点数 13・刻子符



 明刻より暗刻が、刻子より槓子の方が符が高いのは納得出来るのですが、どうして中張牌(2〜8)よりヤオ九牌の方が符が高いのでしょうか。


 それは単純に、中張牌より一九牌の方が数が少ないからだと思われます。


 実際には順子には符がつかないので分かりませんが、順子に符がつくとしたら、345・456・567よりも123の方が符が高くても分かりますが、刻子の場合は111でも555でも1種類なので条件は同じだと思うのですが。


 111と555と比べれば条件は同じですが、刻子の場合は一九牌(2種類)と中張牌(7種類)という分け方で符がつけられているのです。


 幺九牌と中張牌は同じ数牌ですし、対子のときは両方とも0点です。なのに刻子になると、どうして基本点に倍の差があるのでしょうか。


 対子の場合、基本点は、「数牌 vs 役牌」ではなく、「非役牌(0符) vs 役牌(2符)」という形で分けられます。もちろん幺九牌は中張牌と同じ非役牌ですから0符となります。

 しかし刻子になると分け方がもう少し細かくなり、「中張牌(暗刻4符) vs 幺九牌(暗刻8符) vs 役牌(暗刻8符)」という形になるのです。もちろん幺九牌が中張牌の倍の点数とされているのは、中張牌より牌の種類が少ないからです。


 前記に関してですが、「対子のときと刻子のときは分け方が違う」とか、「幺九牌が中張牌より牌の種類が少ないから倍の点数」というのはよく分かりました。でもそこで新たな疑問が湧きました。

 というのは「幺九牌が中張牌より牌の種類が少ないから倍の点数」というのであれば、なぜ幺九牌(暗刻8符) vs 役牌(暗刻8符)」は同じ基本点なのでしょうか。

 役牌は幺九牌の半分位の数しかないのですから、更に倍になるべきではないのでしょうか。


 役牌には「役」があります。ですから見た目には同じ8点であっても、得点計算するとき、点数は倍、つまり16符になるのです。*ダブ風なら更に、その倍になります。