あさみ 投稿日:2008/05/07(Wed)
混は基本的に字牌アリの手役の意味ということで問題ないのですが、たしかに字牌ナシの場合は清と純の二つの表現が使われています。これはひと言で言うと、“清”は中国語的表現、“純”は日本語的表現ということです。
“純”が使われている名称でもっともポピュラーなアガリ役は、純全帯幺九(じゅんチャンタヤオチュー=じゅんチャン)です。ではどうして字牌ナシの全帯幺九(チャンタヤオチュー)を清全帯(チンチャンタ)と言わずにじゅんチャンと日本語的表現をするかと言えば、もともと中国麻雀の全帯幺九(チャンタヤオチュー=チャンタ)に字牌の有無による区別が存在しないからです(じゅんチャンもホンチャンも同じ扱い)。
字牌の有無が関係なければ、“清”と“混”で区別する必要はありません。とうぜんチンチャンタ(清全帯幺九)とかホンチャンタ(混全帯幺九)という表現も存在しないことになります。
麻雀が伝来した当時の日本でも、当初は中国と同じように字牌有無は関係ナシ(両者とも一翻)でゲームされていました。とうぜん字牌(翻牌)のお陰で字牌アリの方が得点が高くなったりします。
しかし日本のリーチ麻雀では字牌ナシの方が難しいというので、両者を別扱いするようになりました(字牌アリ一翻、字牌ナシ二翻)。こうなると両者を区別する表現が必要になります。そこで字牌ナシを日本語の感覚で「純粋の全帯幺九=じゅんチャン」と表現するようになりました。しかし字牌アリの方は、まさか“不純チャンタ”ではおかしい(^-^; 。そこで そのままチャンタ、あるいは字牌入りであることを強調する場合はホンチャン(混純全帯幺九(ホンチャンタ))と呼称するようになったのです。
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