白山麓民族史料館 総合topへ戻る

杉原家の居間

尾田家
杉原家
杉原家
織田家
織田家
長坂家
長坂家
表家
表家
表家
表家
尾田家
尾田家
白山ろくの山間僻地で生きた、出作り農民の知恵、心の文化遺産

杉原家は、1864年に建てられ、江戸中期から明治時代には使用人30人余りをかかえ、山仕事や農耕、養蚕を行なっていました。白山ろくの豪農の生活ぶりがうかがえます。
織田家は、代々商業、製糸業などを営み、商家にふさわしく表側に店舗、土間、居間を取り、明治大正時代の商家の様子がうかがえます。
長坂家は、標高750mの山あいに建てられた白山ろくの焼畑農業を代表する大型永久出作り農家です。江戸中期頃の建築様式を用い、大自然に順応した逞しい構造と出作りの盛業に則した知恵は、学術的にも貴重な文化遺産として評価されています。
小倉家は、ここに写真はありませんが江戸中期頃に作られたもので、土壁作り板葺きで素朴な手工です。厳しい風土に生きた昔の人々の知恵を随所に見ることができます。
表家は、外観は通常の民家と異なりませんが、家道場なので2階正面妻側の窓の外に半鐘と板木を掛けてあります。寺院的要素の強い家道場、民家としての生活と、寺としての行事が営まれた様子がうかがえます。
尾田家は、標高820mの山中に建てられた永久出作り小屋で、大部分が家族の手によって建てられたため、技術的にも素朴な建物であり、厳しい自然に耐えてきた、昔ながらの山国の暮らしが偲ばれます。2008/6/23(月)地図

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