScleropages formosus)
推奨水槽180×75×60以上 体長80cm 東南アジアに分布

画像:熱帯魚写真館様
現在のアロワナ界のまさにキング。
値段、迫力、美しさ、どれをとってもナンバーワンである。
アジアアロワナは、サイテス附属書Tに該当するが、東南アジアのファームにおいて人工繁殖させた個体に限り、例外規定として商業取引が認められている。
丁寧に育て上げた個体の美しさは目を見張るものである。
誰もが一度は夢見るアジアアロワナ。スクレロパゲス属は総じて体が堅い為、幅180cm、奥行きは最低でも75センチは欲しいところである。
過背金龍
名前の通り鰓、鱗から背中にかけて金色に輝く非常にゴージャスな個体である。
原産地マレーシアにちなんでマレーシアゴールデンと称される。
紅龍
体が真っ赤に染まる非常に人気の高い種である。
その赤さにも様々なものがあり、辣椒紅龍、血紅龍などと分類される。
紅尾金龍
過背金龍に似ていがこちらは背中まで金色にはならない。名前の通り尾鰭が赤味を帯びる。
一般にスマトラゴールデンとも呼ばれる。
グリーンアロワナ
アジアアロワナの中では最も安価である。飼い込まれた個体はプラチナに染まり、非常に見応えがある。
スポッテッドバラムンディscleropages leichardti)
推奨水槽150×75×60以上 体長60cm(自然化では90cm) オーストラリア東部に分布
名前の通りウロコに薄赤色のスポットが入る。
水槽内では50〜60cmと他の種類に比べ小柄だが、体が硬いので大きめの水槽を用意する。
非常に気性が荒く、他魚に執拗に攻撃をしかける事が多いので混泳は失敗することが多い。
飼育には単独飼育が出来る環境を用意することが条件である。
トレードマークの髭が無い個体が多いが、ある程度成長すると再生してくるようである。
購入の際、髭の有無よりも健康な個体を選ぶの良い。
ノーザンバラムンディscleropages jardini)
推奨水槽150×75×60以上 体長60cm オーストラリア北部、ニューギニア近辺に分布
非常に活発なオーストラリア産のアロワナで、水槽内では60cmくらいまで成長する。
性格は非常にきつく、混泳はお勧めできない。基本的には広い水槽で単独飼育が望ましい。
東南アジアでも養殖され、手頃な値段が衝動買いの対象になりやすい。
アロワナの飼い方(水槽サイズは各種参照)
■水質および水温
幼魚時の弱さを除けば水質の適応力は高い。
むしろ大切なのは水質悪化にるpHの急降下で、水換え、ろ過の設備はきちんとする。
水温は23〜28℃くらいで問題ない。
■ろ過について
アロワナの飼育には大型水槽が必要なことから、ろ過は大抵上部式かオーバーフロー式が使われている。
グッピーとは大きさ質量ともに桁外れに大きい為、水を汚すスピードは早く、大型ろ過を使用しても硝酸塩の蓄積は早い。
ろ材には目詰まりしにくいものを使用し、サンゴを1/3程入れてやると、pHの急降下を防ぐ意味でも有効である。水槽の大きさに比例して、ポンプは流量の多いものを選ぶ。一般的な目安は1時間で全水量の2〜3回転循環するものである。
日常のメンテナンスは大型ろ過でアンモニアなどをすばやく分解させ、定期的な水換えで硝酸塩濃度を低下させる。また、濾過バクテリアを効果的に繁殖させる為、エアレーションをすると良い。
■蓋について
現地では水面に落ちた昆虫や、水面付近を飛ぶ昆虫をダイナミックな跳躍で捕食している。
一説には鳥さえも捕食するらしく、そのジャンプ力は飼育者の想像を超えるものである。
大型個体になれば照明などは軽くふっとばしてしまうので、必ずしっかりとした蓋をします。
その際、割れやすいガラスよりもアクリル製のものを使い、しっかりと重石をする。
■照明について
照明はどんなものでも構わないが、アジアアロワナでは水中蛍光灯が好まれる。
水中蛍光灯は、体全体に光が当たることにより、より色を強調できる一つである。
赤系を好む人は、赤い波長を出す蛍光灯(PG-U、ビオルックス)を使うようである。
日成産業 NS 水中蛍光灯 30W テトラインバーター水中ライト
■餌について
自然化のアロワナは当然肉食魚であり、現地では小魚や昆虫、甲殻類を主に食べている。
現在では多くの餌が出回っている為、栄養バランスと食いの良さを見ながら色々試してみるのもよい。
その種類を挙げると、配合飼料、コオロギ、ミルワーム、ムカデ、ザリガニ、カエル、冷凍海老、小魚、と非常に多い。
長い付き合いになる魚なので、コスト、栄養バランスを考えた場合、配合飼料に餌付かせた方が良い。
幼魚から飼い始めた場合なら、配合飼料への切り替えも容易である。

<<配合飼料への切り替え方>>
・幼魚時は冷凍赤虫を解凍後、水面に浮かべた状態で与える。
・与える量は日に何回でも、吐き出すまで与える。
・その後様子を見ながら、赤虫の中に配合飼料を混ぜて与える。
・最初は吐き出してしまうが、必ず食べるようになる。
・慣れたら様々な種の配合飼料も用意し食い飽きを防ぐ。

食わないからといって絶食は禁物である。
幼魚時の給餌はどんな種の魚にも重要で、将来の体型障害や短命などの弊害が必ず現れてくる。
またくれぐれもクリルの単用だけは絶対に避ける。
クリルはその姿と匂いから非常に恰好性が良い餌であるが、それしか食わなくなる可能性が強く、それにより様々な弊害が出てくる。
脂肪分の多い餌(遊泳スペースの限られた水槽では特に)や、クリルの単用はアロワナの寿命を確実に縮める。
配合飼料は根気良く与え続ければ確実に餌付くので、餌付かせるようにする。
■混泳について
混泳魚はアロワナに危害を加えない大人しいものを選ぶ。
※生活域の異なる種:淡水エイ、シャベルノーズキャットなど大人しいナマズ
※打たれ強く、大人しい種:ガーパイク、ダトニオ、オスカーなど
シルバーやブラックは一度虐められだすととことん虐められるので、注意が必要。
バラムンディ各種は必ず上記の魚達を虐める為、混泳は勧められない。
■メンテナンスについて
日常の管理は主に水換え・ろ過の掃除である。
幼魚時を除けば丈夫な為、いまいち調子の良し悪しを見逃しがちだが、餌食いなど毎日の観察をしっかりとし、末永く可愛がってやりましょう。
病気について
■目垂れ
水槽内で飼育すると、眼球が下を向いたままになってしまう症状が起こる。いわゆる【目垂れ】である。
アジアアロワナとシルバーアロワナに多く発生し、何故かブラックアロワナやバラムンディには見られない。
アロワナの主な餌は水面付近の昆虫で、捕食時に1メートルもジャンプすると言われている。
アロワナの眼球構造はそういった餌を常に見れるよう常に上方向に向いているが、水槽という特殊な環境で育った場合、無理に下を見ようとする眼の筋肉が、何らかの力により伸びきってしまい、目垂れを引き起こすと言われている。
シルバーアロワナの場合、水槽飼育では片目もしくは両目ともほぼ100%発生する。
小魚を与えなくても、水族館など巨大水槽で飼育しても発生していることから、活餌、水槽の大きさは関係ないのであろうか。
アジアアロワナの場合、兆候によっては未然に防ぐ事も可能である。

@水槽外の環境を変えてみる。(アロワナが見える部屋などの環境)
A水槽自体をバックスクリーンで覆ってみる。
B水槽内で何かストレスになるものを発見し、改善してみる。
Bの場合水槽サイズ、同居魚や水流、水の音、エアレーションの強弱など、様々な環境を改善してみる。
■エラめくれ
名前の通りエラがめくれてしまう病気で、種類を問わず全てのアロワナで発生する可能性がある。
原因は水質悪化、水槽の狭さ&環境によるストレスである。
水換えペースを早め、長い時間をかけて様子を見る。
但し一度に多くの水を換えるのではなく、毎日少しずつ行う。水槽&環境によるストレスが疑わしいのならば考えられる原因を改善する。
■顎ズレ
下顎が上顎よりも出てしまう病気、主にシルバーアロワナに発生する。
原因は栄養不足、水槽の狭さのよるストレスなどです。
全てにおいて言える事ですが、水槽は広く、そして餌はバランス良く与える。
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