愛人
今年、僕は同い年の女性から妙な亮を受け取った。 最初受け取った亮には簡単な自分のプロフィールが書かれてた。時々僕に送られてくる亮に見られる、亮友になってくれと書いていながら、自分のことは一切触れてない非礼な人が多いなか、久々にこのような亮を貰って好感を持った。(丁度よい機会だから言っておくが、いくら女性から亮友になってくださいと亮が来ても、何処の誰か何も書いてない亮に関しては一切無視)。
最初は独身なのだろうかと思ってたのだが、結婚していて夫婦間のSEXはないものの仲は良いとの事。そして障害者の友達が居る事を知り、最初は単なる男友達かと思ったのだが、彼女曰く相手は愛人で、お互い同じ病院に入院していた時に知り合ったとの事だ。 最初、声をかけたのは女性からで退院後、親密な関係になったらしい。
しかし彼女は最初から障害者に関心を抱いてたのでなく、病院に入院してから人生観が変わったようだ。 それは障害者を見てると、心がとても辛くなるとの事。 そして入院中に女性が描いてた理想とは「障害者の愛人を2人つくり、自分を共有して欲しい」と考えていて、当初彼も自分以外の障害者と彼女が愛人関係になることは賛成だったらしい。それは「男の障害者は皆、女と付き合うことは出来ないのだから性的関係になっても許す」だった。しかし僕からしたら障害者でありながら、これだけ偏見に満ちた障害者も珍しいなと思い。苦笑して亮を読んだ。
しかしいざ僕という次の愛人候補者(?)を見つけたことにより、焦りを覚えたのか気が変わったらしく、障害者といえど自分以外の男と接する事はダメになったとのことだ。 正直この男は余程、自分に自信がないんだろうとも思った。

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