観葉植物の挿し木、挿し芽、取り木

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※花木や草花も基本的に方法は同じなので参考にしてください。

 気温

気温が20度〜25度が適期の気温で、日が長い方がよく、梅雨頃が一番いい条件になります。あまり気温が高くなると蒸散作用が盛んになり弱ってしまうので、夏季はできるだけ涼しい場所で行います。

 置き場

日差しが強いとしおれてしまうので、明るい日陰に置きます。根を出すにはある程度の明るさが必要なので、あまり暗い場所は避けるようにします。それと、風に当ててもいけませんので、風の当たらない場所に置きます。真夏は暑さで根がつき難い場合が多く、できるだけ涼しい場所に置きます。もし、一週間ぐらいでしおれてしまう場合は、切り口を切りなおして、水を吸わせた後、発根促進剤をつけて、もう一度挿してみます。日中しおれていて、夜になると元気になる場合は大丈夫です。

 水やり


メネデール
毎日、もしくは1日2回、土を乾かないように管理します。水の変わりにメネデールを適正な量で薄めて使用すると挿し穂が弱り難く、発根率がよくなる効果があります。メネデールとは園芸用の活力剤で、挿し木、株分け、植え替え、種まき、弱った植物の回復、切り花の水揚げ、ハイドロカルチャーの水などに利用でき、挿し木の場合は挿し穂が弱り難く発根率がよくなる効果があります。

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 湿度

梅雨時期は湿度が高く蒸散作用が少なくなり、一番挿し芽によい時期です。梅雨以外の時期は、霧吹きで湿度を与えて管理すると、さし穂が弱り難くなります。

 肥料

一切は与えてはいけません。

 用土

排水性、保水性の優れたもので肥料分のない土を利用します。ピートモス3、パーライト(小粒)7ぐらいを混ぜて利用すればよいと思いますが、もし、バーミキュライトがあれば1割ぐらい入れた方が成果がよいように思えます。他に、鹿沼土(小粒)、赤玉土(小粒)の単用でも着く種類は多いです。他に売られている挿し木用の用土を利用すると成果がよいです。容易につくものは庭土の黒土でもつきますが、赤玉土(小粒)や鹿沼土(小粒)を混ぜて使った方がよいと思います。葉挿しや蔓性の観葉植物はバーミキュライト7、ピートモス3ぐらいを混ぜて利用しますが、気温が25度以上と高い時はパーライト(小粒)を2ぐらい混ぜて使用した方がよいと思います。他に下の写真のようなオアシスミニベッド挿し木用やロックウールブロックというものも売られています。水持ちと通気性がよく腐れ難くできているようで、着き難い挿し穂が比較的簡単に着く事があります。使い方は簡単で、穴に挿し穂を挿して乾かさないようにするだけです。後は根が出てきたらたまに液肥を与え、根が張ったらそのまま定植します。他にこのままハイドロカルチャーに利用すると便利で楽です。

オアシスミニベッド挿し木用

ヨウシュコバンノキ

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 鉢上げ

植物によって挿し木から鉢上げの期間は異なりますが、大体30日から50日を目安に鉢上げします。大体それぐらいすれば多くの観葉植物は新芽が伸び始めたり、葉が増えたりして根が張ってきます。新芽の出が遅いものは、真夏は暑さのために休眠状態になる観葉植物が多いので、涼しくなる秋の9月中旬を過ぎて行います。明確に夏もよく生育する観葉植物は夏に鉢上げしてもかまいません。用土は赤玉土6、腐葉土4を基準に、用土の多湿を嫌うものはパーライトを1ぐらい混ぜ、用土の多湿を好むものはピートモスを1ぐらい増やすとよいです。

 挿し木の例

1、葉の多く充実した若い枝をさし穂に選びます。

樹木 多年草
挿し穂の長さは3、4節分を目安に、長さ10cm前後にします。

2、葉を調節する

樹木 多年草
葉が多いと呼吸、蒸散作用が盛んで葉がしおれやすいので、葉が多いものは葉の数を減らし、ゴムの木など大きな葉のものは葉をくるくると丸めて紐などで括り、葉からの蒸散を少なくしてやります。パキラなど葉を丸められないものは、葉を半分ぐらい切って面積を減らします。葉は一枚もないと根が出難いので、必ず残すようにします。

3、切り口を処理する

樹木の場合

樹木の場合
斜め切り 水平切り
樹木の場合、切り口は必ず節のすぐ下で切ります。そこが一番根が出やすいからです。切り方には斜め切りと水平切りがあります。水平切りは発根のスピードが遅いのですが、根が多く出ます。斜め切りは水平切りよりも発根スピードが速いですが、根の量は水平切りよりも少ないです。充実した根を作りたい場合は水平切り、早く根を出したい場合は斜め切りをします。通常は斜め切りで行う事が多いです。用土はピートモス3、パーライト(小粒)7ぐらいでよいですが、バーミキュライトを1ぐらい増やすと成果がよいように思えます。

多年草のようなタイプ

多年草タイプ
つる性のポトス、プミラ、ワイヤープランツなど、3、4節分の挿し穂の一番下の節の葉を取り、その節が完全に土に埋るようにして、次の葉がついた節が土に少しだけ刺さるぐらいに挿します。用土はバーミキュライト6、ピートモス4ぐらいを基準に、気温が25度以上と高くなった場合はパーライト(小粒)を2ぐらい増やすと茎が腐れ難くなると思います。茎が伸びて葉が3枚以上増えたら、先を摘心して枝数を増やします。
一番下の葉を取る

4、水につける

水に20分程入れて水を吸わせます。水で薄めたメネデールに漬けて挿し木すると葉が弱り難くなる効果があります。

5、土に挿す

樹木の場合
発根促進剤 木は鉢の隅に挿した方がよい 挿し木後1ヶ月弱の 挿し木後1年
多年草の場合 挿し木50日後の月下美人 鉢の中央には水が残り、通気性が悪いので、木のタイプは鉢の隅の方に挿した方が腐り難いです。多年草タイプは中央に挿しても比較的大丈夫です。切り口に売られている発根促進剤をつけると、根が出やすくなり、水はメネデールを使用すると水の吸い上げがよくなり萎れにくくなります。その後は発根して新芽が出るまでは土を乾かさないよう注意してください。

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その他の方法

切り戻した先を、直接指す方法もあります。葉からの蒸散を防ぐために葉を減らして、必要なら葉の面積を減らして赤玉土などに挿します。下のは定植用の用土に直接挿して手間を省きましたが、葉が伸びてきたら用土を交換して定植すればよいです。
2006/5月上旬
葉の面積を減らした
2006/8月下旬
葉が伸びてきた
2006/9月中旬
根鉢を壊さずに植え替え

 水挿し

水挿しについてはポトス幸福の木をご覧下さい。

 取り木

観葉植物の種類によっては取り木ができます。樹形の下葉がなくなって見苦しく感じたり、背が高くなり過ぎたら行います。挿し木よりも早く大きく出来ることが最大のメリットです。方法は、取り木したい場所にはさみやカッターを使って皮に切り込み入れ、長さ2cmぐらい皮を剥ぎ取ります。場所は節のすぐ下が一番発根しやすいです。皮を剥いだ所に湿らせた水苔を巻いて、ビニールで2周ほど巻いてしっかり覆います。水分が抜けないよう両端をしっかり紐などで結ぶようにします。種類によって異なりますが、普通は2ヶ月もすれば発根しますので、親株から切り取って巻かれたミズゴケを軽く取って植え付けます。例外としてテーブルヤシのように発根するのに1年以上かかる種類もあります。切り取られた元の親株からは、葉のつけ根の節付近から新芽が出てきます。中にはテーブルヤシのように、元の親株からは新芽が出てこない種類もあります。取り木の時期は4月下旬から6月頃に行うのが理想的です。下の写真はシェフレラの取り木の例です。本当は水ゴケを倍ぐらい多くした方がよいです。ミズゴケに染み込ませる水の変わりにメネデールを利用するともっとよいです。下の写真は秋に行って春に鉢に植えつけたので、冬の間に葉が無くなっています。もう少し分かりやすいウンベラータの取り木も写真付きであるので参考にしてください。
取り木の例
、長さ1cmから2cmぐらいカッターなどで軽く皮に切込みを入れてはぎ取ります。 、濡らした水蘚で覆い、水分が逃げないようにビニールでしっかり覆い紐でしっかりくくります。 .種類によって発根までの期間は異なりますが、発根すると根が見えてきます。

2cmぐらい皮を剥ぐ

水ゴケを巻いてビニールで覆う

取り木の発根
、根が出たら親株から切り取り、軽く水蘚を取り除きます。根を切るといけないので、軽くでよいです。 、観葉植物の用土などに植え付けます。しばらくすると芽が伸びてきます。 、翌年には葉が茂ります。

軽く水蘚を取って植え付け

植え付け後1ヶ月半

翌年