136枚セットを2セット用意する。ゲーム時間、または回数を最初に決めておく。最初の親はじゃんけん等で決める。1セットを使用して、普通の麻雀と同じように壁牌を築く。配牌の仕方、得点計算、アガリ役、立直・チーポンカン等は普通の麻雀と同じ。つねに東場(親は常にダブ東)とし、親番は子がアガらない限り移動しない。1本場300点。
立直棒(千点)は和了者が取得する。規定ゲーム数が終了した時点で供託立直棒があれば、勝っている方の取得とする。
聴牌しても宣言しなければアガリの資格はない(黙聴のままツモっても、アガリにはならない)。ただし聴牌したとしても、かならず宣言しなければならないという事もない(もっと高い手になると思えば宣言せず、手変わりを工作しても良い)。どちらかが聴牌宣言した時点で(仮にAとする)、両者とも手作りストップとなる。振り聴による聴牌宣言はチョンボ(宣言後、流局した場合、立直でなくても必ず手牌を公開する)。
宣言された方は(仮にBとする)、別途用意された牌セットから、アガリ牌と思う牌を2枚取り出し、相手(A)に示す。その中にアガリ牌があれば無勝負/流局となる。示された牌にアガリ牌が無ければ、Aは残りの山から連続して5枚を取得する。その中にアガリ牌があればAのアガリとなる。無ければBはさらに他の牌セットからアガリ牌と思う牌を2枚取り出し示す。以下、決着がつくか、通常の壁牌が無くなるまで、繰り返す(壁牌が無くなり、連続して5枚を取得できなくても終わりとなる)。
アガリに安め高めがあり、安めでアガリたくない場合、Aは安めをツモってもBに分からぬように伏せ牌して打牌し、ゲームを続行することも可。(福本伸行「天」十二巻(講談社)より)
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