点数 22・端数の処理
パックマン 日付:2004/02/23(Mon)
こんにちは!
いつも楽しく読ませていただいています!
ところで、いきなり質問なのですが、半荘終了時に、100点棒を「4捨5入」するというルールと、「5捨6入」するというルールとがありますよね。
この「5捨6入」という言葉に、僕はとても違和感があるのですが……。
ひょっとしたら、「5捨6入」は、関東地方の地方ルールですか?
そこで、「5捨6入」の由来や根拠などをご存知ならお教えください。m(_ _)m
あさみ 日付:2004/04/23(Tue)こんにちわ、パックマンさん
4捨5入は、麻雀に関係なく、むかしからある端数精算法です。
そこで麻雀で百点単位の端数処理が生じたとき、自然に4捨5入法が用いられていました。
しかし4捨5入では、切り上げ対象が、切り捨て対象より20%も高率なので、仮りにトップ賞2万点というゲームでも、精算してみると1万9千点しかないという事が生じます。
そこで自分の周りに関して云えば、昭和42,3年頃、「トップが2万点ないのは、おかしいじゃないか」という話しになり、5捨6入で精算するようになった記憶です。
*5捨6入なら切り上げ・切り捨ての比率は5対5ですから、「トップ賞が1万9千点しかない」という事が発生しにくい。
現在、、4捨5入と5捨6入の普及度が、それぞれどれくらいなのかは分かりません。しかし5捨6入は関東に限られたルール、ということはないと思います。
また知り合いには、「マイナス者は百点でも切り上げ、プラス者は9百点でも切り捨て」というルールでやっているグループもいます。
パックマン 日付:2004/02/25(Wed)浅見先生、親切な回答、ありがとうございました!m(_ _)m
やはり、“切り上げ対象”と“切り下げ対象”のバランスの問題でしたか……。
ところで、「4捨5入では、切り上げ対象が、切り捨て対象より20%も高率なので」という部分と、「5捨6入なら切り捨て・切り上げの比率は5対5ですから」という部分が、よく理解できなかったのですが……。(^^;)
「4捨5入では、切り上げ対象が、切り捨て対象より20%も高率なので」というのは、百点棒の本数が、「1,2,3,4本の場合」と、「5,6,7,8,9本の場合」とを比較すると、切り捨て対象:切り上げ対象が、4:5になる、という意味でしょうか?
また、「5捨6入なら切り捨て・切り上げの比率は5対5ですから」というのは、というのは、百点棒が「1,2,3,4,5本の場合」と、「6,7,8,9,10本の場合」とを比較すると、切り捨て対象:切り上げ対象が、5:5になる、という意味でしょうか?
……百点棒の本数は0〜9本の10通りがある、と考えるべきなのではないでしょうか?(数字は0から始まりますよね) そう考えると、百点棒が「0,1,2,3,4本の場合」と、「5,6,7,8,9本の場合」とを比較すると、切り捨て対象:切り上げ対象が、5:5になります。
百点棒が10本の場合は、それは千点棒になるのだから、対象から除外するべきなのでは。
また切り捨て・切り上げを採用する以上、全体で千点の誤差が出るのは仕方の無いことなのでは。その誤差の軽減を、トップ者を基準にして考えることは無意味なのでは。
そして、ゲームのスタート時に、100点棒が10本あるということが、「5捨6入」という概念の原因では。つまり、百点棒を「1,2,3,4,5本の場合」と、「6,7,8,9,10本の場合」とで分けるという発想を生んだのでは。
最後に、数学的に考えれば、結局、「4捨5入」の方が理に適っているのでは。
と思うのですが、いかがでしょうか?
あさみ 日付:2004/02/25(Wed)こんにちわ、パックマンさん
うへぇ、たしかに数率的にミスった回答をしていますね。
で、まず数字の方の話しからですが。
切り上げ・切り捨ての対象になるのは1〜9の9本。そして4捨5入では、切り捨て4 / 9、切り上げ5 / 9なので、切り上げ対象になる方が少し分がいい。そこでときどきトップ者に千点の誤差が出る。5捨6入なら、その誤差が出にくくなるのでそうなったということです。
>つまり、百点棒を「1,2,3,4,5本の場合」と、「6,7,8,9,10本の場合」とで分けるという発想を生んだのでは。
5捨6入を採用したときの発想は、間違いなくそういう事ですね。
>切り捨て・切り上げを採用する以上、全体で千点の誤差が出るのは仕方の無いことなのでは。
もちろんそうですが、プレーヤーとしては、「せっかくトップを取ったのに、どうしてオレのときだけ千点少なくなんるんだ」という感覚が強かったのでしょう。
>最後に、数学的に考えれば、結局、「4捨5入」の方が理に適っているのでは。
まぁ、どこにウエートをおいて考えるかという事で変わってくる問題のような気がします。