2004年・月別
1月 2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
9月 10月 11月 12月

2004年9月


駐車場と心理!
山峡にあるこの地域は、ローカル線電車や路線バスの乗客が少ない。
人家から停留所、駅が離れ過ぎており、自転車を見かけるのもまばら。
まわりの家々から、軽トラックを含め、2台以上の乗用車が…。
田舎ながら、クルマ社会の文字が浮かぶ。
人が集まったり、お客さんを呼び寄せる大型店では、駐車場が物を言う。
「雨に濡れちゃうから。買い物がたくさんなので。建物の近くに、クルマを止めよう…」。
広いスペースがあるところだと、人の心理が見えてしまう。
障害のある人に対し、社会参加を願って設けられた身障者専用駐車場に、ハンドルを回す客たち。
だが、利用できる車両や運転手の範囲など、場所によっては決まりが、統一されていないと見る。
「そこは、不自由な人のクルマが止められるんでしょ!」。
みんなの視線と、声かけもあってこそ、良心が増えそう。
(2004年9月30日・木)

キャラクター不在!
昔は、日本人男子に「ふんどし」が、唯一の下着であった。
やがて、パンツのブリーフが普及すると、トランクスも下ばきの仲間入り。
子どものころ、テレビ画面を見ながら思いつく。
「選手って、大きなパンツをはいているなぁ」と感じながら、ボクシング中継を眺める。
「あれっ、プロレスじゃあ、僕らが履いている、ブリーフのようだなぁ」。
大型ショッピングセンターへ、一家で出かけ、インナーコーナーで足を止めた。
ハローキティが、バイクにまたがった絵柄の、広告品掲載トランクスを探したけど、どこにも見当たらない。
ネコ好きだから、がっかりしてしまう。
志村けんが演ずる「バカ殿」と「くまのプーさん」、2種類のキャラクタートランクスを仕方なく、レジに持って行く。
今夜は「くまのプーさん」と、ぐっすり寝よう。
(2004年9月29日・水)

男の優しさ!
「神田川」は、東京都新宿区・舟河原橋から両国橋の、全長6キロメートル。
早稲田大・明治大や、東京ドームの近くをくぐるように流れる。
下宿・アパート生活なら、銭湯に頼るしかなかった時代を歌う、フォークソングがある。
かぐや姫のメンバーだった、南こうせつが、語りかける歌詞に合った、メロディーをつくった。
同棲する男女のあいだで、風呂屋を舞台に、できごとが展開。
「♪洗い髪が芯まで冷えて 小さな石鹸カタカタ鳴った…」。
いつも、先になり待たされる、彼女を抱き「冷たいね」って言う男性に、悪気はない。
中学1年の秋「神田川」を、歌の意味さえ考えず、よく聴いた。
けれど、あのころといま、同じ気持ちになれる。
言うまでもない、女性に対する、男の優しさか。
(2004年9月28日・火)

肥満対愛妻弁当!
「会社勤めの夫婦は、健康を重大課題と位置づけている」。
首都圏で暮らす、半数以上のサラリーマン夫婦が、成人病予防に関心を持つ…。
株式会社「花王」が6月、30〜50歳代、450組に実施した「夫の健康に関する意識調査」で、妻の6割超は「夫が小太りになった」と、回答した。
見る目も厳しくて、体重を上下2キログラム差で、ほぼ正確にチェックしている妻たち。
カロリーの摂り過ぎや遺伝性体質が、肥満と関わるのは承知だ。
机に向かう時間が多い場合だと、運動不足だろうし、外食を続けてもよくない。
肥満解消法は、これっ!。
「愛妻弁当」プラス「真心夕食」。
ところが、夫から見た「デブ妻」も、45%にのぼった。
お弁当、手づくり食事の効果ってないのだろうか。
調査を実施した「花王」さんに聞いてみたい。
(2004年9月27日・月)

講演への提案!
母は数年前の緊張感を、さわやかな表情で話した。
「無我夢中だったので、あがらなかったよ」。
交通安全協会広域大会で、開催宣言をした婦人部長。
堂々たる姿だった。
先のアテネ五輪で、話題となった選手たちはいま、表彰台を離れ、演台に立っているとか。
「精一杯、全力でやりました。ありがとうございました…」。
簡単過ぎるけど、彼らの心境を物語る、一言ではないか。
言語障害のため、聞きとりづらい言葉で、汗だくになりながら90分、講演を受け持った思い出がある。
参集の中には、心配そうな顔つきで見る人もいた。
「疲れちゃうから、もう、おしまいにしていいよ」。
スピーチに慣れていないと、人前で本来の自分を出し切れない。
メダリストも含め、独り舞いではなく、参加者から質問を受け答える、コミュニケーション形式も増やしたい。
講師の思い、親しみが、一層、感じとれるはずだ。
学識を持つ専門家の講演は、従来通りでよいと思う。
(2004年9月26日・日)

ホームページ考!
ビジネスやショップが立ち上げた、ホームページのほとんどは、会社並びに店名を明記している。
従来の広告手段を、ネットでも生かそうと、見栄のよさでアピール。
「『娘の写真を掲載したい…』と言う義父。犯罪につながりかねないネットだから、困っています」。
母親は投稿から、心境を打ち明けた。
楽しさのある作成と、自由な情報発信で定評のホームページが、個人に警戒心を持たせる。
ニックネームが増え、作成者や家族のスナップも、あまり見かけなくなった。
進化し続けているのは、動画・アニメーション、風景画像などを使っての、レイアウトだろう。
黒の文字、背景色は白といった、シンプルなページ構成は、新聞社や大手検索会社サイトで見かける。
これから先、個人が管理するホームページは、どう変わっていくのか。
身近な情報を、分かりやすい文章で伝える、文字が優先されそうだ。
(2004年9月25日・土)

万博と夢の国!
大阪万博当時から見ると、社会は移り変わり、目まぐるしい進歩の科学がある。
名古屋市郊外で来春、185日間にわたって開かれる「愛・地球博、愛知万博」。
すでに、パビリオンが建ち並び、準備は着々と進む。
前回と愛知万博を、ほんの少し比較してみよう。
スタッフの呼び名、服装が新調された。
35年前の「ホステス」はミニスカートだが、スーツからカジュアルまで、多彩なユニホームに身を包む「アテンダント」。
会場までは、リニアモーターカー「リニモ」を利用し、隊列走行の無人自動運転バスで、気ままに場内移動ができる。
案内や会話型ロボットも注目され、ちょっとギクシャクしていた、あのころの面影を吹き飛ばしそうだ。
博覧会なら、1993年「信州博」が、長野県松本市であった。
パビリオン「長野県館」では、郷土の自然風景を大画面映像で見せた。
映画館をはるかにしのぐ、スケールの大きさが印象に残る。
万博は未来への玄関口で、現実に近い夢の国なんだろう。
(2004年9月24日・金)

昆虫たちの求愛!
祖父は古希を迎えたころ、鈴虫の越冬飼育にチャレンジ。
プラスチック容器に山砂を入れ、日の当たらない暗い場所で、産卵環境に気を配った。
翌年の梅雨時、たまに容器の中を覗いていたけれど、孵化しておらず、失敗に終わる。
「用土に含まれる湿気や保温、住みかの置き場所が、大事なポイント」と言う。
コオロギ科の仲間である鈴虫は、古称だと松虫。
「リーン、リーン」と、澄んだ美しい声こそ、雄から雌へのラブコールに聞こえてきそう。
昆虫たちの世界は、昔、いまも変わらぬ、求愛行動が通っている。
秋をテーマとして詩を書く、国語の授業を思い出す。
タイトルは「スズムシ」。
小学生時代の記憶は、詩の終わりしか出てこない。
「…あぁー、秋がきたんだなぁ…」。
(2004年9月23日・木)

治安とデカさん!
捜査員の怒鳴り声が、警察署の一室を包む。
「お前がやったんじゃあないか!」。
もしも、事件と関与していない人が、自白を強要されたならば、耐え難い心痛に襲われるだろう。
長野県南部、山あいの街と、のどかな田園集落を舞台に、4月から9月、独り暮らしの高齢者3人を狙った「連続強盗殺人事件」。
27歳の容疑者逮捕以来、新た情報が連日、マス・メディアの「材料」に…。
5ヵ月前に起きた事件で「警察署は被害者の長女夫婦、身内に的を絞っていた」と、伝えられる。
弁護士を挟んだ長女夫婦の訴えに、経緯説明をした捜査本部。
松本サリン事件の被害者、河野義行さんを思い起こさせる一面だ。
警察署のスタッフは、治安を願って活動する。
デカさん、犯人を見抜く視線が、より鋭くなるよう、がんばってください。
(2004年9月22日・水)

競技会の表と裏!
1948年、脊髄損傷を背負う人たちが、ロンドンに集まり、競技会が開かれた。
当時「国際ストーク・マンデビル競技会」と呼ばれ、東京大会で「パラリンピック」の語が、わが国から誕生。
日本は163人の選手を送り出し、第12回アテネ大会に挑んでいる。
開幕早々、柔道などでメダル獲得が報じられ、五輪を再現させるかのよう。
テレビ中継された開会式、活躍を伝える紙面は、ハンディに対する理解の深まりか。
ぜんそく薬から、ドーピングを指摘された女性選手は「自分にとっては、命の薬」と訴えた。
薬剤作用が違反に触れるらしく、飲み薬を変えてパスとなる。
いくつかの障害別部門が減らされ、出場資格を失った、脳性まひの陸上選手。
パラリンピック特有の「表と裏」が、くっきり浮かび上がった。
五輪との隔たりは、毎回、改善・検討されているのも事実。
障害の有無にかかわらず、夢に向かって戦い抜いてほしい。
(2004年9月21日・火)

天は見捨てない!
「人間はもともと、善い心を持っているはず。礼を身につけ、欲を抑える教育が大切」。
紀元前四世紀後半、中国・戦国時代を生きた思想家、孟子の「性善説」は、代表的な儒学。
最近、もう一つ、孟子の言葉に出会った。
「天が人に大任を授けるときには、まず試練を与える」。
簡素にして「天が人に試練を与える」は、身近な教えとなりそうだ。
健康で幸せだった人が突然、病気・ストレスや不慮な事故、事件に巻き込まれることもあり得る。
引き起こされる、痛み・苦悩・絶望感…。
当事者の立場になれるとすれば、それは天なのかも。
思想、豊かな人ほど、試練に立ち向かう力が備えられている。
天は見捨てないと、信じたい。
(2004年9月20日・月)

生かす?消す?
8ヵ月前、デジタルカメラを手に入れて以来、フィルムとの縁が切れる。
パソコン操作でプリンタを使えば、400万画素数が、きれいな写真をつくり出す。
民間シンクタンク・長野経済研究所が6月、長野県内1,100世帯を対象に行った調査で、デジタルカメラ保有率が50%となった。
裏を返せば、現像作業を受け持つカメラ店にとって、ショッキングな結果と言えそう。
娯楽的家電である、DVDレコーダー、薄型テレビも人気が高い。
購入や検討理由では「機能・性能に惹かれた」がトップで、多くの家庭が、預貯金を取り崩して買い求めるとか。
流行の波って、ものすごい力だ。
「よりよいものを求める…」。
こんな気持ちの中で、従来のカメラ、ビデオデッキ、ブラウン管テレビを、どうとらえるか?。
生かす、消す、どちらを選ぶのも、一人ひとりが考えるしかない。
(2004年9月19日・日)

結婚って何か!
日本人の晩婚化が進む。
「理想の相手と出会えるまで待つ。豊かな生活保障を求め過ぎ。いまのままでも、楽しい恋人関係が築ける」。
東京学芸大学の山田昌弘教授は、3つの要因を打ち出し、さらに言い加えた。
「『できちゃった婚』は、子どもの誕生くらいしか、積極的に結婚する理由が見つからないからだ」と、結婚観の変化を分析している。
「家庭」を持ちたい人が多い反面、社会経済への不安がネックに…。
一方、キャリアウーマンとして自立する人が増えたり、国際結婚に踏み切るケースも少なくない。
なんだか、人生観に話が及びそう。
晩婚傾向は、時代の流れと見る。
けれども、私たちは「家庭」と言う、小集団から生を受け、やがて社会へと飛び出していく。
家族愛があってこそ、自分がいる。
いま一度「家庭」のよさを考えてみたい。
(2004年9月18日・土)

笑顔の良薬!
入院したことのあるBさんは、接触があったナースさんを、こう評価する。
「優しさと笑顔が、一番の良薬!」。
定期診察を終え、治療でお世話になった、複数の病棟を回った。
知り合いナースさんと、視線が合い「元気!」って聞かれると、うれしくなる。
「ちょっと、風邪引いちゃったけど…。みなさんこそ、健康に気をつけているんでしょうね」。
夜勤を抱え、一定の生活リズムがとれない、神経を使う医療行為…。
良好な職場環境とは見えにくいのに、みんな、個性ある笑顔を持つ。
「患者さんが、元気になってほしい!」。
ナースさんたち共通の願いが、ものすごいパワーを生み出している。
Bさんが言う「笑顔の良薬」は、ナースさんにしかつくれない。
(2004年9月17日・金)

藤村に委ねたら…!
旧中山道の馬籠峠を下ると、木曽谷へ入る。
尾張・美濃からやってくる旅人は、馬籠宿を目指し、脚を速めたのだろう。
文豪「島崎藤村」は、木曽の山あいを愛した信州人。
現在の馬籠宿に、彼の遺品や資料を集めた記念館が建つ。
当地で暮らす山口村民の多くは、岐阜県中津川市との越県合併を選択した。
編入による、来年2月13日の新市誕生に向け、準備が進む。
「県民の判断を…。もっと議論があっても…」。
ここへきて、長野県執行部≠フ慎重姿勢が見えてきた。
「馬籠宿を奪われては…」と、昭和の大合併で守り抜いた県議会。
全国初となる、平成・越県合併の行く先は、ちょっとぼやけ気味だ。
雲の上で見守る藤村に、この問題を委ねたら、どうか。
(2004年9月16日・木)

復活「老人の日」!
ときは養護学校時代で、寄宿舎生活の笑談に触れたい。
祖父からの便りに、クイズが一つあった。
「9月15日は、何の日ですか?」。
カレンダーも見ないで、答えを書く。
「老人の日」…。
昭和41年、祝日制定されるまでは、思いつきが正解だった。
敬老の日を前に、厚生労働省は長寿国を印象づける統計を発表。
昨年より2,477人が、新たに仲間入りし、100歳以上の高齢者は23,038人となる。
クイズを出してから3年後、祖父はとわの旅に立つ。
「敬老の日」が毎年、15日でなくなったけれど、思い出はあせない。
40年前に戻り「老人の日」を復活できたなら、おもしろいな。
(2004年9月15日・水)

わが家の秋!
クワ科の落葉小高木に「無花果」がある。
8月中旬から紫黒色の実が、ずっと食後のデザートだ。
甘みが増し、とろけるような口あたりで、皮ごと食べられる果実となったのは、品種改良の成果だろう。
栄養価に富んだ果物でもあり、毎年、父は手入れを続ける。
刀状の体をしている魚が、文字通り「秋刀魚」。
年中、出回る冷凍物よりも、とれどき秋刀魚には脂がのっていて、新鮮そのもの。
2日前、夕食で「うんっ、うまい!」の声が、こだました。
秋刀魚とは対照的な、淡水を泳ぐ「鰍」。
畑、川、海から捕れる季節の味覚が、食欲をそそる。
わが家は、秋真っ盛りの食卓だ。
(2004年9月14日・火)

アイドル帰る!
「さすらい人」イコール「雄猫」。
雌猫にはあまり見られない、放浪癖を持つ彼ら。
1年、まれに2年のときを経て「帰宅」する、事例があるとか。
飼い猫3匹のうち、とても人懐っこい「かえるくん」が、けさ、行方不明に…。
家族みんなが「もしや、あいつ、旅に出たのでは?」って、直感する。
彼のおじさんである「あくびくん」は2年前、新しい首輪を身につけて、消息を絶った。
今回も類似のケースで、秋のイメージが一層、寂しさを誘う。
「かえるくん、いるか〜」。
陽が西に傾いたころ、薄い望みを込めて、張り上げた大声。
そのあとも、夢ではない。
裏山から駆け下りてきた彼が、足もとにいる。
身体全体で、愉悦を表す母。
アイドルは、わが家みんなの笑顔を復元させた。
(2004年9月13日・月)

鬼に立ち向かえ!
「一寸法師」…、みんなが知っている昔話だ。
「お椀の船」が、彼の容姿を物語るが、でっかいハートの持ち主。
お姫さまを救うため、鬼と闘う。
彼は体の特長を生かし、胃袋責めで巨体を退治する。
鬼の持参品「打ち出の小づち」が、話のポイントであろう。
いきなり、母に「『打ち出の小づち』があったら、どうする?」と、一発質問。
願いを込めた、率直な言葉が返ってきた。
「お前と一緒に暮らす、お嫁さんが見つかってほしい…」。
大きな勇気と努力がなくては、手にできない「打ち出の小づち」。
昔話も一つの教え。
さあ、鬼と立ち向かおう。
(2004年9月12日・日)

魅力持つ専門知識!
専門知識は、生やさしくない。
「花期を早めるなら、リン酸を主体に与える…」。
ピンクの可憐な花を、寒中に咲かせるクラスラは、別名「金のなる木」。
この植物にも父は、稲づくりの知識を離さない。
肥料となる、窒素・カリ・リン酸は、土にも含まれるが、クラスラに関してだとリン酸が、早期開花のカギを握る。
工学博士のいとこが書いた、専門書の「まえがき」を読んだ。
「液晶分子の方向は、電界によって変化する…」。
パソコンをはじめ、テレビでも普及した、新型ディスプレイの仕組み。
分子論だ、連続体理論だ…とか言っても、素人には理解しがたい。
「やっとできた。これにも挑もう」。
可能性を広げる、専門知識は魅力を持つ。
(2004年9月11日・土)

医学の東対西!
5日ほど前から、母は体のかゆみを訴えていた。
村内の医院に足を運び、塗り薬と、かゆみ止め内服薬で様子を見たけど、よくならない。
心配する家族を見て、本人は総合病院へ向かう。
「湿疹ですね。別の塗り薬を出します。1週間後、診せてください」。
専門医から話を聞き、気持ちのうえで元気になった、母が笑顔を見せる。
自分で異常を感じる状態が「病」。
「『疾患』あるいは『疾病』」とは、医師によって診断、命名されるもの。
すなわち、検査数値に出ない「未病」が、「病」と深く関わっている。
東洋医学ならば「病」も、診断範囲だとする考えを、コラムで医師が書いていた。
言葉の違いは、東対西なのか。
身近な西洋医学で、母の湿疹が早く治るよう願いたい。
(2004年9月10日・金)

電波利用料に思う!
「ケイタイ無縁族」の一人だけど、電波利用料は知っている。
無線端末や携帯電話から、家電操作が可能になる「ユビキタス」。
総務省は、この情報家電に対しても、利用料の徴収を検討していると言う。
現在でも500億円以上にのぼる利用料を、電波の効率化・研究開発として使う計画とか…。
郵政省の管轄だった当時、テレビ・ラジオ放送局をはじめ、アマチュア無線家に対し、利用料への理解を求めた説明は、こうだった。
「違法無線局を取り締まる」。
「テレビ・ラジオなどの電波障害を防ぐ目的」。
利用料の使い道が変わってきたのは、時の流れだろうか。
電波だって、みんなのもの。
新産業へチャレンジする家電メーカーや消費者が納得のいく、電波利用料にするべきだ。
(2004年9月9日・木)

大きなお尻!
夕食でのお話…。
さつまいもやなす、かぼちゃの天ぷらが、一人ひとりのお皿に集まった。
そこへ、焼きそばもやってきて「あぶらっこいもの集合」の、食卓となる。
スキャナを使い、A4サイズでプリントし直した、昔のモノクロ写真を見ながら、会話がスタート。
「若かったころのお父さんは、俳優みたいだったのよ」。
お世辞?いや、本心を、軽々と母は口にした。
父がニヤリと笑って、思わぬ言葉を吐く。
「オレはお母さんの、大きなお尻に惚れたんだ!」。
「正真正銘のH男だけど、惹かれたのは優しさかなぁ」と、小声で言う母。
結婚晩年期?であろうとも、微笑ましいコミュニケーションができている。
2人の絆は、永遠に不滅かも…。
(2004年9月8日・水)

出産はすばらしい!
町中に建つ介護支援組織で、まとめ役を務めるFさん。
高齢者はもちろん、身体や精神に障害を持つ人に目を向け、広範囲な生活サポートを展開中だ。
オリンピックの話から「感動」について、Fさんの考えを聞く。
「私にとっては、出産です。新しい命を誕生させる、すばらしさを感じます」。
感動プラス幸せを、Fさんは言葉に表した。
「普通に暮らすことって、難しい。けど、みんなが望むことだと思うし、そこに幸福感があるのでは…」。
自然な思考の中からも、キャリアを持つ姿が際立って見える。
出産自体は、女性にしかできない。
妻への思いやり、子育て協力が、男性の感銘になっていく。
家庭を築く姿勢と介護は、共通点がありそうだ。
(2004年9月7日・火)

過去と未来!
障害のある子を抱えるグループ・リーダーは、父に言った。
「昔のことじゃあ、話が進まない…」。
三世の意味は「前世、現世、来世」だけでなく「過去・現在・未来」にも用いられる。
生まれたときから、過去がはじまり、現在を生き、希望と言う未来を描く。
いわば、私たちのライフサイクルに、大きく関わっているのは確か。
「過ぎ去った記憶は、目の前を見るような感覚。だが、未来を読むのは難しい…」。
アンデス山麓、南アメリカのケチュア族は「過去が前方なのだ!」と表現しているのを、報道で知った。
「これから先…」は、人の視野だと見えにくく、背中の「うしろ」に潜んでいるのだと言う。
「月とすっぽん」みたいな話だけど、説得力を持つ発想である。
本来、過去しかつづれない日記も、彼らが主張する「前方」だろう。
豊富な人生経験や、実績を残す仕事に打ち込んだ人こそ、前途が開けている?。
いや、先輩のみなさんが語る言葉で、若者は「未来」に燃えるのだ。
(2004年9月6日・月)

そばにいる!
「お母さん、どうしたらいい…?」。
仕事の悩みや、つらさにぶつかると、母親の写真を見つめた保育士・Kさん。
Nさんは死別したご主人と、1年半ぶりに再会する。
「焦げ茶色のジャケットを着て、とても元気。どこへ行くの?。もっと一緒にいようよ」。
Kさん、Nさんは、ともに30歳代後半で、子育てのまっただ中。
人は誰でも、家族や親戚、親友らと、別れなくてはならないときがくる。
悲しみ、寂しさ、切なさも、人それぞれだろう。
遺影に問いかけたって、返事はないし、夢もなりゆき任せ。
紙面で掲載された、2人の文章から、同じ言葉が見つかった。
「いつも、そばにいてくれると感じている…」。
自分の心に故人がいて、見守り続けることを、再確認できた。
(2004年9月5日・日)

カレー家族!
肉や野菜を使った汁なら、まずは、カレーとシチューだろうか。
インド対西洋の料理だけど、それぞれ独特の味を持つ。
白色で、まろやかな口あたりに対し、カレーは辛みがある。
大衆向きだから、子どもたちにも好まれる一品だ。
母の手づくりカレーが、テーブルを飾る。
「ねぇー『カレーライス』と『ライスカレー』の違いは…?」。
食べている父に、難問を投げかけてみた。
名前の通り、ご飯の上にカレーをかけたものが前者、後者はその逆だと言う。
間を与えず、、母が問いかける。
「同じお皿に、カレーとご飯を、別々に盛ったら…?」。
さすがの父も、言葉が出ない。
好物を食べ、ゆかいな会話ができれば、消化吸収もよし。
カレー家族は、健康かな?。
(2004年9月4日・土)

秋模様!
赤く色づいたリンゴや、梨の袋かけが見えた。
どちらの木にも、ツヤがなくなってしまった葉の間から、いくつもの実が顔を出す。
「梨がなっていても、何にもなしさ!」。
ユーモアある、父の一言が笑いを誘っていると、別世界が開けた。
あたり一面、黄金色のじゅうたんが敷き詰められている。
稲の穂が実りはじめ、こちらも秋模様。
10キロメートルほど離れた町の果樹園、河川沿いに広がった水田を通るコースで、父とドライブに出かけた。
クルマだと、散歩程度の距離に過ぎないけど、季節の変化を実感。
「季節の中で」は、松山千春のヒット曲。
心や身体と関わる、秋を含めた四季が、私たちに何かを見つけさせてくれそうだ。
(2004年9月3日・金)

耐え抜いた人!
利用者から、公的年金受け取り先の指定を受けて、各金融機関はサービスに努めている。
「年金友の会」が一つの形で、催し物などの企画に取り組む。
「『小林幸子コンサート』に行けるよー!」。
今回の注目イベントで、優待の知らせが入った。
一部負担金と引き替えに、母はチケットを持って大喜び。
来月中旬の公演を、いまから楽しみにしている両親だ。
「『止まり木』『もしかして』『雪椿』…」。
NHK紅白で彼女は、歌唱力と派手な衣装を持ち前に、美川憲一と競い合う。
次代・美空ひばりと評価されながら、長い期間のブランクを体験。
それでも、歌手の道に踏みとどまった。
彼女も「耐え抜いた人」と言う、メンバーの一員。
遅咲きの一曲「おもいで酒」は、オリジナル歌手の、がまん強さを物語っているみたい。
(2004年9月2日・木)

リニアは来世!
首を傾げながら、父が尋ねてきた。
「リニア中央新幹線はいつ、実現するんだ!」。
20キロメートル弱の山梨リニア実験線で、時速581キロと言う、世界最高記録を生み出す。
「電気抵抗のない金属に電流を与えると、磁界が発生。車両が動くしくみ…」。
超電導磁気浮上式リニアモーターカーの、ものすごさだ。
建設促進期成同盟会は、発足して26年になる。
東京・大阪間の正式ルートや駅の数なども、いまだ示されていない。
本格着工へと進まない現状こそ、国やJRの財政・資金難が絡む。
わが地に駅ができたなら、首都まで片道30分。
都会との通勤だって、夢でなくなる。
来世だったら、間違いなくリニアに乗れそう?。
(2004年9月1日・水)

トップページへ戻る 前のページへ つぎのページへ