Rule 規則

    (6)中国麻将の持ち点


 広大な中国大陸のこと、ルールもいろいろである。これでは麻雀大会などとても出来ない。そこで先頃、共産党政府の肝いりで中国統一ルールなるものができた。その中国統一ルールでは、持ち点は500点となっている(日本流でいうと50,000点持ち)。しかし日本みたいに点棒は使わない。
※得点精算に点棒を使うのは、世界で日本麻雀だけ。ただし

 ではどうするかというと、トランプぐらいの大きさで1点とか4点・8点・12点などと書いてある点数カードを数十枚持つ。得点は、毎回、この点数カードをやりとりして精算する。しかし点数カードは、精算するときにカードをめくって数字を1枚1枚確認するのはとても面倒。

 場所によって審判、あるいは親が、アガリがあるたびに備え付けの紙に収支を記入する方式でやっていることもあるという。しかしこれもやはり面倒なようだ。そこでひょっとして将来はポ−カーチップでも使うようになるのかもしれない。

 (日本流に点棒を使えば便利なのに、なぜそうしないのかな)と思っていたら、日本で行われる中国麻将大会では、点棒を用いるケースもあるという。ただし井出洋介氏のグループが日本で中国麻将をするときは、500点持ちではなく300点持ちでやっているという。

 グループの人に「なぜ日本で行うときは300点持ちなのか」と聞くと、「大マイナスしても300点以上のマイナスはまずない。そして300点持ちは日本流で言えば30,000点持ち。日本麻雀の持ち点に合致している」という事であった。

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