2004年
煙に変わる葉っぱ!
「有毒のニコチンがあってこそ、たばこは売れる…?」。
異色な問いかけに、喫煙者ばかりか、吸わない人も否定しそうだ。
「生徒に示しがつかない…」と言う、教師の襟を正す目的で、全国18都道府県の高校(養護学校を含め)が、敷地内完全禁煙を決めた。
「喫煙率25%、2年後に半減!」。
こちらは、日本看護協会が打ち出したプロジェクト。
健康と深く関わる職場で、一般成人女性との比率を上回ったという。
医師との関係、治療への慎重さ、夜勤は不規則な生活を招いて、看護師さんを喫煙に走らせるのか。
きょうは、世界禁煙デー。
たばこを吸わない人には、イヤな煙。
「その1本が、ガンになりやすいんだ…」。
脅かしてみても、葉っぱの生産が途絶えなければ、喫煙者は減らないだろう。
(2004年5月31日・月)
ウォーターメロン現象!
「アイスキャンデーをなめる」。
街頭など、人々が寄り集まるイベント(場所)では、よく見かける自然な光景。
氷菓子は、暑さを吹き飛ばしてくれる。
日本海に北上した前線の影響で、一気に真夏日となる。(住みかの最高気温は、30.6℃)
野菜ばかりでなく、果物にも季節感がなくなってきた。
ハウス西瓜(すいか)が、手ごろな価格で売られ、夏の風物詩から外されそう。
気温が上がらないとき、デザートで食べる西瓜は、ただの珍物みたい。
けれども、暑さが加わると、みずみずしさが、味を引き立る。
こんな現象こそ、ウォーターメロンが持つ特徴か。
食べ物のほか、蛍の出現も、夏到来を感じさせてくれる。
ああ、南国の季節が待ち遠しい。
(2004年5月30日・日)
生き物たちの願い!
つい最近、裏山で実った梅を、両親が採ってくる。
梅漬けとして、食卓に並びそう。
まもなく、人々のあいだで「じめじめするなー」といった声が、交わされる。
沖縄に次いで、九州・四国地方の梅雨入り宣言あり。
「梅の実が熟す時季に降る、長雨」。
少しずれるけど、住みかでも、だいたいあてはまる。
辞書を手に取ると「じとじと」は、湿気(しっけ)の度合いが重いのだという。
梅雨期のあいさつに使うとしたら、ちょっと的はずれかも…。
農作物の敵が「カラ梅雨」ならば、(梅雨末期の)集中豪雨は人命に関わる被害をもたらす。
適度な雨量で、夏本番を迎えたいもの。
「恵み梅雨」は、そのエリアに住む、生き物たちの願いだ。
(2004年5月29日・土)
もう、おしまい!
「やめにする。終える。(継続中の)物事がダメになる…」。
これらは、外来語の「ラスト」に関連する、意味でもある。
しかし、ダメの表現が加わるなら「おしまい」が適切かも…。
退院後、はじめて病院の玄関に立つ。
診察室に入ってきた筆者の顔を見て、治療にあたった先生は言う。
「(今回の疾患は)もう、おしまいです!」。
子どもたちを取り巻く環境で、飛び出すような話し言葉。
とっても、新鮮に思えた。
温かさが伝わり、(先生との)親近感も芽生える。
心身ともに病める、多くの患者たち。
工夫を凝らした(医師の)コミュニケーションは、医療に新風を吹き込ませるだろう。
(2004年5月28日・金)
桃色肌のお出まし!
昆虫や動植物、私たち人間にも、生命を維持する機能がある。
免疫力のほか、もう一つよく耳にするのが、新陳代謝。
(水痘によってできた)水ぶくれを治そうと、修復に追われた黒いかさぶたが取れてきた。
目に見える身体現象から、改めて生きていることを実感。
おなかのあたりは、新しい皮膚がピンク色。
赤ちゃんと同じ、桃色肌のお出ましだ。
空気に触れる顔は、少し赤黒いので、発疹のあとを偲ばせる。
金融機関に立ち寄り、窓口スタッフと向き合う。
いつもと変わらない応対だったけど、心配する表情がうかがえた。
「どうしたんですか?」。
(2004年5月27日・木)
壁塗りさんの心意気!
陶磁器タイルは一昔前まで、台所・洗面所・お風呂場・トイレに使われた。
壁塗り職人が受け持つ一つ、タイル貼り。
日本住宅は大工さんに次いで、左官屋さんの存在感も大きい。
4月上旬からはじまった、(わが家の)お蔵屋根葺き替え工事。
出番は遅れたけれど、傷んだ外壁を塗り直していく。
ほとんどが、職人さんによる手作業だ。
洋風建築のあおりで、クロス張りやバスユニットが普及する。
むかい風の中で、仕事が減る一方だと聞く。
情勢はともかく、頬から流れ落ちる汗からは、左官屋さんの心意気が見える。
(2004年5月26日・水)
思い出CMソング!
入院給付金申請書類を持ち、ニッセイ・セールスレディーが訪ねてくる。
手づくりの花束をプレゼントされ、ちょっぴり照れちゃう。
「30歳を過ぎてから、私も水痘にかかったんです」。
けれど「麻疹(ましん)」の話題に、彼女は乗ってこない。
まだなのか、あるいは免疫を、子どものころ得ているのだろう。
現在、長谷川京子さん出演で、CM効果を図っている。
会社名を見聞きするたびに、思い出す歌詞は、これっ!。
「♪ニッセイのおばちゃん自転車で、笑顔を運んでいるだろな…」
テレビCMソングは、30年以上前に流れたもの。
時代は移り変わったが、セールスレディーの笑みは絶えていない。
初対面の彼女も、ニッセイモットーの笑顔を浮かべた。
さわやかさを、ありがとう。
(2004年5月25日・火)
私は強くなりたい!
自分の頭に人差し指を向け、2、3度回したあと、パッと手を広げる…。
このジェスチャーは「くるくるパー」。
気がおかしく見えたり、知能機能の低さを表す。
自閉症と闘いながら、小学校へ通う娘さんを見守るお母さん。
あるとき、娘さんと一緒に学ぶ女の子から、問いかけられる。
「(娘さんは)どうして、くるくるパーなの?」。
「そんなんじゃあないんだよ!」と、否定したそうだが、障害(病気)への正しい説明ができず、悔やんだ。
昭和30年前後に、手まねを交えた流行(はやり)言葉が、いまも暮らしの陰で浸透し続ける。
娘さんのお母さんは、新たな決意を書き記す。
「私はわが子のために、強くなりたい」。
(2004年5月24日・月)
わが家が待つ!
辞書の説明は、こうだ。
「隠居する住持や、僧侶が受ける刑(寺院から退出させる)」。
退院の語源は、お寺との関連が深そう。
7日間ぶりで、病院の玄関を出た。
五月(さつき)の空気に、身を包まれるような感触が、すがすがしい。
両親に手を貸してもらいながら、父の愛車に乗り込む。
「さあ、わが家が待っている」。
庭まで来たら、だるさが残る身体は、急に軽くなった。
出迎えた愛猫3匹が、愛おしく思えたから…。
水痘の仕業で、全身に多数のかさぶたができちゃったし、横っ腹もちょっと痛い。
通院は仕方ないけど、病院に戻ることは避けるぞ。
(2004年5月23日・日)
患者への治療!
病棟スタッフの1人が「退屈でしょう…」と、話しかける。
これって、気遣いじゃあなく、優しさのある表現だと思う。
新聞は、熱が下がったころから広げてみた。
だが、ベッド横のテレビや持ち込みラジカセも、電源オフのまま。
病院生活が嫌にならなかったのも、理由(わけ)があった。
先生(医師)をはじめ、看護師・看護助手さんの入室が多く、70歳代の両親も毎日、顔を見せてくれる。
親戚(せき)・近所からの、お見舞いだって、うれしい。
いろんな人とのふれ合い(会話)から、励まされ、気持ちが楽になった。
「病に打ち勝つ…」とは、薬剤に頼ることではない。
病院関係者並びに家族も含め、信頼関係づくりが、患者への治療かも知れない。
(2004年5月22日・土)
勉強、がんばって!
肝機能の値が改善されないことから、超音波診断となった。
少し痛む右側腹部をなぞるように、検査師はエコーを動かしていく。
検査棟から病室へ戻る途中、顔見知りの看護師さんに会う。
(水ぶくれの顔面に)「あらっ、どうしちゃったの?」。
びっくりしている一方で、元気づけの笑みをつくった人もいた。
「(小学校に入学したら)勉強、がんばってね!」。
就学前の子どもは、麻疹(ましん)や水痘にかかりやすい。
一つのヒントが、ユニークな話に展開。
「はいっ、分かりました!」と、言葉を返す。
車いすを押してくれた病棟看護師さんも、思わず口を開く。
「知り合いが、結構いるんですね」。
横っ腹の不快さも忘れる、おもしろさだった。
(2004年5月21日・金)
プロの視線!
その場の状況判断によって、事の成り行きが決められる。
身近な話にたとえるなら、ハンドルを握るドライバー。
安全運転とは、走行する道路状態を把握し、スピードを控えたり、適正な操作をすることだろう。
(担当の)女性医師は、話しかけてきた。
「熱は下がりましたね。治療(点滴注射)は、明日までです」。
一呼吸おいて、今度は尋ねてくる。
「あさってには、退院できますが…」。
「ちょっと早いかな」って驚きながらも、一声を出した。
「そうですか。ありがとうございます」。
全身の水ぶくれは変形し、黒く固まりはじめる。(かさぶたになった)
見た目は痛々しいけれど、水痘の完治宣言。
医師という、プロの視線に触れた一場面であった。
(2004年5月20日・木)
力いっぱい生きる!
大粒の涙が、しきりなしに流れ落ちる。
病室を訪ねてくれた、近所に住むおばさんの表情は、切なさと悲しみでいっぱい。
10畳ほどの室内に響き渡る、一言を聞いた。
「末期ガンなんです!」。
筆者と同じ病棟にいる、ご主人の容態だ。
何も迷わないような、サッと切り出した、おばさんの心境は計り知れない。
数年前、定年退職したご主人とは、思い出がある。
役場庁舎で顔を合わせ、福祉制度の関係から、力になってもらった。
「力いっぱい、いまを生きる」。
病魔と闘う人だけでなく、みんなが持ち得たい言葉ではないか。
(2004年5月19日・水)
ミックス苦痛!
「帯状疱疹(ほうしん)ウイルスによる感染症」。
一言にしてしまうと、「水痘(水ぼうそう)」だ。
水ぶくれ(水疱)は、顔一面から全身に広がる。
デジタル体温計の数字が、「38(℃)」から「39(℃)」を指す。
高熱と(水ぶくれの)かゆみが、言いようのないミックス苦痛に…。
ウイルスを死滅させるための、点滴注射が欠かせない。
2年前は「麻疹(はしか)」に、罹患(りかん)する。
症状は激しい咳、目やにも、加わった。
水痘はその分、一ランク軽い病だと思う。
前回、苦しんだ病室(6階)の真下(5階)で、上を見て目を閉じる。
思い起こせば、ちょっぴり偶然なできごとに、気づいていた。
(2004年5月18日・火)
雨だれの一滴!
抗生物質のしずくは、左腕の静脈に一滴ずつ入っていく…。
天井や壁は白のクロス張りだが、市街を一望できるワイドな窓がある。
寝台に横たわり、ビニール製の点滴袋を眺めると、透明な薬剤が雨だれのように見えた。
総合病院の5階病棟で、治療生活がスタート。
個室に入ったのは、病気の関係からだ。
女性医師の説明に、耳を傾ける。
「点滴を1日3回、5日間続けます」。
「よろしくお願いします!」。
入院患者とは思えない、自身の大きな声には力がこもった。
(2004年5月17日・月)
母のアイディア!
お昼の食卓に、どんぶり型の器が登場した。
「焼き豚・板付(いたつき)かまぼこ・ネギ」。
具の内容からは、少し迷いながらも、うどんを連想させてくれる。
焼き豚を、排除しようとしてしまう。
すなわち、拒絶(きょぜつ)反応だ。
逆に彼(焼き豚)を、引き立たせる主役と言えば、ラーメン。
「うどんに、かまぼこ」。
「焼き豚には、ラーメン」。
どうやら、区別しているのは、うどんやラーメン自身ではなく、私たち人間であると思う。
常識を破っての、特製うどんは、母のアイディア。
食物の、いろんな食べ方を追求するのも、おもしろそうだ。
(2004年5月16日・日)
郵便局と仲よし!
電話・ファックスに加え、情報や連絡手段で欠かせなくなった携帯電話。
便利な必要品だけど、使いにくさを訴える、目や言葉、手が不自由な人たち。
福祉機器の開発も進み、音声読み上げ機能など、通信関係製品が改良されつつある。
戦国時代以前から活用されている、肉筆による手紙。
新聞好き読者の投稿を読むと、封書のよさを語る内容が多い。
差出人の気持ちを、一字、一字が伝えていくとも評価。
幼児期・中学・高校時代に、家から離れて生活したことから、往信の機会が多く、郵便局と仲よしであった。
だけど現在、パソコンの電子メールに偏りがち。
キーを押すだけで、文章が書けてしまう利点泣かせだ。
メールと手紙、上手に使い分けていこう。
(2004年5月15日・土)
無精ひげの青年!
人さまざまな、ファッション。
時代が運ぶ髪型・服装は、一種の流行(はやり)と見る。
髪と言えば、男性の象徴、無精(ぶしょう)ひげが浮かぶ。
「ひげを剃らなくて、すみません!」。
2日前、インタビューで来宅した背広姿の青年は、しきりに誤った。
直接、住民と会う社員こそ、マスコミ関連会社の看板人…。
職場によって、取材記者のマナーを定めているケースもあろう。
筆者は、一言返す。
「(無精ひげだって)個性的でいいじゃあないですか?」。
黄色に輝くネクタイをきちんと締め、取材用カメラを大切そうに抱える姿。
青年の真摯(しんし)が伝わった。
(2004年5月14日・金)
「テレビ権」考!
カラー14インチが、手ごろな価格になるまで、各家庭にあった言葉が「テレビ(チャンネル)権」。
1台の画面とにらめっこしながら、家族各自が番組やチャンネルを譲り合った。
知人(主婦)の悩みに、自身の経験を、女性作家がペンで語る。
「マイルームで、リモコンを押す子どもの中には、独立心が養われていない」。
「自由に見たいから、家を出る」。
「テレビ権」が(子どもに)与える、心の動きらしい。
ゴールデンタイムや食事中も、スイッチオフ。
先輩が優先の、チャンネルと番組。
養護学校寄宿舎生活をはじめて、テレビっ子(筆者)は別世界を、思い知らされた。
けれど、まわりを見渡したら、自分だけが切ないのではないと気づく。
「友だちも、同じ思いなんだ」。
のちに、ラジオファンになったっけ。
いまの家々で「テレビ権」って、死語なのかな。
(2004年5月13日・木)
親切な従業員さん!
青酸カリ(シアン化カリウム)は、「帝銀事件(1948年)」で知られ、これまでに大勢の尊い命を奪った。
猛毒を使った殺人で、犯人逮捕を妨げるものとは何か。
決め手となる証拠や、目撃情報の乏しさが、捜査の壁づくり≠ネのかも知れない。
(昨夜、宿泊した旅館の)床の間で、チューインガムを見つける。
「それねっ、いま着ようと思った、半纏(はんてん)のポケットに入っていたもの。誰かが出し忘れて行っちゃったのかな。分かったね」。
浴衣姿の母は、説明しながら、注意の言葉をかける。
翌朝(きょう)、あっという間に陽が昇ってしまい、旅館の駐車場から出ようとしたときだ。
お世話になった、従業員の女性が走り寄ってくる。
「(チューインガムを手に)これっ、お忘れ物ではないですか?」。
問いかけに事情を話し、私たちのクルマが、旅館を出発。
親切な従業員さんの行動と、青酸カリは無縁だ。
(2004年5月12日・水)
山あいの家族慰安!
古い宿場でなくても、栄える旅館・ホテルは数え切れない。
住みかより、片道約22キロメートルの距離に、山あいの温泉郷がある。(宿泊施設は24件あるという)
連休明け、家族慰安を実行。
「いい湯だな!」。
森林組合が経営する、お宿の湯船に浸かった。
鉱泉なんだけど、わが家のバスと違うところは、風呂上がり感覚。
身体の芯(しん)まで暖まり、湯冷めの心配不要。
「馬刺、鯉のうま煮…」。
目を惹き、舌鼓をした、山の幸中心の料理も特筆に値する。
満足サービスで、1泊2食つきの料金が、(1人)5,000円ちょっと。
家族みな、心身ともに癒されて、床へ入った。
(2004年5月11日・火)
お坊ちゃんの教訓!
お昼どき、電話の呼び出し音が聞こえた。
受話器を置いたまま話せる、機能を使って出ると、スピーカーから母が言う。
「ちょっと、時間がかかりそうなの。冷蔵庫にあるもの、食べて、待っていてね」。
「カップラーメンで済ませたよ」と、冷淡な返事をしてしまう。
不自由な身でも、お茶やカップ麺に限れば、強い味方がいる。
便利な電気ポットだ。
福祉(療養)施設を飛び出し、独り暮らしに挑む多くは、自由なライフスタイルを求めて決断した人。
彼らの強さが、自分に備わっていない。
お坊ちゃん育ちだからである。
両親は所用を終えて、午後3時ころ帰宅した。
きょうの教訓…、「できることはやろう」。
(2004年5月10日・月)
赤白のカーネーション!
「何をくれるの?」。
弾む声が聞こえた瞬間、母は、畑行きの姿に変身していた。
包装が広げられ、布の日避けつき帽子をかぶり、食卓で披露。
「似合うなぁ」と言う、贈った者の受け止めと、うれしそうな母の笑み。
わが家は「母の日」の朝、気持ちよいスタートを切った。
カーネーションも、この日を印象づける。
もとは、アメリカではじまった「母に感謝をする日」。
母親がいるなら赤、いないケースは白のカーネーションを、自分の胸につける習慣があるという。
本来、(母に)プレゼントする花ではなさそうだ。
「母の日」にも成り立ちがあって、それぞれの国に合った習わしで行われる。
広い世界の証拠かな。
(2004年5月9日・日)
上包みのお話!
控えめな声で、レジの人に言う。
「(カゴ入れを指さして)贈り物にしたいのですが…」。
店側にとって歓迎しない依頼は、商品の包装だろう。
高校を卒業した叔母は、中京地域のスーパーに入社する。
集団就職のなごり(名残)が消えないころで、(叔母は)まず、上包みを教え込まれたらしい。
いつだったか、里帰りした叔母は、サッと菓子箱を包みあげた。
結婚と同時に退職してから30年、プロの腕前は衰え知らず。
きょう、店員さんにお願いした商品は、箱入りでなかったから、苦労があったかも。
手間を笑顔に変え、送り出してくれる。
きめ細かなサービスを受け、さわやか気分になった。
(2004年5月8日・土)
住民系警察!
治安(ちあん)は、警察官の使命、願いでもある。
この春(長野)県内で、2件の殺人事件が発生。
どちらも、高齢者の尊い命が奪われ、犯人の手がかりはつかめていない。
国道19号線沿いに建つビデオ店と、(筆者の)住みかから数キロ離れた、対岸の住宅街が犯行現場だ。
警察というプロチームが、真相解明に時間を費やす難問は、一体何なのか。
それは、個々の犯罪により、中身が異なるだろう。
事件を追った記者は、コラムで同僚の一言をつけた。
「取材を重ね、多くの記事を書いてこそ、犯人を追いつめるんだと思う」。
「犯人を追う、マスコミ!」こそ、住民系警察かな?。
報道機関は、警察に次ぐ、治安の役目を果たしている。
(2004年5月7日・金)
染料から顔料へ!
デジタルカメラの人気は、下り坂の気配すらない。
これに伴い、よりきれいで保存性に優れた、フォト(カラー)プリンタが登場してきた。
染料インクは、カラープリンタの常識だったけれど、印刷機で用いられる顔料に、変更の動きが活発。
デジタルカメラが、新しいプリンタの形をつくる。
空気中のオゾン・光(蛍光灯を含む)が、染料プリントを色あせるらしい。
たとえ、人からもらった写真だって、ポケットアルバムや額に収めないのも、少し無神経派かな?。
写真保存に気を配れば、いままでのプリンタでも持ち堪えられるのでは…。
400万画素のカメラを手にして、早5ヵ月。
シャッターを切るという趣味は、やがて、最新プリンタに注目してしまいそう。
(2004年5月6日・木)
俺の分身!
少子化を反映し、特に幼児の人口が減り続けているという。
今年から10年間の推計でも、(棒グラフは)なめらかな下り坂を描く。
子どもを産み育てる環境づくりは、国の重要課題なのに、皮肉な予測とも思える。
「お前は、俺の分身だ!」。
ひょっこり飛び出した、父の声には力がこもっていた。
いまだ、わが子と対面していない自分にとって、重みのある言葉。
同時に、親の立場でない、未熟さも直感する。
両親の血が流れる身体は、(育てる経過による)愛の結晶!。
刺身やあさりのみそ汁など、食卓にごちそうが並ぶ。
あったかな夕食が、こどもの日を印象づけた。
(2004年5月5日・水)
あらましと要求!
見積もりは、あらましの計算。
正式な要求が、請求だ。
お蔵の屋根葺き替え工事は、順調に進み、左官の仕事を残すだけとなる。
早くも瓦業者さんから、請求書が届く。
事前に渡された見積書と、照らし合わせたところ、若干高めの(請求)金額になっていた。
これらの文書は、両者(工事依頼をした人と業者)の信頼関係に触れる。
「(工事を)やってみたら、手間がかかりました」。
こんな説明があったって、実際のことだから、仕方がない。
今回の工事では、瓦業者さんの誠意ある仕事ぶりが、眼底に映(は)えた。
快く、要求(請求)に応じたい。
(2004年5月4日・火)
カツオのメッセージ!
テレビアニメ「サザエさん(長谷川町子原作)」宅を訪ね、元気いっぱいの弟・カツオくんに、インタビューした。
―初カツオが、不漁だと聞いたんですが…―
「ぼくの大好物は、シラス(カタクチイワシの稚魚)なんだ。今年の海は、こいつ(シラス)がたくさんいるから、いつも満腹状態。だから、漁場の餌(えさ)には興味なし!」。
―「水揚げできない」と嘆く、漁業関係者に注文したいことは?―
「(不漁は)紀州(三重・和歌山)から四国にかけてみられるそうだけど、一本釣りなどにも引っかからないね。漁師さん、頭を使わなくちゃ、ぼくらは捕まらないよ。シラスよりも、うまい餌をつくったら?」。
―季節感ある、生のカツオを食べたがっている人へ、メッセージを…―
「スーパーでの高騰は避けられない。けど、シラスの大量発生って、自然界のこと。大漁で安く買えるときがくるから、それまでしんぼうしてよー」。
(初カツオの不漁を、創作風にアレンジメントしました)
(2004年5月3日・月)
絆づくり!
「肩車がきまる!」と書くなら、柔道の豪快な技(わざ)を言う。
もう一つ、温かみのある光景が、父子の「肩車」。
父の新車に乗せてもらっての、買い物帰りに、歩道を進む親子連れが見えた。
首にまたがった1歳くらいの子どもを、若い父親は両手で支える。
遠い日の思い出が脳裏にひらめき、運転席へ向かって声を出す。
「お父ちゃんも、肩車をしてくれたよね!」。
ハンドルを握る父は、軽くうなずく。
(一般より)体が小さかった分、肩の温かさは、小学3年生ころの記憶だ。
はじめの怖さが次第に薄れ、高いところを歩くような感覚は最高…。
子どもを肩に乗せる親は、自分にも、同じ体験があるのだろう。
肩車は父と子の、絆(きずな)づくりではないか。
(2004年5月2日・日)
人魚と人間!
紡錘(ぼうすい)形の身体、ひれ状の前足、三日月に似たしっぽ。
古来、人魚と呼ばれた、ジュゴン(儒艮)の体長は、3メートルにも達する。
水上に上半身を出し、授乳させると言うから、赤ちゃんもうれしそう…?。
4月30日、観光地・伊勢志摩の鳥羽水族館は、開館(1955年)以来の入館者が、5千万人を超えた。
筆者も、過去の入場者。
(水族館で)悠々とした、ジュゴンの泳ぎを眺めたのは、養護学校で学んだころ。
動物園や水族館で暮らす、主役たちの多くは、狭い部屋で生活している。
こんな環境って、ストレスが溜(た)まらないのかな?。
「水族館内での、ジュゴンベビー誕生を!」。
館長さんが目指す試みが、ジュゴンに受け入れられるか。
(2004年5月1日・土)