Tile game 牌ゲーム

    (24)牌本引き


 花札の手本引きの麻雀版。
 各自持ち点30000点と1から6までの数牌を1枚づつ持つ。ジャンケンで親を決める。各自、場代を1000点づつ出す。

 親になった者は、自分の6枚の中から1枚を選び、自分の前に裏伏せて置く。子はその牌を推測し、同一牌と思う牌をその前に裏伏せで張る。張り方には数種類ある。

 一点張り(子は1枚だけ出す=花札用語ではスイチというそうだ)での的中は場代の8倍を取得する。二点張り(ケッタツ)は、2枚を上下に並べて出すが、上の目が当たった場合は6倍、下目が当たった場合は3倍。三点張り(山ポン)は、1枚を頂点にし2枚を頂点の牌の下に横に並べる。そして頂点が当たると3倍、右下が2倍となる。左下が当たった場合は、場代が戻されるだけ。

  (花札にはこのほかに幾種類もの張り方があるが省略する)。

 親は、子の張りが終了した後で、自分の出した目を開けて勝負となる。
 親は手牌の6枚とは別に、ある程度、用意しておく。そして出した目と同じ目数の牌を、その都度、自分の左側に表向ける。この表向け牌は6枚を限度とする。

 これにより、過去、6回分の出目がわかることになる。子は、この表向き牌を見ることによって、親のクセなどを推理する材料とする。

 前回の目と一つ違いを「根っこ」、二つ違いを「小戻り」、以下「三けん」「四けん」「ふるつき」「大戻り」などと称するそうだ。

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