用語満貫

      総裁    日付:2003/02/11(Tue)

 以前あさみ先生が大三元のとき翻牌を加算しないということを書かれましたが、そういう規定が有るということは昔は大三元は役満でなかったのでしょうか?


あさみ 日付:2003/02/11(Tue)

 いいえ、大三元は最初から役満貫でした。大三元に限らず、役満貫でのアガリの場合、すべて他の役の翻数を加算しません。たとえば東家が南場に大四喜をアガったとき、「大四喜、東、南、混一、対々」などと計算しませんね。それと同じです。

 役満貫とは「満額のアガリ」の意味。もっと詳しく云うと、「満貫」とは、「貫(点数)が満つる」という意味です。

 たとえばここに一升瓶があったとします。一升に満たないアガリであるなら、それが何合あるのかチェック(点数計算)します。しかし貫(点数)が満ちてしまったアガリ(瓶がいっぱい)の場合、それ以上中身(点棒)を増やすことは出来ません。増やすことができないものを計算しても仕方がないから計算しないという感じです。

 もちろん昔と今では満貫の概念が違っています。古典麻雀でいう「満貫」は、いまの役満貫の意味ですが。