お肉はほんの少しだけ
店頭に並ぶきれいにスライスされたお肉から生きている牛豚を想像するのが難しいように、牛豚を育てている皆さんは、普通お肉を食べてくれている人の顔を見ることはありません。お肉の流通には野菜などと違って、屠場、カット工場、肉屋などのプロセスを経る必要があるからです。
このように食と農が大きく隔てられた肉流通の間に立つ肉屋として、まぁのはお互いが手をつなげるような働きかけをしています。
お互いの見通しをよくするためには規模も大きな要素です。BSE以降牛には“個体識別番号”がふられていますが、大きなカット工場ではロットでしか表示しません。まぁののお付き合いする生産者は、牛が2人豚は1人で、生産規模もささやかなら、肉屋のまぁのも小規模です。小規模なればこそ確かな中身を伝えることができると自負しています。
1993年開業以来、食べる人とつくる人の間に強い信頼関係を築いてきました。お互いの立場を思いやれる濃密な関係こそまぁのの財産だと思います。
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