熱帯魚の病気とアクシデント

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熱帯魚の病気、飼育に関する様々なトラブルの解決法を詳しく紹介しています。
病気以外の症状などはよくあるトラブルについてをご覧ください。
熱帯魚の病気について/白点病の仕組みと治療/魚病薬について/苔について/よくあるトラブルについて
熱帯魚の病気について
熱帯魚の病気のほとんどが水質の急変や悪化が原因で発生します。
水質の維持は日常の水換えにより行いますが、「○日に一度の水換え」と決め付けず、普段から魚の状態などをチェックしながら行いましょう。
また新たに魚を導入する場合など、他の水槽から病気が持ち込まれる可能性も有るので、トリートメント水槽を用意するなど、念には念を入れた導入を心がけましょう。
間違っても泳ぎ方がおかしい、元気がない、体型が崩れているなどの個体を購入しないようにします。
熱帯魚で特に多くみられる病気が白点病、エロモナス感染症です。
どちらも放っておくと手遅れになることが多く、ポップアイの個体を治療して助かった例がありません。
治療には早期発見、早期治療を心がけましょう。
熱帯魚の主な病気 原因と治療法
【病 名】 【症 状】 【原 因 【治療方法


エロモナス感染症
(赤斑病、立鱗病、
松かさ病、ポップアイ)
体に出血斑が出る。
腹部が異常に膨れる。
体表に穴があく穴あき症状。
菌が全身に及ぶとポップアイ(眼球突出)や立鱗症状(松かさ病)になる。
餌食いが悪くなり、動作不活発状態に陥る。
また本病から様々な二次感染を引き起こすことがある。
水槽内はおろか魚体内にも生息する常在菌であるエロモナスが水質悪化(水換えの怠慢による亜硝酸値の上昇など)により異常発生した時などに発生。
管理がマンネリ化した水槽に多くみられ、また環境に対するストレスが引き金になることもある。
進行すると手遅れになる場合が多く、水質には常に気を使う。水質悪化とはろ過自体も含めた全てである。
直ちに水換えを行い、水質や環境の改善をすること。水が安定しないようなら毎日でも水換えを行う。
治療にはグリーンFゴールド、グリーンFゴールドリキッド、パラザンDなどによる薬浴行う。
またろ過の規模や飼育数などを考慮し改善する。
餌に薬を混ぜた経口投与も効果がある。
カラムナリス病
尾ぐされ病・口ぐされ病・
細菌性のエラ病
鰓(えら)病症状。
粘液過剰分泌(水から腐敗臭)。
鰭・鰓など水流の起こる部位に病変。
体に白カビのようなものが見られたり口唇部にカビのようなモノがつく。
尾びれやヒレが溶ける。
鰓に感染すると酸欠症状を示し、発見が遅れると急死してしまうこともある。
フレキシバクター・カラムナリスという細菌が奇生して発生する。
強度のストレスが原因で、主に水質悪化が引き金となる。(汚染・外傷・過密飼育・溶存酸素量不足など)

外傷などを負った場合、その傷口からカラムナリス菌が感染し、タンパク質分解酵素により患部が次第に溶解していく。
低温〜高温と生息範囲が広い為、全ての水槽で発生する可能性を秘めている。
また非常に感染力が強く、水槽で使用したネットや手は必ず洗浄する。
新たに追加した魚が保菌魚である場合が多いので、トリートメント水槽で薬浴させる。
0.5〜1%の塩浴。
メチレンブルー他各種魚病薬による薬浴。

グリーンFゴールド、グリーンFゴールドリキッド、パラザンD、エルバージュによる薬浴。
水換えによる水質改善。
ネオン病
ネオンテトラをはじめ小型魚全般に見られる。体にツヤがなくなり徐々に痩せていく。背鰭の一部から出血を伴いながら白濁していく。
酸欠症状を示す。
非常に感染力が強い為にあっという間に蔓延してしまう。
フレキシバクター・カラムナリスが魚の筋肉内で繁殖した為に引き起こる。
病原菌が酸素を好む事から筋肉の厚い大型魚ではなく筋肉が薄い小型魚で発生する。
自然発生ではなく、殆どが新規導入直後に引き起こる。
グリーンFゴールドリキッド、パラザンDによる薬浴。但し細菌が筋肉中で繁殖する為、治療は難しい。
感染力が強い為、怪しい魚が出たら他の魚を薬浴させる。

0.5%程度の塩浴。


水カビ病
(サプロレグニア・ディクリナ菌)
魚の体に綿のようなものが付着する病気。カビが魚の表皮細胞に菌糸を伸長させ、細胞を破壊します。結果、魚は浸透圧調整を破壊され、次第に衰弱、斃死します。
水カビ菌のサプロレグニア菌によって引き起こる。
尾ぐされ病やエロモナス感染症などが発生し、その患部に水カビが発生するという二次的な疾病として起こりやすい。
様々な理由により傷ついた魚に水質悪化が重なり、感染する事もある。水質悪化を防ぎ、魚に傷を負わせないことが一番。
二次感染した恐れがあるので、まずは他の感染症の疑いがないか確かめる必要がある。
メチレンブルー、グリーンF、ニューグリーンF、グリーンFリキッドによる薬浴を行う。
水カビが体表奥にまで達すると治療には時間がかかる。1週間経ったら水換え後に再度投与する。
ブランキオマイセス症
(えらぐされ病)
真菌性のエラ病でエラの一部に出血を示し呼吸困難や排泄困難に陥る。 水質悪化による発生が多い、また過密飼育でも同様の理由で多い。死魚はすぐに取り出し、水質には常に気を配ること。 水質の改善。
水温を安定する。
メチレンブルーによる薬浴。



ウーディニウム症
(さび病、コショウ病)
名前のように体中にコショウをふりかけたような小さな白点が表れる。白点病に似ているが、よくみると黄色っぽい粒子である。
繊毛虫が組織細胞を食べる為、感染した魚は突発的に泳ぎ、痒がって体を擦り付ける。
環境の急変(水質悪化)や水温の不安定時になることが多い。
伝染性が強いので使用した網などは徹底洗浄すること。
水温を30℃以上にする。
メチレンブルーによる薬浴。
0.5%程度の塩浴。
白点病
※別ページ参照
体表や鰭、鰓などに1mmほどの白点が表れ、初期では数少ない白点が、数日放置するとあっという間に全身にひろがり無数の白点で体が覆い尽くされる。感染された魚は痛みのために、砂利や流木に盛んに体をこすりつけるようになる。
イクチオフチリウスという繊毛虫が魚に寄生することにより発生する。
水温が不安定な梅雨時期や秋から冬にかけ多発する。また急激な水質の変化や新たな魚の導入時に発生しやすい。
様々な理由によりストレスを受けた魚に寄生し、猛烈な勢いで増殖・寄生していく非常に厄介な病気でもある。
水温を30℃前後にする。
1%程度の塩浴。
メチレンブルー、グリーンF、ニューグリーンF、グリーンFリキッドなどによる薬浴。
白点病のサイクルにより、1週間経過後に水換え、再度薬品を投与する。
鷹の爪を水10リットル対し1本の割合で投与する。※詳しくは別ページ参照
エピスチリス病
(ツリガネムシ病)
米粒のような白斑が生じる。
患部は赤味を帯びる。
鱗表面に寄生するので鱗の間から出ている場合は別の病気の可能性がある。
繊毛虫であるエピスチリスが寄生することによって発病。魚自体から栄養を吸収するのではないが、寄生された個所は充血を伴い、剥げた鱗から別の感染症を引き起こす場合がある。 メチレンブルーによる薬浴。
0.5〜0.8%程度の長期塩水浴。
マラカイトグリーンによる薬浴。
(人体・魚体に悪影響を及ぼす危険な薬品の為、知識のある方のみ)
繊毛虫性のエラ病 体、エラ、ひれに奇生する。患部は肥大し白化する。魚は活気を失い痩せていく。 活餌から持ち込まれる事が多いので、与える前に洗浄したりトリートメント水槽などで様子を見る。
魚を良く観察し、呼吸など異変がないか見る。
0.5%の塩水にて1時間程度の塩浴。
メチレンブルーによる薬浴。

毛虫
白雲症 体に鞭毛虫が奇生してツヤが無くなり、粘液の過剰分泌で白雲のような斑ができる。
エラに寄生されると窒息死してしまう。
鞭毛虫であるコスティアや繊毛虫のキロドネラの寄生によって発生する。白雲とは刺激により過剰分泌された粘液である。
栄養不足や衰弱した個体に発生する。
餌をバランスよく与えていれば滅多に発生しない。
2%程度の塩浴。
(塩分耐性の低い魚には要注意)
グリーンFリキッド、トロピカルゴールド、メチレンブルーなどによる薬浴。
ヘキサミータ病 妙に痩せ始めた。
白便をする。
体色が異常。
末期症状になると腹水が溜まり、死亡する。
鞭毛虫のヘキサミータ、スピロヌクレウスが腸内に寄生・繁殖。それが原因で腸炎を引き起こし、多量の粘液分泌が白便となる。
また症状が進行すると他の内臓器官にも浸入してしまう。
フラジール(メトロニダゾール)を100gに対し100rの投与。
鞭毛虫性頭部穴あき症 頭部の継ぎ目、側線に潰瘍が出現。
ところどころに穴が現れる。
次第に潰瘍が増殖し連続化(中期)。末期になると頭部、体側の崩壊が始まる。
東南アジアで養殖されたシクリッドには必ずいると言われている、鞭毛虫が原因である。
偏食によるビタミン不足や金魚の単用などが原因で、また高pHなどの不適水質などで現れる。
配合飼料へ切り替える。
イトミミズ、アカムシの単用、また金魚やわかさぎ(共にビタミンB1分解酵素含有)の給餌中止。
pHを6.5に維持する。
フラジール(メトロニダゾール)を100gに対し100rの投与。
薬剤(エルバージュなど)は食欲があるなら餌に混ぜるなどして経口的に与えると効果的(鞭毛虫は消化管に巣食う)。薬浴は無効である。

穀類症
ウオジラミ症
突然飛び跳ねたり、体をこすり付けるような泳ぎ方をする。
食欲が落ちることもある。
体表やひれなどに5mmほどの淡茶褐色、楕円形、扁平なウオジラミが見られる。
多数寄生するとイカリムシと同様に、魚が衰弱死してしまう。
寄生性橈脚類「チョウ(ウオジラミ)」の寄生による。
新たに導入した魚が持ち込む場合と、
餌として与えた金魚などから感染する場合と2つ考えられる。
春から秋にかけて発生し、水温15℃以上で活発。
水換え及びトロピカルN、トロピカルゴールド、リフィッシュなど寄生虫駆除薬の投与。
浮遊する幼生、その他を捕らえる為吸水口にスポンジなどを装着、またウールマットは毎日洗浄する。
卵が孵化するなどのサイクルを考慮し、治療には2ヶ月程の期間を覚悟する。
またピンセットで直接除去する。
混泳が可能であれば、カメレオン・シクリッドはウオジラミを食べてくれるので、駆除目的で混泳させるという方法もある。
イカリムシ症 寄生部位には10mm程度の虫が突き刺さっているため、肉眼で容易に確認すること
ができる。寄生されると部分的に出血、炎症、組織の崩壊が起こりる。
また粘液の異常分泌や上皮細胞の増殖のため、多少隆起したようになる。

寄生性橈脚類「イカリムシ」の寄生による。
新たに導入した魚が持ち込む場合と、
餌として与えた金魚などから感染する場合と2つ考えられる。
春から秋にかけて発生。水温15℃以上で活発。


ダクチロギルス病
ギロダクチルス病
ダクチロギルスがエラを侵食し始めると、粘膜の異常分泌、また貧血や酸素欠乏症が発祥する。
水底でじっとして口やエラを激しく開け閉めしたり、水面近くで鼻上げしたり、エラが閉じたまま開かなくなったり、エラが開きっ放しになったりする。
エラが白色化する。
水換えの怠慢による亜硝酸値の上昇。
新たな魚が持ち込む場合が多いので、必ずトリートメント水槽で薬浴などをし様子をみる。
主にエラに寄生し症状を発するため、エラ病とも言われている。
水と一緒に魚の口から吸い込まれることにより蔓延してしまう。ダクチロギルス症とほぼ同じ症状を発するギロダクチルス症は、水温の低い環境を好む。
リフィッシュ、グリーンFゴールドによる薬浴。
トリクロルホンまたはホルマリンによる薬浴。
ホルマリンは劇薬なので、薬局での購入時には印鑑が必要。
ビギナーの治療は避け、まずは信頼のおけるショップで相談することが一番である。
マクロギロダクティルス症(ポリプティー) ポリプテルスによく見られる寄生虫。
体表に細く白い糸状に付着する。
ワイルド産のポリプテルスのには100%寄生している程の寄生虫である。
完全消滅が困難で免疫も一切付かないため、過度のストレスや水質悪化で再発するケースが多い。
ポリプテルスを購入したらトリートメントタンクで様子をみるのは当然の事だが、
購入するショップの販売方法にも充分目を配る必要がある。
グリーンFゴールドまたはリフィッシュでの薬浴。(規定量半分以下厳守)
緊急性は問わないので、先ずは入荷直後のストレスを解消する意味でも
充分な給餌、またアクアセイフで粘膜保護をしてから治療にあたる。


転覆病 ある日突然逆さまになって泳ぐ。 浮き袋の調節機能が損なわれてしまったことが原因で起こる病気で、餌の与えすぎによる消化不良が原因となる。特に流金やオランダのような丸い体をした金魚によく見られる症状で、今のところ詳しい原因は特定されていない。
餌の量を再検討。
0.5%の食塩水浴で当分の間(2〜3週間程度)は餌を控えめにするか、若しくは絶食させてしばらく様子を見る。また、水替えを行なうことで改善される場合もある。
金魚の場合は水温を25〜30℃にまで上昇させる。

※1熱帯魚に最も多い白点病については下をご覧下さい。
白点病の仕組みと治療
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魚病薬について

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※薬品使用の注意
薬品使用は各種取り扱い説明書をよくご覧になってから使用して下さい。
多くの魚病薬は、その成分・効用によってろ過バクテリアにもダメージを与えてしまいます。
ろ過バクテリアが減少すれば当然水質悪化の進行も早まるので、水換え作業はいつもに増して気を使わなくてはなりません。
薬の効果はおよそ4日前後ですので、換水と薬の投与をバランスよく行います。
また活性炭を使用していると薬を吸着してしまうので、投与期間は活性炭の使用は止めましょう。
病気は発生させないことが一番です。
水槽はよく観察し、新たに魚を導入する場合には水合わせ、トリートメントを行う事をオススメします。
苔について
基本的にどんな水槽にも必ず発生する苔。
これら苔(藻類)の胞子は空気中に存在している為、完全に防ぐのはほぼ不可能に近いのが現状です。
ただし爆発的な発生には必ずそれなりの原因が存在するので、まずはその原因を解明することが大切です。多くの場合、それは太陽光の照射だったり水の富栄養化や水質悪化の黄色信号だったりします。
以下に簡単ではありますが、苔の発生原因と対処法をまとめておきましたので参考にしてみて下さい。
苔の発生原因とその対処法
【原因】 【対策】
・水槽を立ち上げたばかりでろ過バクテリアが少ない。
・水換えの怠慢による硝酸塩濃度の上昇。
・ろ過槽や背面など目の行き届かない場所の汚れ。
・照明が強い、もしくは弱い。

・太陽光がどこかしら差し込んでいる。

・収容魚が多い、または餌の量が多い。
・飼育水の硬度が高くpHがアルカリ性である。

・二酸化炭素(CO2)濃度が低い。
・水草の量が少ない。
・ろ過が十分に効いてくると苔も少なくなってくる。

・適切な水換えを行う。
・ろ過槽も定期的に掃除する。
・照明の見直し。
(暗すぎても明るすぎても発生の原因)
・直射日光に限らず、窓や鏡の反射などもチェックする。
・ろ過能力を高める。
・pH上昇の原因となるものをチェックし、浄水器やピートモスを用いて飼育水を軟水にする。
・二酸化炭素濃度が低い場合は二酸化炭素の追加。
・水中の養分や老廃物を水草が吸収しきれない。
・苔を食べる魚の導入は全てにおいて効果が見込める。
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苔の種類と性質
■茶ゴケ
その名の通り茶色の苔で水槽内では比較的多く見られます。
水槽の表面やパイプ、水草の葉先などに広がり、放っておくと瞬く間に水槽を覆いつくします。
特に水槽立ち上げ時に多く発生し、ろ過バクテリアが十分に機能していない水槽に見られる傾向にあります。
通常は水質が落ち着き、ろ過バクテリアが繁殖して環境が安定すると発生しなくなります。
また照明時間や光量が少ない、フィルターの目詰まりやろ過能力不足が発生の引き金となります。
水質がアルカリ性で高硬度になっている場合には更に酷くなる場合があるので、硬度を下げる必要があります。
スポンジ等で簡単に落とせる他、オトシンクルス、サイアミーズフライングフォックス、一部のプレコを導入すれば一晩で消えてしまいます。また石巻貝も非常に有効です。
水草を植えているならば初期には肥料を十分に与え、養分の吸収を促すようにすると良いでしょう。
水槽セットから時間が経っても発生する場合、魚の入れすぎや餌が多い、また底砂やフィルターの目詰まり、ろ過能力不足も考えられるので、しかるべき処置を行う必要があります。
■頑固な緑の点状コケ
どの水槽にも発生します。
原因は日光がどこかしら差し込んでいる、照明時間が長い、また照明が強い場合などと光に関係しています。
頑固な為、駆除には三角定規などでこする、または大型プレコ(セルフィン、パイレーツなど)がいると除去できます。但し苔取りとして安易に大型プレコの導入は避けた方が無難です。石巻貝も多少は有効です。
■黒い髭状のコケ
黒い髭状のコケで見るからに頑固そうな苔です。
長期維持している(水が古い)水槽で発生し、肥料過多や餌(生餌)などによる硝酸塩の蓄積が主な原因とされています。一度しっかりと生えてしまうと駆除するのが難しく、特に流木などにしっかりと根をはってしまうと取り除くのは非常に困難です。
苔が生えてしまった流木などは、タワシでゴシゴシ擦るのが一番簡単な除去法ですが、コケを枯らす市販の製品を使うとより簡単に取り除くことができます。
この苔に悩まされる場合、肥料や餌の種類や量、ろ過槽の汚れや水換えの仕方についてもう一度見直してみましょう。
■ラン藻
緑色の膜のような苔で水草や水槽壁、流木などにベタッとした感じで発生します。
特殊な異臭を放ちヘドロのような印象を受ける嫌な苔です。
これが大発生する場合、一番の原因は水質の急変が考えられます。また何らかの理由から外から持ち込んだ場合や光の強さにより発生します。立ち上げたばかりの水槽で水質がアルカリ性で硬水の環境でよくみられるそうですが、弱酸性の環境で発生しないというわけではありません。
駆除には市販の除去剤も効果がありますが、ブラックモーリーが唯一このラン藻を食べてくれるので、可能なら導入してもよいでしょう。ただし空腹時にしか効果が見込めないので、餌やりを抑えるなど、少々酷な環境が必要となります。まずフィルターやろ材、水質などを再検討することにしましょう。
また消灯も非常に効果があるそうで、給餌に影響のない時間は照明を消す、という方法で苔を抑制することが出来るそうです。このラン藻は水換え時にホースで簡単に吸い出す事も可能な苔です。
■細い糸状のコケ(トロロコンブ状のコケ)
富栄養化した水槽に発生しますが、多くの場合水草を導入した際に一緒に持ち込み、増殖するケースが多いようです。発生の原因は肥料過多や照明時間が長い、もしくは強いことが挙げられます。
繁茂しすぎると幼魚などが絡まって死亡するケースもあります。またウイローモスに絡むととても厄介で手の打ちようがありません。駆除にはまず、肥料や照明の見直しを行い、換水を多めに行うことで徐々に駆除できます。また市販の除去剤やヤマトヌマエビも効果があるようです。
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その他よくあるトラブル
よくあるアクシデントやトラブルをまとめてみました。
特に多いのが水槽導入直後のトラブルで、ろ過バクテリアの有無はそのまま飼育の成功に直結しますので、水槽の立ち上げには十分注意しましょう。
■飼育水が白く濁る
水槽を立ち上げてまだ2〜3日の場合、単純に底砂の微粒子が舞っているだけの場合が多く、通常は次第に澄み渡ってくるものです。
しかししばらく経過しても白濁が収まらないようならば、問題は水換えを含むろ過やろ過バクテリアそのものにあります。白濁はろ過バクテリアが十分に機能してない場合、水槽内に原生動物が増加することにより引き起こる場合や、水質悪化によりアンモニアが上昇した時などに引き起こります。
以下に原因と対策を紹介しますので思い当たる点がありましたら参考にしてください。
・水槽を立ち上げてまもなく、十分にろ過バクテリアが繁殖していない。
→→→ろ過バクテリアを十分に繁殖させる ろ過・ろ材の再検討。水槽立ち上げをふり返る。
・過密飼育や餌の与えすぎ(主に活餌)によってバクテリアの分解が追いつかず、アンモニア濃度が高くなっている。(非常に危険)
→→→飼育数の見直し 餌の質・量の再検討 ろ過の規模の再検討。直ちに水換えを行う。
・ろ材が目詰まりを起こして生物ろ過そのものが機能していない。
→→→水換えの怠慢 ろ過槽・ろ材の汚れが原因なので速やかに改善する。
・有機物(残餌など)が増加し、その結果浮遊性バクテリアが増殖、それを食べる原生動物が大繁殖した。
 →→→ろ過サイズの見直し 餌の見直し 水換えならびにろ過・底砂の清掃。
・照明が弱い
→→→照明をつけていない W(ワット)数が低い。
■飼育水が緑になる
・水槽内の富栄養化により植物プランクトンが大発生した。
・光が強い、太陽光がどこかしら差し込んでいる。
→→→富栄養化の原因でもある硝酸塩、リン酸の除去(水換え) 日光の照射を遮断する。
■飼育水が茶色になる
・流木の灰汁が出ている(しぶといものでは煮込んでも出る)。
・ピートモスを使用している。
→→→活性炭の使用 ピートモスの使用を止める。
■飼育水が黄色くなる
・主にタンパク質が原因のため起こる。餌の与えすぎ、また種類によって引き起こる。
→→→水換え頻度をあげる。ろ材を新品に換える。餌・底砂の見直し。殺菌灯・プロテインスキマーも有効。

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速効白濁除去、微細なゴミも吸着除去 濁りの原因物質を吸着。 重金属を除去する。
■魚が水面でパクパクする
・極度の酸素不足、過密飼育し過ぎ。(非常に危険)
→→→飼育数の見直し エアレーションをする。
■魚が異常な泳ぎ方をする
・魚がきりもみ回転する。
・突然狂ったように泳ぎだす。
・魚が逆さまに泳ぐ。
→→→詳細については不明で、脳の平衡感覚に異常がある可能性が高く、他の魚に感染はしない。
→→→pHショック、または亜硝酸濃度の上昇。速やかに問題を解決する。
→→→転覆病(浮き袋病)。餌の与えすぎに消化不良が原因。
■餌食いが悪い
・水質(環境)悪化の赤信号。
・大型魚の場合食い飽きをおこしている可能性もあり。
→→→水質の改善 新鮮な餌を用意する(数ヶ月経過した餌は廃棄) 数種類の餌を用意する。
■配合飼料へと切り替えたい
・餌を決まった時間に与える(与える人も同じが好ましい)
・配合飼料(切り替えたい餌)→今まで与えていた餌の順番で与える
・食わない餌は放置せず10分を目処に取り除く
・数種類の配合飼料を用意し、出来るだけ香りの強いものを与えると餌付き易い
・クリルは絶対に与えない
・食わないからといって絶食や食わない餌の単用はしない
・幼魚時に冷凍赤虫など動かないもを餌だと認知させておくと切り替えがし易い
・餌付いてる個体と混泳させると競争意識が高まり餌付く場合もある
・すぐに結論を焦らずゆっくりと行う
■pHが高いもしくは低い
・硬度が高い。
→→→飼育水の軟水化
・水質を変化させるアクセサリーや底砂を使用している。
→→→珊瑚や珪砂、大磯砂はアルカリ性に傾く。また活性炭もアルカリ化の要因である。
・水質悪化により酸性物質が蔓延している。
→→→水換えを直ちに実行する。
・極度の二酸化炭素の添加。
→→→添加量の見直し。
■魚の目が白濁してきた
・pHが極端に低下した
→→→水質の再確認
■水中に変な生き物がいる
最も多いのが水ミミズと呼ばれる白くて5mm程度のミミズでしょう。
古くこなれた水槽に出現し、水が富栄養化した状態で発生しやすい生き物で、栄養価の高い餌を使用する大型魚水槽によく見られます。
魚に対して害は無いものの、大量に発生すると水質悪化の引き金になります。
水槽内に溜まった有機物を餌として増殖するため、まずは適切な水換えにより常に水槽内を清潔に保ち、底砂やフィルターも定期的にクリーニングを行います。また富栄養化の原因である餌を見直す事も必要です。
上記の改善を行っても発生を抑制出来ない場合には、水槽をリセットする他ありません。
プレコなど、働き者がいる水槽ではほとんど見られず、また小型魚も餌として捕食するため、あまりこういったトラブルは聞かれません。
水草などから持ち込まれるヒドラは繁殖力が強く、あっという間に増殖します。
体長は2〜5mmで細長い体に触手もち、一目でそれとわかる独特な体型をしています。特にブラインシュリンプが好物なので餌として使用してる場合には直ちにストップします。
完全に除去するには水槽をリセットさせるか、全ての飼育器具を消毒しないと再発する可能性が高いようです。
またハニードワーフグラミィが食べてくれるようなので、可能ならば導入する方法もあります。
一説には10円玉を数枚入れておくと良いと聞きますが、効果の程はいかがなものでしょうか。(ヒドラは銅イオンに弱い)

「石巻貝ではないが水槽内に大発生してしまった」

このトラブルは熱帯魚飼育の中でもよく聞く物の一つです。
大抵水草などから持ち込まれたのが原因で、放っておくと瞬く間に増えてしまいます。
あまり増えすぎれば当然水質悪化につながり、また水草の食害も起こり得るのでこまめに取り除くようにします。大発生の原因であるゼリー状の卵は見つけ次第必ず取り除くようにします。また市販の駆除装置も十分効果があります。
その他フグやトーマシーがこの貝を食べてくれたり、オトシンクルスがゼリー状の卵を食べてくれるので、飼育可能な環境ならばこれらの魚に頼るのも一つの手です。

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・エビと水草を避難させずにプラナリアを消滅。 ・誘引の素を入れて、水槽に沈めるだけで巻貝がとれる。 ・ガラス面に付いた貝を手を濡らさず、確実に取る。
■エアポンプの音がうるさい
常に振動しながらエアーを送るエアーポンプは、静かな寝室などではとても気になる騒音を発します。
だからといって夜間に停止させてしまっては、本来の意味がなくなってしまいます。
水草水槽では日中は光合成により酸素を発しますが、逆に夜間に酸素を吸収するためエアーポンプが必要な場合があるくらいです。

昔に比べて各メーカーから消音タイプのポンプが多く発売されているので、まずはそのようなポンプに替えることをおすすめします。
問題の騒音は置く場所によっても大分変わってくるので、ポンプの下に防振マットや、ウールマットを敷くだけで格段に騒音がなくなる場合があります。
→→→消音タイプのポンプに替える。
→→→防振パット、ウールマットを下に敷く。
→→→囲い中に収納する。
→→→紐で吊るす。

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■エアポンプのパワーが落ちた
毎日使用するエアポンプは当然故障が多い器具の一つです。
空気の出が悪くなるのには理由があるので、まずは原因を見つけ対策を講じましょう。
消耗品であるダイヤフラムも、メーカーによっては部品交換が可能なため、本体購入時にはそういった部分も考えるようにしましょう。
大抵簡単なメンテナンスで元通りになるものです。
→→→裏にある空気の取り込み口の清掃。
→→→ダイヤフラムの交換。
■油膜が発生した
油膜はどの水槽にも起こりうる現象で、特に水の流れが少ない場合やエアレーションを行っていない水槽では多く見られます。はっきりとした原因はわかりませんが、魚の飼育数やろ過の状況により増減するようです。
→→→エアレーションを施す。
→→→ブラックモーリーを導入する。
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