楠原 春美 (2015コンサートプログラムより
中学校時代、1つの楽曲をみんなで作り上げていくという合唱部員としての経験は、とても楽しくかけがえのない青春時代の思い出であり、現在の私の原点である。この経験を子どもたちにも味わってもらいたいという思いから、34年間音楽教育に携わり混声合唱の魅力を、生徒たちとともに探究した。
今、恩師や先輩方そして教え子、友人たちと、美しいハーモニーを求めて、共に合唱できることに、この上ない幸せを感じている。
大川 和 (2010コンサートプログラムより)
香川大学で初めて合唱を知り、NHK放送合唱団、NHK全国学校音楽コンクールで味わった合唱指導の経験が、現在のミュージックウエイ混声合唱の夢と、楽しさにつながっていることを深く感じる昨今である。美しいハーモニーを追求しながら、何よりも合唱団員の和が、迷走しそうになる私をなごませ、勇気づけてくれることに、感謝の日々を送っている。さて、忘れられていく歌、ふと思い出す歌、唱歌は、明治、大正、昭和、平成と世代が移り、風習や情景もかなり変化したり、なくなったものもあるが、これらの曲を歌い育った世代にとっては大切な思い出であり、人間形成の一助ともなっている。合唱団ミュージックウェイが存続する限り、童話、唱歌、抒情歌と真摯に向かい、日本の風土、暮らし方、慈しみの心を大切に歌いついでいきたいと思う。
佐々木 辰子 (2011コンサートプログラムより)
36年間、中学校で音楽教育に携わるなかで、生徒とともに「躍動的な合唱づくり」をめざして情熱を傾けた。それらの教え子が退職記念に「辰の子の会」を結成し、2回のコンサートを開いてくれ、まさに教師冥利につきる思い出となった。今も若い友人である「辰の子」のメンバーとのつながりが合唱活動の原動力となっている
1996年5月、かつて教員だった音楽仲間が中心となり合唱団を結成。その後、他の分野で仕事をしていた合唱仲間や歌好きの若い人たちも加わり、ハーモニーの喜びと感動を楽しさを味わっている。
年間の定例行事として「ミュージックウエイ・コンサート」を開催する他、ミューズホール春の音楽祭、さぬき市合唱祭、香川県合唱祭、全国シルバー合唱コンクール 神戸市( 2004・2016年に金賞受賞)等で練習の成果を披露している。
このほか幼・小・中学校や老人福祉施設、及び地域の各種団体への訪問演奏など、幅広い活動を行っている。
作曲家の千原英喜先生には機会を得てご指導を頂き、2007・2008年には、委嘱作品 混声合唱のための 「方丈記」 を初演した。また、2016年には創立20周年記念コンサートを開催し、委嘱作品「山のあなた」 詩 カール・ブッセ を初演した。
これからもみんなに親しまれる合唱団として、演奏・交流の輪を広げ、確かな“歩み”を続けたいと若い心で取り組んでいる。
団員・準団員 (青色下線は個人HPなどへのリンクです)