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    (4)万子索子は筒子のアタリ


 これはけっこう以前から人口に膾炙されていることだけど。
 オーラスで千点でアガりたい、ドラ2枚持ちで早くアガりたい。こんなとき役牌があればいい。しかし無ければどうしても喰いタン戦法が第一番。早仕掛けだから、どうしても出るチー見るポン状態となる。今しもドラが三筒のとき、下家が早い巡目から八萬チー、五筒ポンで仕掛けてきた。

裏向き裏向き裏向き裏向き裏向き裏向き裏向き  八萬六萬七萬 五筒五筒五筒

 まだ南の1局でアガリトップの状況ではない。どう考えてもドラ2は固そうだ。こちらも親で行きたいばっかり。しかし打っちゃぁそこでおしまい。さぁ、どうすべぇ、というのが今回の話し。

 こんなもの、先付けはもとより万子に筒子、索子まで何待ちだってある。はっきり言ってσ(^-^)レベルでマチは分からん。しかし不思議な事に、こういうとき、相手の待ちは索子である可能性がかなり高い。そこでこういう状態を「万子・筒子は索子のアタリ」と称している。

 これはまったくの経験則で、確率的なことはさっぱり分からん。それでも単純に思うこと、万子・筒子・索子の待ちである可能性を各33%とすれば、万子・筒子の面子はすでに1回使用している。そこで残りメンツについて、索子待ちの可能性がグンと高くなり、万子・筒子待ちの可能性はグンと減るという単純なことかも知れない。

 いずれにしても相手がこんな状態の時、自分が何でも捨てられる状態ならば、万子・筒子を捨てた方がまだマシである。そこでとりあえず二萬を捨てたとき、またそれをチーされたとする。

 裏向き裏向き裏向き裏向き   二萬三萬四萬  八萬六萬七萬 五筒五筒五筒

 もしこうなったら索子の危険度は、単なる危険牌のレベルを通り越して病牌ゾーンだと思ふ....

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