2005年・月別
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2005年3月


一家合同体勢!
ときは、10年前。
独り暮らしの車椅子男性は、生活実態を吐き出す。
「住宅団地で暮らしています。自治会の役が回ってきたら、断れないんです…」。
率直な悩みが、あたりを静まり返らせた。
県社会福祉協議会主催・ボランティア集会で「障害」をテーマとした、分科会がよみがえる。
自治組織「組合」は、隣近所10軒が集まり、村・地区の連絡周知、相互援助や親睦を深め合う。
まわりもちから組長となって、ちょうど1年が経った 。
内外の寄り合いをはじめ、忘年会・新年会など、表立った任務は母が務める。
力強いサポート役が、キャリアのある父。
組長名義人も回覧文書作成で、ちょっぴり役割にかかわった。
危なげなく、平成16年度を終えられたのは、一家合同体勢か。
(2005年3月31日・木)

消え去る春情報!
入学試験合格発表を終え、高校や大学は新年度へ向かう。
実名が張り出された当時、吉報を知らせる紙面、特別刷りが折り込まれる。
長野県内だと、特殊学校の合格者は、なぜか名前が載らなかった。
事実を知った、新米報道関係者が「変だ、平等じゃない」と叫ぶ。
「特殊」がつく学校でも、高等部へ進むのなら、立場はみな同じだろう。
われわれの快報が、活字とならなかった理由は分からない。
厚生労働省は今春から、医療関係国家試験の合格者名を、片仮名や受験番号での公表にした。
一部資格を除き「掲載取りやめ」に踏み切る、報道各社。
「春便り」の代名詞が、新聞から消えていく。
特殊教育現場は、プライバシー保護の先駆者であったかも知れない。
(2005年3月30日・水)

珍客の教え!
玄関前を石段で結ぶ住宅は、見た目がよい。
同時にバリアフリーへの、無縁さを感じる。
「こりゃあ、不便だ」って、家族が思ったら、スロープづくりに取りかかればOK。
だけど、公衆建築物では、障壁の除去が不可欠だ。
歩道に面した入口から、半回りの階段を上がり、2階が会合場所である。
手すりもない箇所は、両手をついて、這いのぼった。
「大丈夫ですか?」。
同じ会場へ向かう人や従業員さんも、心配そうな顔つきをしていたけど、指定の席に自力でたどり着く。
設計段階から、バリアフリーを考慮していなかったのだろう。
店員さんが、きょう、訪れた「珍客」を忘れないかが、ポイントになりそう。
思い出せる彼なら、階段の両側には、手すりが見える。
(2005年3月29日・火)

タヌキと少子化!
地元動物園に「紅白タヌキ」がいる。
体毛が白く、赤い目、鼻先はピンク色。
白黒系カラーに身を包んだ、同類とは思えない。
突然変異が起き、アルビノになった雌は6年前、山村で保護され、園内の雄とゴールイン。
だけど、子宝に恵まれない悩みを抱える「夫婦」だ。
繁殖期となり、飼育管理スタッフらが支援する。
「夫婦」の家に、子育て部屋をつくり、落ち着かせようと考えた。
少子化は、私たちに大きな課題を投げかけている。
いまの社会で必要な、子育て支援とは何か。
安心環境こそ、動物と人間の共通点と見る。
タヌキ「夫婦」に、アルビノ2世が授かるかな。
(2005年3月28日・月)

出番は童謡!
夕飯が並んだ食卓で、母は言った。
「○○さん宅の庭に、水仙が咲いていたよ」。
デジタルカメラで撮った画像ファイルを探したら、1年前の黄色い花が見つかる。
3月29日に、撮影したものだ。
ヒガンバナ科の水仙は、多年草だから毎年、同じ場所で芽を出し、花を咲かす。
わが家でも、つぼみがふくらんだけど、季節は昨年よりも遅れ気味か。
「いつ、咲くの〜?」。
「桜開花予想日」だって、修正せざるを得なくなった。
気象庁が、コンピュータを使って予測しようとしたって、自然は応じない。
やっぱ、空に向かい、あの童謡を歌うしかなさそう。
「♪春よ来い、早く来い…」。
(2005年3月27日・日)

別れるなら食事!
「偏りがちな食生活には、サプリメントを…」。
健康食品各社の、うたい文句だ。
「コエンザイムQ10」が、息災増進・美容で脚光を浴びている。
別名「ビタミンQ」と呼ばれ、ブームの拠点地はアメリカらしい。
食物から摂取できる、ほかのビタミンと違う点は、体内合成である。
だが、エネルギー生産の手助け役は、20歳をピークに減り続けていく。
人気となった理由が、いま、揺れ動きはじめた。
「摂り過ぎは、動脈硬化の危険あり」と、医療関係者が警鐘を鳴らす。
「ローヤルゼリー、コエンザイムQ10を飲んでなくても、あまり変わらないかなー」。
サプリづけの身で、縁切りには勇気もいる。
健康食品と別れるなら、バランスのとれた食事を、しっかり摂るべし。
(2005年3月26日・土)

心の妻!
好奇心から、父に問いかけてみる。
「お父さん、心の妻って…、いる?」。
「たくさんいてなぁ〜」と、自慢げな答えが返ってきた。
なかにし礼の詩を、ロマンチックなメロディに仕上げた鶴岡雅義。
一曲をすっぽり、身体へ入れ込んだ三條正人が、絶妙なバスで熱唱する。
コーラスグループは、1969年「君は心の妻だから」を、世に出す。
「小樽のひとよ」も、同じメンバーでなくては、味わい深い歌とならない。
20年ぶりに復活、全国ツアーで歌いまくる、鶴岡雅義と東京ロマンチカ。
初夏の季節、山里へ立ち寄ると知り、チケット2枚を買い求める。
感謝を表したくて、両親にコンサート切符をプレゼント。
父にとって、心の妻も、寄り添う母一人だ。
(2005年3月25日・金)

イベント人間!
「あれが…」と、田舎ドライバーは思った。
一昔も、前になる。
大阪外環状線を走行中、テレビや子ども向け雑誌で見たのと、そっくりな巨大塔が、目に飛び込む。
遠い記憶は、岡本太郎・傑作「太陽の塔」を浮かばせる。
関西地方に住む、メル友さんとコンタクトしていたら「類似の塔」だと判明。
当時を知る人たちは、シンボルだった「太陽の塔」から、大阪万博がひらめく。
「『愛・地球博』愛知万博」はきょう、開会式が行われ、あす、開幕だ。
リニアモーターカーやロボットが、最新科学技術ならば、ユカギルマンモスの頭部、カモノハシを登場させて、生物にも迫る。
自然と人の調和を重視した、博覧会になりそう。
けれど「太陽の塔」に匹敵する象徴がなくて、ちょっと残念。
公式マスコットキャラクター「モリゾー」「キッコロ」で、イメージ挽回か。
私たち、イベント好き人間がいっそう、中京を熱くするだろう。
(2005年3月24日・木)

複式簿記の縁!
チラッと、旅行用ショルダーバックの中を見た。
鉛筆やボールペン、ホッチキス、スケールなど、事務道具が集まっている。
バック上部に、そっと置かれた、コンセント仕様の卓上電子計算機。
一日の農作業が終わって、夕食を済ませた父は、地区自治会事務所へ通う。
会計部に属し、複式簿記で健全財政を守った。
「役場や農協もやっていない、難しい簿記なんだけど、正確な会計ができる…」。
深夜帰りの仕事を、誇らしげに語る父は、輝き満ちていた。
あれから、20年以上が流れたいま、同士の訃報が入る。
降り続く春雨に肩をつぼませ、葬儀場まで向かった父。
無念と寂しさは、不思議にも家中を包んだ。
(2005年3月23日・水)

輸入禁止劇!
貿易に関する、仮定の話をしよう。
輸出ができなくなったら、自動車をはじめ、各種技術産業は混乱するに違いない。
逆の立場で詳しい、農林水産省が「農産物輸入禁止劇」をつくる。
夕食メニューは「ごはん1杯、焼き芋1本、焼き魚1切れ」。
一日おきに1杯のみそ汁、週末しか食べられない卵や牛乳、お肉も9日間待つ。
戦中、戦後直後を再現させる、衝撃的な内容だ。
「農水省の想定だと、野菜を確保できる農家が、ちょっと有利かな」と、父は口走る。
低迷し続ける食料自給率は、農業危機をにおわせた格好だ。
うまいものを食べ、活力へとつなげていく人々…。
企業と農業がつり合う、国の海外貿易を望む。
(2005年3月22日・火)

噛んでおしゃべり!
早食いの人に、消化器系疾患が多いと聞いた。
長年続く食習慣を、はやめし対応胃袋が打ち立つ。
病気にならない、体質が保たれている?。
生活スタイル変更などで、急に食べる動作を速めると、病変リスクが高まるかも…。
「20回、噛んで食べるんだよ」。
祖父は「お酒の友」にした、いか塩辛を分けてくれた。
言われた通り、努めたけれど、口をモグモグさせたのは、わずか5回くらい。
食べ方を学んだ、学齢前の思い出だ。
わが家は、話ながら食事を摂る「ゆっくり派」。
おいしいごちそうにプラス、いろんな話題が飛び出る。
健康的な、食卓でありたい。
(2005年3月21日・月)

彼岸の解釈!
「彼岸ってな〜に?」って、子どもから問いかけられたとする。
意味さえ分からず、答えようがない。
「お墓参りに行くんだよ」。
みんなの行動が、ヒントとなる。
本来、仏教で使われ「生死を超える」と言う、ニュアンスが強い。
生ある私たちは、川で仕切られている。
岸を境と見る、仏の世界。
父方の3姉妹が、連れ合いとともに訪れ、お墓参りをしてくれた。
ご先祖さまはもとより、旅立ってから2年となる祖母が、みんなに会えて大喜び。
彼岸を解釈できた。
「岸の向こう側にいる人と会う…」。
(2005年3月20日・日)

田舎町事件記!
「深夜でも、人通りは絶えない」と言うなら、大都市の繁華街だろう。
週末になると、田舎町でも似通った場所がある。
軒を並べる、飲み屋や遊技場付近一帯…。
突きあたりに、古いのれんを誇る中華そば屋があり、夕刻、一家で出かける。
店の近くまできて、事件現場に視線が向く。
死傷者4人を出した舞台は、大通りへ入った歩道だ。
昨日未明の発生時刻だから、もうあたりは、いつもと変わらない。
やくざ同士が言い争って、事件を招いただけに、怖くて気味悪かった。
高級自動車を乗り回し、特異な振る舞いで印象づける暴力団員。
静かな街並みって、彼らが好む住居地かな?。
(2005年3月19日・土)

切手アイディア!
預金金利は、カウントダウンが止まらない。
「0」同士に、小数点が仲立ちしたような情勢だ。
めったに行かない「ゆうちょ」窓口へ、足が向く。
手続きのさなか、新感覚なチラシを手にした。
切手と写真がくっついた、アイディア商品である。
申し込むと、お気入りスナップは、専用切手と同じスタイルシートに変身。
オリジナルを目玉とする「写真付き切手」の、定評はいかに…。
手軽な小包「EXPACK500」も誕生し、充実一途の郵便サービスと見える。
民営化がささやかれる、日本郵政公社だが、ライバル対抗作戦は整ってきた?。
「写真付き切手」は、愛猫のかわいいポーズを使い、注文してみようか。
(2005年3月18日・金)

「夫」対「主人」!
他人に向けて、連れ合いをさす言葉は、いくつか浮かぶ。
「妻」「女房」「かみさん」は、男性が使う呼び名だ。
「家内」も、ときたま、見聞きする。
女性だと「夫」「旦那」「亭主」が、飛び出す。
声でなく、文字から伝える場合「夫」「妻」が、一般的な書き方になりそう。
毎日、子育てで追われる「妻」に、月1日だけ「自由休暇」をプレゼント。
「夫」は代わって、子どもと遊び、面倒見に努める。
思いやりある様子がつづられた、一女性の投書…。
配偶者を「主人」と書いてあり、感謝や信頼が垣間見えた。
尊敬し合って生きる夫婦って、人前でも素直なんだろう。
(2005年3月17日・木)

刺身実話!
レタスに寄り添った、マグロのお刺身が、テーブルを飾る。
お皿は、陸と海のコンビネーションに変わった。
商品ラベルを見たら、インド洋で捕れた台湾産…。
一瞬、ためらったけれど、レジまで持って行ってしまう。
角切りだから、少々硬めの歯触りでも、マグロに間違いない。
今回、マグロは南国育ちのためか、温かさも運ぶ。
「財布、落としましたよ」。
会計で、うしろへ並んだ女性が、通路まで出た車椅子に近づき、小銭入れを手渡してくれる。
方向変換して、親切な若いお母さんに、お礼を言う。
また、台湾産マグロを買いたくなる「刺身実話」となった。
(2005年3月16日・水)

ときめく愛車!
自動車分野にも、死語がある。
雪国、寒冷地で欠かせなかった「スパイクタイヤ」だ。
タイヤに金属ピンが打ち込まれ、スリップ防止を果たす。
滑りやすい道路の味方は、粉じん問題を引き起こし、自滅に追い込まれる。
運命を決めた「スパイクタイヤ法」は、1991年4月1日施行。
救急車・消防車、障害を持つ人が運転する自動車は、法の除外となった。
目覚めたような各メーカーが、新タイヤ開発を進め、スタッドレス誕生。
父の愛車と一緒に、普通タイヤへ履き替えた。
スタッドレスよりも、制動能力は落ちただろう。
スパイクを脱いだ瞬間と違い、走り感覚に差は感じない。
わが家、愛車2台は、春の装いとなり、ときめいている。
(2005年3月15日・火)

新聞紙いま昔!
外出した父母が、石焼き芋を買って帰る。
太くて、長さ30センチの特大芋は、広げられた新聞紙から登場。
皮づきのまま、3つに分け、親子でほどよい甘さを堪能した。
父は、くちゃくちゃになった包み紙を、手で伸ばしてたたむ。
チラッと見たら、社説や投稿欄で、2日前のページと分かる。
参考のため、手元にとっておいた紙面だ。
写真や文字情報も、日が変われば、古新聞となってしまう。
スーパーが少なかった時代、魚屋さんは鮮魚をくるんだり、野菜類にも欠かせない「商売利用紙」として使われた。
いま、リサイクルで、ほとんどが新聞紙に戻る。
「あれっ、苦労して書いた投書掲載紙が、焼き芋の紙包みになっちゃった〜」。
現実であっても、本人は「知る由もなし」かな…。
(2005年3月14日・月)

アニメから贈り物!
容姿が重視されがちな、俳優さん、女優さん。
自身の年齢に合った役を演じながら、生き延びていく。
ラジオだと、ポイントは語り口に及ぶ。
海外人気番組の日本語吹き替えや、アニメーションで活躍する人たちもいる。
4月から、テレビアニメ「ドラえもん」が、声変わり。
姿が見えない声優さんは、26年間現役だから、ものすごいパワーだ。
36年たったって、声の衰えを感じない「サザエさん」一家。
だけど「ワカメ」役が、若返ると言う。
夢を運ぶ、アニメに惹かれた、いまの大人たち。
退く声優さんらは画面から、未来の贈り物を届けたと思う。
(2005年3月13日・日)

花たちの休暇!
西日が当たる石垣で、垂れ下がった数え切れない枝は、鮮やかな黄色い花をつけた。
隣家で、一足早く開花した黄梅が、通りがかりの人を迎える。
「実がつく」と思ったら、笑われそうな、観賞用落葉低木だ。
4・5日前から、15℃近い暖かさが続き、春の息吹を起こさせてしまう。
予報にしたがったのだろうか。
寒が戻り、白梅や紅梅までも休暇となる。
「おまけづき、あられ」も舞う、ありさま。
外に出た午後、花たちの震え声が聞きとれた。
「3色の花よ。あせらず、しんぼう強く生きようじゃないか」。
木々へ向かって、メッセージをつぶやく。
植物と共感を得た、気持ちになった。
(2005年3月12日・土)

農地とビジネス畑!
何種類かの種袋を、玄関で見つけた。
購入した一つ「こかぶ」は彼岸過ぎ、種をまく。
つけ物には「持ってこい野菜」で、味噌や塩、酢の味分けがある。
塩分加減さえすれば、ビタミン摂取など、健康増進が期待できそう。
植物の根もと部分を「株」と言い、ネーム由来に関連する?。
少しずつ姿を消す農地に対し、ビジネス畑は「株」で熱い。
会社設立、事業拡大が、資本家集団の必須だ。
繁栄へと進むと、配当金は増えていく。
ライブドア対ニッポン放送・フジテレビや、西武…。
いま、一部株式会社の内外が揺れ動き、争い模様。
新しい風は結構だけど、土から育つ「かぶ」を見習っては、どうか。
(2005年3月11日・金)

入りません!
「小包パックの中身は、化粧品」。
半月前、ある会社から母あてに、宅配便が届いた。
はじまりは「寒中黄昏どき」で、女性の説明が受話器を響かせる。
「使っていないって言ったら『一応、送るから』だって…」。
半信半疑で、軽く受け流した本人。
夕刻、同一会社が再び、わが家へダイヤルしてきた。
「使用しなかったら、送り返してもらえませんか」。
「お試し品」表示がない。
だから、危なっかしいと、思わなくてはなるまい。
聞き慣れない会社を耳にして、商品販売の話が出る。
じゃあ、はっきり言おう。
「入りません、ガチャン!」。
(2005年3月10日・木)

変身男前!
黒い毛糸の帽子姿で、父は玄関を出た。
1時間後に帰宅するケースだと、ほぼ行き先が決まっている。
昼食前、パッと被り物を脱いだ父。
こちらは、自然と出てくる歌詞でおだててしまう。
「♪きれいになったね。あのころよりも…」。
ムード歌謡「思い出はアカシア」を歌えば、にっこり顔が目に映る。
父は、年齢に似合う頭髪だけど、床屋さんから帰ってくると「変身男前」。
1ヵ月間隔で散髪に通い、髪の手入れや身だしなみを忘れない。
男の基本を、無言で語っているみたいだ。
いまだ独り者の息子は、教えを生かす、心得が足りないか。
(2005年3月9日・水)

生きたウィルス!
「胸焼けになって、苦しんでいます…」。
お酒の飲み過ぎ、胃酸過多でもない。
メールに書き認めてきた女性は、薬の副作用から起こった食道炎らしい。
「ウィルス」と「薬害」で、ダブルパンチを食らった彼女。
春を感じ、ひょこひょこ、院内の病棟へ向かうと、立て看板が居座っている。
「インフルエンザが広がっています。面会は、慎重にお願いします」。
お見舞いにきた人への、呼びかけだ。
流行性感冒、はやり風邪が、別名・インフルエンザで、急性肺炎の危険にさらす。
正真正銘の、生きているウィルス。
「火元」は、医療現場なら、緊急事態だろう。
ウィルスが滅び、患者さん個々の治療に専念できる日を祈りたい。
(2005年3月8日・火)

甘夏風呂話!
「まるごと、湯船に浮かべるのかなぁ?」。
一呼吸おいて、母が返事をした。
「そうだろうねぇ〜。実はあとから食べるんだよ」。
柑橘の、袋詰めに入っていた説明書で「甘夏風呂」が、目を留める。
夏みかんは、思わず「酸っぱい!」と、口にしてしまいがち。
健康維持にも「注目くだもの」である。
一歩先を行く甘さと、酸味がぶつかり合って、夕食後のデザート役だった。
九州・熊本市近郊で育ち、はるばる信州の店舗に並ぶ。
ちょっと考えた様子の母が、発言を取り消す。
「もしかしたら、皮だけ、お風呂に入れるのかもね」。
「甘夏風呂」は「実つき」が、疲労効果を高めそう。
残った「実」って、捨ててしまうんじゃないっ?。
(2005年3月7日・月)

認知症とゆとり!
赤ちゃんの、意思疎通は泣き声だ。
心身から、泉湧くような発達が見られ、家庭と言う集団に溶け込んでいく。
脳みそって、コンピュータとは比較できない。
入所者への虐待1割、拘束は6割に…。
特別養護老人ホーム・老人保健施設・療養型医療施設で働く、看護・介護スタッフ2,749人は、連合の実態調査に本音を訴えた。
きつい勤務が優しさを奪い、憎しみ、拘束、やがて虐待へつながっていく。
ベッドや車椅子に縛りつけたり、睡眠薬を飲ませられる、拘束に対し、虐待は「おむつ替えをしない。暴言・暴力」。
全国老人福祉施設協議会総研研究員の一人が、結果分析する。
「なぜ、認知症になったか。本人の生きてきた証を、少しでも知ろう」。
現場職員にとって、襟を正されそうな助言か?。
ある方向で「ゆとり」の一言が、聞こえてきた。
いまの社会に築き上げてきた人たちを、いたわれる福祉施設でありたい。
(2005年3月6日・日)

童心に戻ろう!
童謡で知られる作曲家・草川信は、明治・大正・昭和を生きた信州生まれ。
幼稚園や小学校で、オルガンから流れる彼、傑作の一つは…。
書き出しが歌詞と言う、季節の、はがきを手にする。
「♪どこかで春が うまれてる」。
差出人は、県内在住女性だけど、会ってもいない、純粋なペンフレンドだ。
今年になって、知り合い男女数人が伝えてきた。
「結婚する予定です!」。
新しい家庭を築こうとする、時季なのだ。
作詞者・百田宗治が、子ども向けに書いた詩と言う「どこかで春が」。
1番、3番に出てくる「うまれてる」は、ハネムーンを指す、とらえ方もできる。
式や披露宴の場で、童心に戻れたら楽しそう。
(2005年3月5日・土)

温度感覚!
スコップを持った男性が、テレビから一言吐く。
「こんな日に、仕事なんて嫌ですよ」。
上野駅前で、春雪をかきのける場景だ。
温暖化の進む自然界から、都心にも思わぬ贈り物が届けられる。
雪合戦やだるまづくりなら、校庭が舞台。
多くの通勤者たちは、スケート場で初滑りにチャレンジするような、姿を見せた。
午前中、うっすらと白くなっても、当所ではお昼過ぎの「化粧落とし」。
春を待つ、豪雪地域に住む人々が、口をそろえるだろう。
「積雪、2センチかぁ」。
小さな島国に、温度感覚の違いはありそうだ。
(2005年3月4日・金)

母娘のつながり!
「鶴」や「やっこさん」だったら、折り紙の代表作。
四角い色紙は、工夫を凝らすと、どんどん表現力が増す。
行きつけの病院で、人形に劣らない「折り紙おひなさま」と出会い、早3年が過ぎた。
予約診察を終え、病棟勤務の作者と立ち話。
「おうちへ帰ったら、娘さんやご家族と、楽しいひな祭りが待ってますね」。
すぐ「たぶん、そうかなぁ」と、笑みをこぼす。
女の子に、幸せが訪れるよう願い、みんなで祝う「桃の節句」。
以前、作者からもらった「折り紙おひなさま」は、親子合作らしい。
行事を通して、母娘のつながりが深まる。
マイルームにあるパソコンの横で、今年も「折り紙おひなさま」が並んだ。
(2005年3月3日・木)

支援、ご苦労さん!
お風呂上がり、ねまき姿になったあと、温風で濡れた髪を乾かす。
普段通りの手順から、ヘアードライヤーは騒がしく動き出した。
髪をなでて「もうちょっとだなっ」と思った途端、暖かな風を送らなくなる。
タイマーつき自動冷風機能が働くなんて、予想外のできごと。
パソコンのマウス代わりである、トラックボールも、3時間前にギブアップしてしまう。
以前より見られた「老化現象」とは、手あかやチリの進入で、掃除をしても限度を持つ。
部屋の隅で眠っていた「予備・新品」を出し、一件落着。
「なんとか持ちそう…」って感じたときが、物の寿命かも知れない。
「ドライヤーくん、トラックボールくん、長いあいだ、サポート、ご苦労さん」。
(2005年3月2日・水)

このままでいい!
枝に咲いた紅梅を、農協の庭で見る。
建物の陰となり、日照時間が短い環境でも、紅色は際立つ。
「新市名は『中央アルプス市』」。
隣郡部、3市町村の法定合併協議会は、意欲的に映っていた。
けれど、理解が深まらず「住民審判」を受けて、幕は下りる。
行政区域に加え、親しみのある地名変更で、暮らす人々のプライドが揺れ動いたか。
愛知県知多半島2町も「南セントレア市」で、類似点があった。
同じ日、関係者らは、厳しい視線を浴びる。
合併を急がせる、財政事情に対し「いまのままでいたい」と言う、地域の人々。
「出発」のイメージを持つ、春なのに…。
紅梅は、合併に似合いそうもない。
(2005年3月1日・火)

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