2005年
青い鳥はがき!
郵便局で窓口スタッフが、はがきの枚数を確かめていた。
「できたら、インクジェット用と換えてもらえないでしょうか?」。
透かさず、奥の机で座り込む責任者へ近寄って、確認を終え、カウンタに戻る。
「普通はがきでないと、ダメなんです…」。
お決まりに納得し、20枚分を手渡してもらう。
日本郵政公社は毎年、晩春から初夏のあいだ「青い鳥はがき」を配布する。
身体障害者に、療育手帳の持ち主も加わり、障害ランクが設定された事業。
年齢制限は、6歳以上だ。
福祉のみならず、制度なんて無数と言っていい。
該当となれば、活用していくものではないか。
民営化で揺れる郵便局は、インクジェット専用紙を「青い鳥はがき」に追加させるだろうか。
注目視していこう。
(2005年5月31日・火)
真実は流れる?
節目に飛び込んだ情報は、戦を振り返らせた。
「旧日本兵二人が、フィリピン・ミンダナオ島南部で生存か」。
現実には、戦後60年も経っており、すごいと言うか、驚くほかない。
戦死を受けとめていた遺族に、衝撃的な一報であり、期待と戸惑いが生まれた。
今回、舞台となった国へ渡り住んだ、日本人実業家男性が発信者。
政府や現地大使館は、生存情報に真剣姿勢で対応中だ。
「ゲリラと生活し、二人とも人前ではおびえる…」。
実業家男性の伝えが、真実証明を伸ばす。
一方、島の様子が分かる、フィリピン・マスコミは、情報に首を傾げようとしない。
果たして、吉報はあるのか。
(2005年5月30日・月)
若々しい、いとこ!
指折り数える彼女が、そばにいる。
「全員だと、19人かぁ。みんなと、おしゃべりできたらいいね」。
実家での生活よりも、家庭を築いてきた時間が長い彼女は、いとこ会に思い巡らせた。
実年齢って、周囲は分かりにくい、健康な髪を保つメンバーが多い。
若さについて、一つの話を聞く。
「村で暮らす、おばあちゃんと会ったら、私に縁談話が出ちゃったの」。
社会人になった子どもがいる母親だと告げ、高齢女性を説得させたらしい。
照れたような彼女の表情には、若々しさがあった。
男女を問わず、まわりから「若い」と言われれば、うれしくなる。
遺伝関与に触れるなら、親への感謝しかない。
(2005年5月29日・日)
かわいいスタッフ!
国内未承認の医薬品が混合された、中国製ダイエット食品で、健康被害報告は続出している。
使用中だった、都内10代女性の突然死を、医師は因果関係に追及した。
「美しくなりたい」…。
女性陣の抱く、願いだろう。
陽が東側に位置する時間帯、福祉関連会社へ足が向く。
「みなさん、いい人ばかりですね」。
思わず出した一言に、パソコンを操作する女性の声が聞こえた。
「『いい人』じゃあなくて『かわいい』と言ってね」。
ひしひしと、乙女心が漂う。
美人は、スマート・ボディと、かわいらしさがかみ合って生まれる?。
けれど、女性心理につけ込む商法を、厳しく見ていくべきだ。
(2005年5月28日・土)
シルク育て!
繭をときほぐすと、生糸になり、日常生活で利用される。
振り袖の原糸や近年は、インナーウェアに取り入れられたシルク。
ナイロン繊維に比べ、コスト高だ。
蚕飼いは、農家の貴重な収入源だったから、稲作に次ぐ「作業」と位置づけられた。
卵からのふ化、決められた期間、飼育所で蚕が育つ。
まだ小さな幼虫を、羽ぼうきで広い蚕座へ移し、はじめて餌を与える手仕事。
「掃き立て」と呼び、蚕は1週間後、農家のもとに…。
養蚕を主体に、父母は農業で生きた。
「桑取り、上簇、繭かき」の過程は、玉汗が落ち続ける。
きょうから飼育所を離れ、地域農家50軒で生活する蚕たち。
「よしっ、大きな繭で出荷量を増やすぞ」。
活気あふれた両親の顔は、脳裏に焼きつく一コマである。
(2005年5月27日・金)
人間は油紙!
県都唯一の動物園スタッフが、レッサーパンダについて、少々、困惑気味で口元を動かす。
「立ち姿なら、日常的に見られます。騒がれ過ぎみたい」。
千葉市動物公園を住みかとする、同類「風太」の直立が、あっと言う間に知れ渡った。
国語辞典は「パンダ」の説明で、アライグマ科とし「しょうパンダ」「レッサーパンダ」を、別名で扱っている。
けれど、仲間は何種類もいるらしく、知識が必要だろう。
ちょっとした、手づるがあって「風太」人気絶頂に…。
「大きな炎は瞬く間に消える」ような現象が、レッサーパンダを待ちかまえてる?。
彼らと言葉が通じたら、私たちへのメッセージがありそう。
「人間って、ブームにかまける、油紙かな」。
(2005年5月26日・木)
ウィルス人!
「なくす、使う、売る」。
3つの単語はみな、事件性を持っていた。
スタッフ全員、11,835人の名前・生年月日・役職などが入力されたファイルを一職員は、外で紛失してしまう。
病院から患者リスト765人分を取り出して、診療所開業準備に使う。
パソコン教室では、受講生131人のクレジットカードデータが、ネット売買業者へ売られる。
デジタル情報って、時間を費やすファイル作成と裏腹に、複製、引き出しなら手間なしだ。
一方、不注意で落とす、置き忘れるケースが、USBメモリの欠点か。
「売る」行為は、法律に触れる。
どうやら、コンピュータウィルスが、インターネット以外にも存在するらしい。
悪心を披露した、3人は…。
「NTTデータ会社社員、愛知県がんセンター中央病院ナンバー2、アビバ女性社員」。
(2005年5月25日・水)
自動変速だぁ!
ある言葉は、違和感が薄れてきた。
手動変速装置が主流だった時代は、クラッチペタルと、チェンジレバー操作を繰り返し、走った乗り物。
自動車学校で、運転席へ座った瞬間、楽と言い難い、トランスミッションを操る。
身障者用改造車の運転は、両手だけで可能だ。
自動変速装置がもたらす、恩恵だろう。
「ブレーキだと思い込んで、足がアクセルペタルに…」。
マニュアル車から乗り換え、クラッチが忘れられない一ドライバーは、急発進の恐怖へ落ちた。
「レバーを「P」に戻さないと、キーが抜けない」、「アクセルを踏まなくても、ゆっくり動き出す」。
便利さが招く、使いにくい感覚か。
けれど、クラッチペタルのないカーで、乗り回す人も増えている。
「オートマチックの、クルマなんです」と言っても、あたり前?。
(2005年5月24日・火)
小説VS体験記!
昨年初夏、13歳の少女は、自筆絵手紙358枚を指さし、母親に言った。
「いつか、本にしてね」。
病魔と闘いながら、必死で生きた証しが1冊となり、全国書店で販売されている。
原稿執筆にあたった母親は「約束通りだよ」と、一周忌前の心境を話す。
小説だと、有名作家が躍り出て「増刷」が、独りでに歩く。
ただ、本を出したい人へ呼びかける、出版社もあってよい。
「無名=自費出版」は、著者負担が重いけど、宣伝・販売で特典づきか。
つくり話にだって、作家の体験が入り交じる。
素直な表現で、現実を書き残したいもの。
ストーリーに押されない、体験記が増えたらいいな。
(2005年5月23日・月)
分かれ道は自分で…!
角界びとは言う。
「横綱とあろう者が、負けてたまるか。必ず、元の身体に戻ってやる」。
現役で優勝32回、45連勝の記録を持つ大鵬親方は、今月末定年となり、大相撲生活にピリオドを打つ。
36歳までさかのぼり、脳梗塞に襲われて、左半身の自由を失った「土俵外苦闘」へと、思い出が及ぶ。
「花形」と呼ぶにふさわしい、横綱・朝青龍は平成17年夏場所、全勝で4連覇を決める。
「若いころ、横綱を倒そうと、思いっきりぶつかった。いまも同じ気持ち。対戦相手はみな、横綱なんだよ」。
肩などケガをし、ベストコンディションでない中、12度目の賜杯を抱く。
力強い気迫こそ、大鵬、朝青龍の接点と見る。
人生には、岐路が待つ。
自分で分かれ道を選ぶよう、心がけたい。
(2005年5月22日・日)
みんなの一品!
香辛料の、仲間を並べてみる。
「きょう黄、コショウ、とうがらし、にんにく、フェンネグル、コリアンダー…」。
辛味と香りを引き出す、カレーの必須物だ。
肉や野菜を炒めたあと、水、カレー粉が加わって煮込めば、できあがり。
インドの代表的料理、カレーライスを好む子どもたちは、今昔の感を持たない。
受ける秘訣なら、発祥地と違って、甘口に仕上げた点もあろう。
「ボンカレー」は、レトルトパウチのさきがけ。
当時、驚きながら頬張った。
小学生時代、キャンプの食事なら、手づくりで食べた、水っぽいカレーを懐かしく思う。
「うまいけど、もう食えない」。
父のお皿には「ククレカレー」が、少し残っている。
みんな大好き一品を、夕食メニューから再発見できた。
(2005年5月21日・土)
コンサート・レポート2!
「巣立つ」とは、成長の過程であろう。
探求心旺盛な人だと、小集団にこだわらない?。
三條が持つ低音豊かな声量は、鶴岡の目に留まった。
リードボーカル役として、いっそう歌唱力が磨かれるうちに、もう一つの自分を知る。
東京ロマンチカと、ソロ活動を行き来し、彼は歌手の道を歩み続けていく。
2年前、浜名ヒロシを含め、3人が「わらじ」を履いて旅立った「鶴岡雅義と東京ロマンチカ/三條正人」全国コンサートツアー。
山国・田舎町が、昨夜の宿だった。
公演は終了し、ロビー通路まできた午後9時近くに、一声が何度も鼓膜を刺激する。
「ありがとう。気をつけてね」。
3人組、一人ひとりからの握手、優しい声は、向き合って生ずる人間味があった。
「がんばってください」…、たどたどしい発声で返し、母と暗闇で待つ、愛車へ戻る。
多くの人と出会い、東京ロマンチカ並びに三條が、一回り大きくなりそうだ。
(2005年5月20日・金)
コンサート・レポート1!
北国が舞台の、ムード歌謡や演歌は少なくない。
厳しい自然環境で、生まれ育つ旅情歌だろう。
コーラスグループ結成の、きっかけとなった名曲「♪小樽のひとよ」。
オープニングで響き渡り、締めにも歌われ、公演は最高潮へ…。
鶴岡雅義と東京ロマンチカ・コンサートは、全席を埋めた。
古賀政男色が染みつく、ギタリスト・鶴岡のメロディに耳を傾ける、中高年入場者。
館内に流れる「♪君は心の妻だから」で、ふと、思った。
「あっ、そうだ。「新妻鏡」がヒントになり、生まれた歌かな」。
チーム名を耳にした若者たちから、単純な言葉が出てきそう?。
「鶴岡さんが、ボーカルなんでしょ」。
メインメンバーの、黙々とギターを弾く姿は、ひときわ輝いて見えた。
(2005年5月19日・木)
カメさん生活!
脚代わりを、3つ持っている。
一本杖だと、カメさん歩行。
腕力に頼るなら、車椅子も若干遅い。
周囲の歩き方と比較した違いで、坂や段差など道状況から、差は広がる一方だ。
話題がクルマに及ぶと、目撃者のほか、みんな、口元を動かす。
「スピード、控え目にね…」。
速度オーパーしてしまうのは事実であり、忠告を受けとめなくちゃいけない。
人それぞれ、能力の違いを認めても、競争社会は「健在」。
最近、速いと言う意味を考え直す「スローライフ」が、聞こえ出した。
ストレスを溜めない、言葉にもなりそう。
杖、車椅子、愛車の声援が、心を支える。
焦らず、あきらめないで、人生を歩みたい。
(2005年5月18日・水)
クローバー・ミステリー!
道ばたで摘んだ5つ葉を、ポケットへ入れた少年に向かい、少女は叫んだ。
「あっ、それっ、ダメだよ。不幸に見舞われ、死んじゃった人の話を聞いてるんだから…」。
耳も立てず、公園で遊んだ帰り際、少年は、すべり台踊り場から真っ逆さまに落ちる。
靴の中へ、4つ葉を入れた少女に、よいできごとが続いた。
ある夜、すべり台事故に遭って他界した、少年の冷たい手が、少女の腕をつかむ。
実は少女も、一葉がとれた5つ葉を、間違えて摘んでいた。
子ども向けミステリー本から、出会った話である。
クローバーは多年草で、夏の植物。
和名・白詰草に人はなぜ、葉の数をこだわってしまうんだろう。
言い伝えがあっても、努力なしで幸福はつかめないと考えたい。
(2005年5月17日・火)
勉強してよ!
夏モデル・デスクトップパソコンを見ていたら、フレッシュな男性販売スタッフが近づく。
「ノート型だと、NECが売れています」。
「じゃあ、デスクトップは?」と、聞き直す。
一呼吸おいて、推薦製品も同一メーカーを言葉に出す。
展示商品やカタログだって、一色に染まり、鮮やかさで欠けていた。
NECならば、引き出したい話が浮かぶ。
「一昔は、98パソコンがありましたね」。
いまや「パーソナル・コンピュータ=DOS−V」だが、ハードウェア技術で定評を得た98シリーズ。
国内で乏しくなった意欲的な動きは、世界共通感を漂わせる。
男性スタッフから「えっ、???」の声がして、話は終わった。
もっと、勉強するべし。
(2005年5月16日・月)
生卵入り納豆!
食べ物について聞かれる場面は、会話さなかが多かろう。
「納豆へ、マヨネーズをかける…」。
嫌い派が試して、新しい糸引納豆づき合いができたのか。
「生卵入り納豆」は、わが家の味。
卵1個と、細かく刻んだネギを入れ、かき混ぜればできあがりだ。
黄身、卵白のかみ合いで、糸引は消え、独特なにおいをブロックしてしまうネギ。
物心がついてから、ずっと味わっている、自慢一品。
原料で卵を使うマヨネーズも、よく似た効果があって、納豆の食べ方に加わった?。
健康食品メーカーは「サラサラ血液にしましょう」と、有効成分が詰まった製品を売り出す。
工夫ある方法で、納豆をおいしく食べたい。
(2005年5月15日・日)
火の海NAGOYA!
遠い西の夜空が赤く見え、家族は青ざめた。
「名古屋を、火の海にさせたか」。
当時、少年だった父が語る、目撃実話である。
正規航続距離4,585キロメートルと言う、ボーイング社製・大型長距離爆撃機は、別名「B29」。
500機近くが、中部都市を飛び、焼夷弾はあられのように降った。
「あっ、名古屋城が燃えてる…」。
金の鯱で知られ、地元人にとって象徴かつ歴史的建築物は灰となる。
悪夢の夜は、多数の尊い命が失われ、焼け野原をつくった。
原爆投下にもあたった「B29」。
終戦へ導いた、米軍が誇る武装機であろう。
昭和20年5月14日の空襲を、NAGOYAの古老たちは忘れまい。
(2005年5月14日・土)
一元的新法案!
「自由な暮らしと、逆行している」。
障害者自立支援法案をめぐり、名古屋や東京で、みんなのフォーラムが開かれた。
議論・訴えは、サービスに対する価値観へと迫り、参集から率直な声がこだましたと言う。
住み慣れてしまった「殻」を抜け出す、機会が与えられた、2年前スタートの、支援費制度。
「外へ出よう」「規則なしライフでいこう」と、ハンディマンらは希望を持ち、意欲的になった。
一方、利用者増で、国の計画予想は狂ってしまう。
新法案は、各自治体主体運営、原則1割利用者負担とした、2つの柱を盛り込む。
介護関連会社の一室に招かれ、こちらを向くスタッフ。
「生活で必要な支援は…。話が聞きたい」。
ニーズは、一人ひとり、障害の度合いによって決まる。
「難しさがあっても、まずお互い、ふれ合っていきましょう」。
利用者の多様化に対し、一元化を考えるお役人。
両者、釣り合わないはず?。
(2005年5月13日・金)
ナースの日?
数々の記念日は、日めくりなどを飾り、にぎやかそう。
一つひとつ、何か関連があって、特に数字合わせで用いられたりする。
垂れ幕に視線が向き、鈍い頭脳はゆっくりと動く。
「ナイチンゲールの誕生日なんだぁ」。
イギリスで看護専門職を創立させた、フロレンス・ナイチンゲールは、19世紀の女性だ。
クリミア戦争が出した傷病兵に、献身な看病をし、看護学校も開設する。
10人ほどの看護師さんが、外来待ち合いロビー端で、楽譜を並べ、小さな金色ベルは鳴った。
高い音域がメロディとなって、周囲に安らぎを贈る「ハートベルコンサート」。
「看護の心を、みんなの心に」。
スローガンが、ナイチンゲールの遺志に迫っていよう。
「看護の日」イコール「ナースの日」ではない。
見方を変えたなら「健康考えようデー」か。
(2005年5月12日・木)
いろんな親子!
昼下がり…、チラッと見てしまう。
母親は、生まれて3年目になる雄猫の、顔や胴体をなめていた。
どうやら、春、産んだ赤ちゃんを、すべて亡くしてしまったらしい。
深い悲しみが、母性本能に変わり、成育したわが子へ注がれる。
たとえ、あて推量だとしても、親子のしぐさから別物とは思えない。
大相撲夏場所4日目、かど番大関・千代大海関は、ケガに悩まされながら、白星を並べた。
「うれしい誤算」と喜ぶ、師匠・九重親方。
愛称はQちゃんの、日本女子マラソン先駆者が、親元を離れて独立する。
「監督とお別れし、ラストチャンスに挑む」。
高橋尚子選手の乳離れは、旅立ちと聞こえた。
「義」がつく父母なら、婚姻後に出現する。
猫を眺めていたら、人間界で成り立つ、いろんな親子が飛び出した。
(2005年5月11日・水)
知恵と協力!
更衣室やトイレ、お風呂なら、社会通念上、基本は男女別々である。
壁越しとしなくてはいけない場所が、一つ増えてしまう。
近畿、名古屋に次ぐ、首都圏の私鉄や都営でも、地下鉄を含め、女性専用車が動き出す。
2,201件は昨年、電車内であった、わいせつ・痴漢行為の被害届数。
「隠されている実態を合わせれば、数10倍か」と、警視庁はみる。
なぜ、自我をコントロールできない、男が多いのだろう。
義務教育や家庭に、落ち度はないか?。
有料テレビ放送、インターネット、雑誌などで氾濫する、性情報を注視すべきかも。
「女性専用車の登場自体、恥ずかしい話だ」と、紙面は男性を叱咤した。
特別車なんかない、環境づくりへ向け、女性の知恵と協力があってほしい。
(2005年5月10日・火)
パソコン辞典!
コンピュータで、中央演算処理装置は心臓部だ。
プログラムから、指示を受けて作動する。
電子部品の前者、後者が命令書であり、ハードウェア、ソフトウェアと言った、別名を持つ。
ソフト情報、オリジナルファイルを保存しておくハードディスク、メモリは作業机で、基板が各パーツを結ぶ。
いまや、常識となった大容量メディアは、DVDドライブの担当。
ハイスピードで進化し続ける中央演算処理装置だけど、計算にのみ使う場合、必要以上の性能だろう。
ウイルスや感染予防ソフトも、コンピュータにとっては、プログラムでしかない。
人に例えたら「頭脳・身体=電子部品、命令書=心」となるか。
どんな場面でも、悪念があるとしたら、パソコンウイルスの同類であろう。
(2005年5月9日・月)
無言の叫び!
先週、食料品目当ての買い物で、母に言った。
「なんでも、欲しいものを見つけて!」。
しばらく、衣類売り場周辺でうろつくと、ブラウス&ベストセットを手に持ち、近寄ってくる。
「どうかなぁって思うんだけど…」。
母への贈り物が、決定した瞬間であった。
行事などを狙って、客足を寄せようとする商売作戦。
家族対象の日と言えば、来月に迫った「父」や「敬老」も、あいだを置いて待つ。
「もう、うるさいなぁ。みんな、家庭環境が違うんだよ」。
心に秘めた、無言の叫びではないか。
季節感あるイベント以外は、控え目な宣伝活動を望む。
(2005年5月8日・日)
声なき男性!
言葉が不自由だって、正常な耳の持ち主はいる。
プラス、手足にもハンディを持つ、30歳代男性からメールが届く。
4通で区切られた長文は、コミュニケーションのとりにくさを、率直に触れている。
介護の必要な父親、母親は身体が弱々しく、否応なし生活保護制度を頼る3人暮らしだ。
男性は、一人で外出中、荷下ろしをしていた会社員と鉢合わせ。
荷物があたったはずみで、押し倒され、立ち上がれなくなった。
「救急車を呼んでください。入院させて…」。
文字でしか、意思が伝えられない相手に、会社関係者や警察官、病院スタッフらは手こずる。
訴えは逆に、戸惑いとなり、蔑視へとつながっていく。
「仲間のみなさんに、つらい体験を伝えたくて、メールしました」。
理解できる人を増やし、共生の道へ進む。
現実と向かい合い、賢く、前向きで生きよう。
(2005年5月7日・土)
健康維持スーパー!
「人々が、絶えず流れている」。
田舎町ならば、顧客相手の大型ショッピングセンターだ。
よく似た場景でも、建物内は重苦しさを感じるところは…?。
患者に医療スタッフと言う間柄で、病院が成り立つ。
名称「看護婦」は、長いあいだ使われ、当事者の不満を抱いた。
「私の仕事は、サービス業なんです」。
口元から漏れた、看護師さんの言葉である。
ライセンスに対しおごらず、任務を務める思考は、感慨深かった。
腕の採血跡を見せた知人が、不安そうな顔で言う。
「これから、診察なんだよ」。
3連休明けの翌日、午後まで外来人が足音をたてる。
病院って、健康維持スーパーかも。
(2005年5月6日・金)
遊び天才どこへ!
地区では、少し距離間隔を置いて、公園が3ヵ所もつくられた。
「すべり台・ブランコ・ベンチ」。
家が建ち並ぶ近くに、お決まりの風景が、ひっそりと見える。
「遊び場所をつくってあげて…」と、村へ訴えた結果、保護者や自治会の願いが叶う。
近年、外での遊びは、影を潜めていく。
「遊び場=空間」「塾やお稽古ごとがある=時間」「年上・年下のつながり=仲間」。
3つの言葉からとった「三間」現象が、大きな要因となっているらしい。
立教大学文学部・田中治彦教授は、納得のいく提言をつづった。
「遊び天才である、子どもたちの声を聞き入れた、公園づくりをしなくてはなるまい」。
午後、現地を見て回る。
はしゃぐ幼児と、夫婦の姿があった。
「みんなの公園」って、感じとれる、環境整備が不可欠だろう。
(2005年5月5日・木)
独身に戻る?
「キーボードに触れれば、活字に迫る文書ができちゃう」。
1980年から90年代前半にかけ、ワードプロセッサは、オフィスや家庭に入り込み、人気を集める。
ペンに代わる、筆記用具の主役となった。
いまは、パソコンとテレビが、めでたくゴールイン。
電源を入れると、数秒で32インチ液晶に番組が映り、記録、編集・加工だってもってこい。
高性能中央演算処理装置と、DVDドライブの強みであろう。
合体商品に不便さがあるなら、ウェブ回覧やメール、ワープロソフトなどを使うときではないか。
「国内外は競争激化で、価格落下中。付加機能をつけ、値段維持の狙いも…」と、家電関係者が語る。
パソコンに、ワープロ感覚の名残は消えまい。
「映像趣味」にこだわる人って、一まとめを嫌うと思う。
一緒だったけど、やがて、お互いは「独身」に戻る?。
(2005年5月4日・水)
58歳、衣替え論!
よく見聞きしてから、もう24年が過ぎた。
響きのあった、テーマ「完全参加と平等」が、国際障害者年を思い起こさせる。
もっと、さかのぼれば、中学で学んだ「公民」から、教師は繰り返して言う。
「基本的人権を忘れるな」。
イギリス・アメリカ・フランス各国が、先立って「対等権利」を宣言していた。
58歳の誕生日を迎えた「日本国憲法」は、第9条改正など、議論が活発だ。
「戦争放棄」の条文に、手が加えられるとしたら慎重さを伴う。
世界情勢や時代とマッチする、衣替えが必要かも。
ただし「憲法柱」は、揺るがさないでほしい。
第11条を、憲法のメインと見ている一人だから…。
(2005年5月3日・火)
家は眠るだけ!
ヨーロッパに、メー・ポールと呼ぶ、立てられた飾り柱で踊ったり、女王が誕生する5月祭がある。
デモンストレーションと言ったら、労働者の祭典。
両者とも「メーデー」「5月1日」は同じだって、あまりに趣旨が違う。
正社員と待遇格差が縮まらない現状で、パートタイマー・派遣社員らは不安や、企業に対し不満をあらわにする。
戦後60年にあたる、第76回メーデーの特色だ。
父と同年で、会社員だった男性が、定年間際に一言漏らす。
「寝るだけに、家へ帰るのさ」。
夫婦旅プランを思案中の初老投稿者も、傍らで類似言葉を聞いたらしい。
家庭を配偶者が守った、世代セリフかな?。
派遣労働者&パートが増える中、社内の色分けは、古き習わしとなろう。
(2005年5月2日・月)
ポプラになりたい!
丸裸だった周囲の木々に、黄緑色が塗られた。
新芽・若葉は、気候リズムをとり合っている。
「空に向かって伸びる木こそ、お前たちの成長と同じだ…」。
父の提案したポプラが、小学部入学式記念樹となる。
ヤナギ科でありながら、枝は直上して、ほうきを立てたみたい。
薫風を受け、ポプラの葉が彩る。
「植樹者」でもある父は、皐月に入るたび、当時、福祉施設と併設していた養護学校分校の庭を偲ぶ。
人間よりも、長生きする樹木。
教室で学んだ10数人が、それぞれ異なった道を歩む。
中に、折れ曲がった枝はないだろうか。
生ある限り、緑鮮やかな、ポプラになりたい。
(2005年5月1日・日)