2005年・月別
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2005年2月


おみそ汁と長寿!
今晩もテーブルには、3つのお椀が並んだ。
大豆みそが、かぼちゃと青菜を包むように見える。
野菜類とマッチして辛みを抑えた、みそスープは香りもよい。
母は2年前、人間ドックで栄養士の説明に、耳を傾けた。
「塩分のとり過ぎです。みそ汁は、1日2回程度にしましょう」。
飾らない減塩指導だけど、メニューを見直し、家族の健康管理に役立てている。
昼間でも暗い、みそ部屋がある、わが家。
浅く広い桶に入れた煮立て大豆を、白足袋姿の祖父が踏みつぶしていく。
自家製みそ風景は、小学生時代の記憶に残る1ページ。
みそが「長寿国日本」をつくったと、海外でも注視しているとか。
「やっぱ、毎食飲もうよ、おみそ汁!」。
(2005年2月28日・月)

燃えるナガノ!
「完全参加と平等」は、国際障害者年のテーマ。
すでに、25年の歳月を刻む。
「誰もがスポーツを!」…。
故米大統領の妹、ユニス・ケネディ・シュライバーさんの試みは根を広げ、アジアまでやってきた。
純粋で人懐っこさを持つ、知的障害のある人たちが「ナガノ」に集まる。
「人間は、無限の可能性を持つ。競い合うのではなく、差別や偏見に勝つためだ」。
国際本部会長が、場内で声を張り上げて、開幕した「スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野」。
交流の機会を重視する、スポーツ祭典となる。
「パラリンピックだけじゃあない!」と、選手たちがアピール。
スローでも「完全参加と平等」は、世に浸透しつつある。
ナガノはいま、燃える街か。
(2005年2月27日・日)

1世紀以前の話!
当地は「日待ち」を「お日待ち」と、言い交わす。
集落、80戸余りで、夕刻から広がった火事は、明治初期のできごと。
大半の家を灰にし、不自由な暮らしが苦い体験となった。
大火と言う教訓は、いっそう防火意識を強め、人々が「生活安全」を祈る。
「前夜から集まった人たちは、神に拝み、日の出を待つ」。
願いごとが「火難防護」の点で、一般的な「日待ち」と、色を分けた。
燃えやすい藁葺き家屋が多く、消火設備も整っていなかった時代、火災は、建ち並ぶ家々で恐れられる。
15年くらい前、神社近くの数軒が全半焼。
春祭りで発生し、大火が起こった旧暦月日と、時季でもほぼ一致する。
昨夜、組合ごとのお宿で、語り継がれる悲惨話や、隣近所、親睦を深め合った。
(2005年2月26日・土)

視覚なきラジオ!
地元公共放送に遮られ、微弱な超短波は受信できない。
電波同士、接近し過ぎているためだ。
大阪万博から35年を経て、1ヵ月後「愛・地球博」が開幕する。
一足早く公式FM放送「FM LOVEARTH」は、催事・パビリオン情報や音楽を、きょう、電波にのせはじめた。
国境や県境もない電磁波だって、高い周波数は光と等しい。
FM放送帯域だと、山脈反射を利用した遠距離キャッチの可能性もある。
10素子八木アンテナで、中京圏FM番組を楽しめるだけに、今回は悪い環境下となった。
視覚なきラジオって、声・音を通じ、想像力が身につく。
万博会場の雰囲気も、FM放送で感じとれるだろう。
期待は消え、愛知万博との距離が長くなってしまった。
(2005年2月25日・金)

びっくり転勤族!
今夜もまた、見慣れた一品が、お皿に盛りつけられた。
ピリッとした辛みに包まれ、黄土色をしている正体は?。
「おたぐり」。
馬の腸を一口大に切り、煮込んだ食物だ。
「モツ」なのに、地方色豊かなネームで親しまれる。
「栗が出てくるのかと思った…」。
「『おたぐり』を食べなさい」と、赴任地から言われた、転勤者のエピソード。
少し前、馬の臓物煮と、メモ帳に書く。
漁業網や、引き寄せるといった表現を持つ「たぐり」以外、分厚い辞書でも該当語が見つからなかった。
方言は珍物とともに、地域で使われ続ける。
転勤族を驚かす春は、すぐそこ!。
(2005年2月24日・木)

新四字熟語誕生!
漢字クイズで、四字熟語を使った出題は多い。
高校入試の、国語検査に登場した一例は…。
「四角部分に、当てはまる文字を書きなさい。『□肉□食』」。
いたずらっぽく同じ問題を、メモ用紙で父へ渡す。
「減肉少食」と、すばやく解答し、こちらの目を丸くさせた。
正解は「弱肉強食」だけど、意味でよくない印象がある。
「腹八分目、肉も控え目って言うじゃあないか!」。
笑みを浮かべながら話す父は、現代人の健康管理に着眼していた。
ユニークな答えが、受験生からも出た。
「焼肉定食」だと、熟語特色の意義が薄い。
ダイエットにも通用しそうな「減肉少食」。
新四字熟語誕生となるか…。
(2005年2月23日・水)

警戒遠足!
通学路は、屋敷に沿って続く。
クルマ1台が、やっと通れる道幅しかない。
道路を挟んで、わが家と反対側に車庫がある。
外出から帰った愛車は「マイホーム」へ向かっていた。
手前20メートルくらいの場所で、小学生集団と鉢合わせ。
引率らしき先生?もいて、遠足しているかのよう。
教職員殺傷事件は、逮捕された少年の母校が舞台となる。
当時、いじめがあったとされる中、担任や複数教師を恨む供述が、取調室に響く。
「関西地方のみが、リスク地帯とは言えない」。
田舎でも、子供たちは「道草帰り」を楽しめなくて、かわいそう。
心病める社会にしてしまう、私たち…。
一日も早く「警戒遠足」なんて、やめよう。
(2005年2月22日・火)

家の必須花!
「フクジュソウ、見当たらないんだけど…」の問いかけに、父の残念そうな表情が映る。
1年前、黄色い花に視線を向け、まぶしくなった。
キンポウゲ科の多年草で、暑さにも耐え、春を呼ぶ代表花。
開花は、旧暦・正月あたりで、おめでたイメージ。
「薬草変身」なら、心臓病に効くとか。
ひまわりみたいに、いつも陽光へ向き、曇りや雨だと、花びらをすぼめている。
太陽からもらったエネルギーで、鮮やかな黄となるのだろう。
「農協店舗へ行けば、売っているんじゃないか」。
父は、株を思いのままに増やせなくて惜しんだ。
「福寿」って、幸福と長寿の意味。
わが家になくてはならない花を、あす、購入しよう。
(2005年2月21日・月)

セントレア歌謡!
「中部」と「空港」からできた複合語が、セントレア。
伊勢湾に人工島をつくり、世界へ向けた玄関が完成した。
民間主導経営と言う特色を持つ、中部国際空港は開港と同時に、人波を呼び寄せる。
幕開けして4日目、旅客と見物人を含めた来港者は、合計34万人突破か。
空港会社の中核、トヨタ自動車は、得意な「生産方式」を知恵に、大混雑対策で奮闘。
「青い滑走路」は、ムード歌謡の一つ。
セントレアで飛び、着陸する旅客機は、海洋を望めるだろう。
オリジナル歌手だった石原裕次郎が、一言、声を出すに違いない。
「中部国際空港で『青い滑走路』を歌いたい」と…。
古い曲だけど、メロディは、新しい空港に似合いそうだ。
(2005年2月20日・日)

探りたい解決策!
昔、菊づくり仲間のあいだで、言葉が交わされたと言う。
「栽培のコツは教えない!」。
何もかも閉ざされた雰囲気は、よい花を咲かせる、競争手立てだったらしい。
関係参考書を手放さなかった父は、菊自身から育て方を学ぶ。
合間をぬって、クラッスラの面倒も見た。
菊とは、まったく異なった植物だが、根気強い観察力で対応する。
相手がいない、競い合いか。
いまの時季、和名「金のなる木」に関する問い合わせが、わが家へ殺到。
「子株、分けてください」、「花を咲かせたい」。
質問が、交互に聞こえる。
父は、自分の園芸方法を、はきはきと言い、テキストも作成した。
「分かんないから、教えてね」。
尋ねるのは簡単だけど、研究心や解決策を探るのも面白そう。
(2005年2月19日・土)

制服と私服!
高校入学を待つ、中学3年生の心境は?。
「夢の仕事へ一歩前進」、「知識を広め、成長したい」。
意欲的な思いは、将来像を描き出す。
反面「教育過程」と言う、レール上の意識もありそう。
「みんなが行くから、自分も」。
前日、小規模な講堂に入った途端、暖かそうな私服姿が角膜を通した。
自由スタイルは「制服校」にはない、自主性を持っていると思う。
団結こそ、制服の長所だけど…。
「ズボンが下がりそうな男子」、「ミニスカートの女子」。
規則に縛られ、嫌う一面が、容姿からうかがえる。
「職業系」、「進学系」といった学校間に、隔たりやプライドがあるのか。
私服導入を検討する、開放型高校が一校でも増えてほしい。
(2005年2月18日・金)

違いはパーソナリティ!
北へ40キロ進むと、町中に高台がある。
折りたたみ椅子300人分は講堂に並び、人権学習会が開かれた。
「進学校」と言われる学び舎の1年生は、堅苦しいテーマにざわめく。
1時間を3人が分け合い、演壇のマイクへ向かう。
ベテラン女性教師は、じゃんけんゲームを用いて切り出す。
反射運動に続き、隣の人と手を握り合う、意思伝達がはじまる。
メッセージは彼らにとって、思いがけないものばかり…。
「私には、右足がありません」、「養護学校高等部へ通う、姉がいます」、「部落差別のあった場所に住んでいます」。
外国出身者が、2番バッター。
いろんな壁にぶつかりながらも、日本で暮らす姿勢は新鮮に映る。
よろめく足で、壇上にたどり着き、一言、絞り上げた。
「自動車を運転できる?。みんなの考え次第。まず、ふれ合いから、新しい発見をつかんでください」。
ありのままを見せて、アンカー役を果たせたかな。
「リレー講演」は、高校生に伝えた。
「違いは、パーソナリティ」。
(2005年2月17日・木)

腕のある記者!
何かを人に尋ねるとき、用意・心得がないと困ってしまう。
事柄への情報を集めて、コミュニケーションは成り立つ。
多肉植物でベンケイソウ科・クラッスラに、ピンク色の花が満開となった。
知れ渡る「金のなる木」だけど、園芸名は「桜花月」。
桃色は人々を春へと誘い、桜が思い浮かぶ。
こちらの手紙を読んで、地方紙記者が「花見」に立ち寄ってくれた。
主役にカメラレンズを合わせたあと、育ての親、父へ質問してくる。
前もって、取材目的や聞こうとする要点を熟考し、出かけるのだろう。
情報収集こそ、よい記事にするコツだと再確認した。
どんな見出しが踊るか、期待しながら、掲載紙刷りを待ちたい。
(2005年2月16日・水)

売れ残りで退治!
大型店の片隅で、いつもと違う光景を見る。
積み重ねられた、ビデオテープ10本パック大の箱に、話し言葉が書いてあった。
「遅れちゃったんだよね、チョコ!」。
日付が変われば、普段のチョコレートだが、ひらめきアイデアで在庫減らし?。
義理チョコって、ビジネスにも駆け回る。
上司とOLのあいだで、残り続くものがあると聞く。
「化粧し直して、彼と待ち合わせかな」。
もっと、エスカレートしたセリフを、口から吐く上役もいるらしい。
「義理チョコです。遅れました…」。
売れ残りをどっさり渡し、お返しをねだる…。
ちょっと勇気のいる行動だが、セクハラ対策に役立つかも…。
(2005年2月15日・火)

心持ちとサプリ!
午前中、フリーダイヤルはかけるたび、お話中。
「サプリ」の呼び名なら、健康食品だ。
利用するコーポレーションは、化粧品・インナーにも事業を広げる。
ダイエット商品も揃えているけど、ミネラルやビタミンを配合したものが多い。
ローヤルゼリーが、女王蜂の幼虫に必要な栄養食と知り、白い粒を飲みはじめて6年。
強壮剤の合い言葉…「あっ、身体の調子がよさそうだ!」とはいかなくても、異常なし。
5種類を口に持っていくワケは、安価と言う誘惑かも…。
健康食品に、ストップをかけなかった医師。
休み明けで、主婦らの注文を受けていて、電話が通じなかったのかな。
1日3食、きちんと食べていれば、サプリに頼らず過ごせると思う。
短い針が、右へ傾きはじめたウォッチを見て、オペレータとコンタクト。
良薬って、心持ち次第か。
(2005年2月14日・月)

偽名メールで作家?
毎日のように届く、広告や偽名メール。
出会い系サイト・風俗関連は、途絶えようとしない。
「男性会員が少ない状況」と、入会を誘う女性。
人妻は「夫婦生活がなく寂しい。素敵なひとときをプレゼントしたい。近くだから、お迎えに行けます」って、尋ねてくる。
おしゃべり言葉で書く、ギャルたちも多い。
男らしい文だってあるけど、正体不明ばかりだ。
特に、女性発信者の文章を熟読すると、言い回しは女でも、野望な表現で男性像が浮かび上がる。
同性といった立場が、相手を見抜くポイントになっているかも…。
アドレス掲載は、ホームページに対する、問い合わせや意見をうかがう手段であり、管理人の義務だと思う。
偽名さんらに、一言。
「メールで稼ぐより、作家になったらどうっ?」。
(2005年2月13日・日)

別れても交流を…!
海が見えない山国に、峠はつきものだった。
交通網整備で、幹線道路の多くはトンネルとなり、坂や曲がりくねった道を通らずに済む。
旧中山道から、木曽山中へ入る風景は…。
山あいと言う表現にマッチせず、スーッと小さな集落へと向かう。
「長野県」「岐阜県」の表示看板を、あちらこちらで見かける、不思議な地帯だ。
戦後、文豪・島崎藤村生誕地、馬籠宿をめぐり、分村越県合併に至る。
地元で暮らす人々に、大きなしこりを残し、46年の長い時間が過ぎた。
今回、民主主義のルールである住民投票で、まわりが生んだ混乱に打ち勝つ。
村人・馬籠宿とともに、面積24.67平方キロメートルは、あす、美濃へ行く。
別れを惜しみながらも、県境を越えて、いままで通りの交流をしよう。
さらば、長野県木曽郡山口村…。
(2005年2月12日・土)

住みよい国へ!
本日の祝日に込められた趣旨は、なんだろう。
「国を愛する心…」と言ったら、そうっ、建国記念の日だ。
昭和41年に制定し、翌年からスタート。
夜、ブラウン管で見えた映像は「建国記念」について対立する、2団体の集会だった。
「国家」が、キーワードだから、法律、北朝鮮の核兵器製造、拉致事件など、内外への主張が多い。
「日の丸掲揚」だって、意見を述べるチャンス日が、きょうではなかったか。
国内一企業に注目するのと同じで、世界が日本を眺め、鋭い視線でにらむ。
「建国記念」の見方にも、変化が出てきているように思う。
現代型趣意は、これかな?。
「住みよい国にしよう」。
(2005年2月11日・金)

おばさん知恵袋!
「外出を終え、自宅に戻ったら…?」。
寒い時期なので、つぎの行動が思いつく人って多いはず。
まず、洗面所へ立ち、手洗い・うがいをする。
あとは、暖房の効いた部屋や、湯船に浸かると、冷えた身体が暖まる。
風邪対策で、話に聞く習慣だ。
わが子3人の受験勉強を見守った、母親は言う。
「お茶・スポーツドリンクなど、たっぷり飲んで休む。寝る前に、マスクをする…」。
夜中、トイレに起きやすい高齢者だと、水分の取り過ぎは、不安がつきまといそう。
「血液サラサラ効果」手段とは、意外と簡単。
循環器や脳にも、血の巡りをよくしてやると、心強い。
流行ウイルスと闘うわが身は、おばさんの知恵を実行中だ。
(2005年2月10日・木)

スーパー一人旅!
父の愛車「ダイハツ・ミラバン」が、農協店舗へ直行した。
わが家に、支援物質を運んだ、ミラくん。
小さく刻んだ鰺はたたき、馬の臓物煮とで栄養補給。
満腹感が増す、納豆鉄砲巻きをかじりつく。
ビタミンCは、大根、みかんで補う。
黒砂糖からできた蒸かしパンと、いも干しが、お茶のお供になって、エネルギー源をつくる。
いろんな食料品が入っていて、ビニール製福袋みたい。
自宅を襲う、感冒ハプニング。
用心していた父は、かろうじて難を逃れたけど、スーパー一人旅が待っていた。
母に代わり、体力のつく食物を、いっぱい買って帰る。
優しさが伝わり、心で受けた。
お父さん、ありがとう。
(2005年2月9日・水)

義理情報欄!
読者が、編集者に問いかけた。
「おくやみ欄は必要なんですか?」。
「『プライバシー』と言う、カードを切り合って、地域社会が成立する。反対意見も忘れない」。
編集者は、読者間を結びつける役割について語り、理解を求めた。
脳裏に焼きつく、祖母のしぐさは毎朝、見てきた。
パッと広げるページは、いつも、おくやみ欄である。
同年代の訃報は寂しく、気がかりだったのだろう。
母も、姑と同じ行動をとるようになった。
「近くに不幸があって、知らなかったら大変!」。
人づき合いでの、心配が絡む。
おくやみ欄を言い換えると「義理情報」になるのかな?。
(2005年2月8日・火)

難しい人体議論!
成人してまもなく、衝撃が走る言葉に出会った。
「いずれは、脳性まひの人っていなくなるでしょうね…」。
めざましい医療技術は、妊娠・出産時や幼児における発症を防ぐ。
国内で議論中の「着床診断」は、先天的な原因に対応できる。
「いなくなる」に対し、納得ができる、環境へ向かうのは確かだ。
体と同じ、さまざまな組織が生まれる胚性幹細胞を使い、独立行政法人理化学研究所のグループは、神経並びに大脳のもとをつくろうとしている。
すでに、マウス実験で成功し、脳血管疾患治療に新たな道が開けそう。
壊れた脳組織部分は違ったって、大人の脳疾患、出生直後に起きる脳性まひも後遺症である。
胚性幹細胞を用いた治療は、両者に有利だと思う。
脳性まひの発病リスクは減っても、医師と妊婦が慎重さに欠けたなら、消滅しないと考える。
人体議論って、まだまだ難しい。
(2005年2月7日・月)

ベターハーフ考!
「実権」は、家庭にあるのだろうか。
協力や心の支えを受け合いながら暮らす、小集団ととらえる。
「おじいさんは山へ芝刈り、川で洗濯をするおばあさん…」。
全国の成人男女3,500人余りに、内閣府は昔話と似た意識調査を実施。
今回、はじめて「家庭を守るのは妻」と言う考えが、少数派へと転じた。
ベターハーフは、社会参加に意欲を燃やすが、家事を手伝わない夫。
これじゃあ、理想と現実に触れているだけ。
いちご栽培や稲作、養蚕で汗を流した両親を思うと、近代的な共働きではなかったか。
懐かしむような趣で、父の口が動く。
「母ちゃんいたから、百姓ができた!」。
視角を変えれば、現代サラリーマンの古き思考は根強いような…。
(2005年2月6日・日)

くーさい警報!
卸売市場で姿があると言う、さつまいも。
昨秋、畑から掘り出された彼らは、土をつけたまま、貯蔵されていた。
「時間を置くと、でんぷんが糖質に変わるんです。洗わないのも、品質保持!」。
農家や市の知恵が生かされ、淡紅色ラグビーボールはいま、スーパーに並ぶ。
飯台でドカーンと、蒸かしいもの山盛りが…。
おかずは、ほかに何種類かあったため、胃袋から要求なし。
個別の器で出してもらった、つぎの食事は、ホクホクとした食感に、うま味があった。
「いも類を食べると、おならが出やすいよね。なんでかな?」。
「メタンガスが含まれているんだぞ!」と、化学用語を引き出す父。
でたらめだって、思いつかぬ言葉が飛び込み、びっくりする。
さつまいもを手にするなら、注意したい。
「『くーさい警報』発令です」。
(2005年2月5日・土)

動揺負け言葉!
舞台となった、病院の待合室…。
院内用車椅子に男性が近づき、しゃがみ込んで、こちらを見上げた。
交じった白髪、しわのない顔は見覚えがある。
「ほかの病院で、妻が手術をしたんだ。続けていく治療は、ここになったのさ」。
正体すらつかめない人物出現で、脳みそは混乱状態。
データの読み込みがはじまり、クルマを45分ほど走らせた場所に住む、知人だと分かる。
病を背負って長い父親も、医療機関通いが続く。
電子部品販売店、竹細工、小枝を使った飾り物商品づくりと、仕事の種類は幅広い。
できごとがとっさで、動揺していたら、看護師さんの声が聞こえた。
診察室へ向かうとき、どうして一言、出せなかったか。
「奥さん、早く元気になるよう、お祈りします」。
瞬時、応用できなかった言葉だ。
(2005年2月4日・金)

争いじゃなく信頼!
前回、飛び出た「もめごと」は、ベンチャービジネスに対する大企業の防衛策と受けとった。
各機能説明を使いやすくした「一太郎」「花子」の、ヘルプモード。
ポインタ横に「?」記号が表示され、アイコンを押せば「アシスタント文」が出る。
「この技術は、わが社に特許権あり!」。
松下電器産業の訴えが認められ、製造・販売差し止めを、ジャストシステム社に命じた法廷。
違法行為と言う、はじまりが6・7年前で、長い時間、勝訴側の「見ても知らないふり」があったのか。
両社で起きた、いざござが、司法判断に持ち込まれたとみる。
競争社会であろうとも、ベンチャービジネスは襟を正したい。
謙虚な思考で、ユーザーの期待に応えられる、ワープロソフトづくり。
争いより、信頼を得る努力こそ、会社発展へとつながりそう。
(2005年2月3日・木)

一太郎さんが訴訟!
「一太郎」や「花子」は、人の名前として使われてきた。
ネームから、時代感覚が伝わってくる。
クルマと杖が、役場住民窓口へ向かう。
「名前で『一太郎さん』『花子さん』の人はいますか?」。
デスク上のディスプレイを見て、担当スタッフが答えた。
人口7,000人強の住みかだけど、同名数人を確認し、存在だけを教えてもらう。
日本製パソコンソフト開発・販売に努めた、ジャストシステム社。
ワードプロセッサプログラムの、定評を受けながら「裁判所争い」と言う、もめごとに…。
「一太郎」と、相性が合って以来、文書作成のよき「協力者」である。
もう一つ、トラブルに遭うとすれば、商品名だろう。
全国で暮らす「一太郎さん」と「花子さん」の訴訟だ。
「勝手に名前が使われた!」。
(2005年2月2日・水)

医療の明暗!
「一生懸命、何かを伝えようとしていたね。あなたのいた日々を、みんなが覚えているから…」。
病魔と闘い力尽きた、8ヵ月のわが子に、母親は率直なメッセージを捧げた。
手術や化学療法、投薬といった最新医療で、元気になってほしいと願ったと思う。
若い人に増えている、子宮頚ガン。
進行期でも、温存手術の進歩によって、妊娠・出産が期待できると一報。
ガンのため、不妊となった一夫婦は、海外へ渡り、代理母出産に踏み切った。
進む医学は、病と闘う人々に希望の光を照らす。
私たち自身でありながら、まだ多数、人体構造の謎がある。
「授かった」「つらい別れ」。
母親として二人が、病気と向き合い、医療から明暗を分ける。
記事と投稿は、個々の思いに迫るものだった。
(2005年2月1日・火)

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