さてはて、去年FANコントローラを作って失敗してから全然手をつけてなかったのですが、
ふと何かを思い出したように作り始めました。
今回のポイントは『三端子レギュレータ』です。
トランジスタでも出来るんですけどねw
ここで、ちょっと予断
三端子レギュレータとは、一見トランジスタのようなカタチをしていますが、作用は違います。
どのような作用をするかというと、入力電圧や出力電流が変化しても出力電圧を常に一定に保ちます。
例えば、5V出力用の三端子レギュレータを使えば入力を8V以上の電圧を加えても出力は5Vになります。
ただし、出力電圧は入力電圧より高くなることはなく、(入力電圧)−(2V)が最大出力電圧となります。
ただし、低損失(低ドロップ)型のものを使えば、1V前後になります。
出力電圧固定式のものでは3.3/5/6/9/12/15/24Vなどの電圧のものがあり、
出力電圧可変式のものでは1.2〜30Vぐらいまで可変できるタイプもあります。
出力電流は、0.1〜10Aまでの製品が存在します。
簡単であるが、今回使用した素子
部品名 |
数量 |
備考 |
LM317T |
1 |
LM350,LM338でも可(100円) |
ヒートシンク |
1 |
小さい物が良い(70円) |
コンデンサ 0.1μF |
1 |
(10円ぐらい) |
電解コンデンサ 1μF |
1 |
(30円ぐらい) |
抵抗 1KΩ |
1 |
(30円ぐらい) |
抵抗 800Ω |
1 |
(30円ぐらい) |
可変抵抗 10KΩ |
1 |
(100〜150円ぐらい) |
LED |
1 |
まぶしくない物(10円) |
スイッチ |
1 |
(100円) |
4pin電源コネクタ |
1 |
(50円) |
3pin電源コネクタ |
1 |
(30円) |
基板 |
1 |
(60円) |
簡単に回路図と説明 |
今回作った回路図です。
たいした回路図ではないのですがねw
これを応用すれば2,3個とできます。
回路図にあるLEDははっきり言っていりません。
が、FANをまわしたくない時、スイッチで制御が出来るのですが、
まわっているかどうかわからないので、
FANをまわしたい時は⇒LEDつかない
FANをまわしたくない時は⇒LEDつく
これでとりあえずわかりますねw
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とりあえず、上の回路を作る上で知っておかなくてはいけないことです。 |
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試作機です。
上の回路図があっているかどうか試しに作ってみました。
問題なく動いたので、あとはパソコンの5インチベイか3.5インチベイに収納できるように加工するだけです。
それように多少回路を設計しなおさなくてはいけませんけどねw
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これを作るまでに1年かかってしまった・・・(笑
さっさと作ればよかったのだが、どうも気乗りしなかったしな〜
実はこれを作って、さあ、テストしてみようと電源入れたら動かなかったんですよ。
『俺って回路に向いてないのかな〜』と思いながら再度配線のチェックしたら半田がついてないところがありまして(汗
最近こういうミスが多いんだよな〜
追加事項・・・(6/15)
どうしても可変させると12Vで出力されないので、12Vを出力できるように直結スイッチをつけちゃいました。高回転数のFANで一気に冷却したい時はこのスイッチ2を入れればよい。
要するに
スイッチ1 : 電源のON、OFF
スイッチ2 : 0〜11Vの電圧の調節、12V電圧のみ
こんな感じであるw
最終的に必要な素子は、
PC電源コネクタ(4ピン)*1 |
FAN電源コネクタ(3ピン)*1 |
抵抗(800、1K、10K可変)
それぞれ*1 |
コンデンサ(0.1μ、1μ)*1 |
LM317T*1 |
スイッチ*2 |
基盤*1 |
その他配線等 |
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