(128)ミランダ王の問い 3 回答
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箱テン終了というルールで2万5千点持ちのとき、東の1局の親が途中流局ナシでひたすらアガリ続けたとすると
最高何連荘できるでしょうか。なお1本場3百点で、5本場から両シバとします。ただし八連荘はナシ。
ご用とお急ぎでない方は、両シバナシのケースもよろしくです。(^-^)(by
Majokko) なお当カテゴリーの基本ルールはココに記載。
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とつげき九州 投稿日:2005/12/02(Fri)
長くなるので2役縛りありのときとなしのときで分けて回答します。
順番が前後しますが、2役縛りなしのときから。
単純に考えて、親が最小の得点をツモ上がりし続けたとき、何連荘できるかを計算すればよい。
0本場(1回目のあがり)500all、1本場(2回目)600all、…を一般項であらわすと、(n回目のあがりが
いくらallになるか、という式。例えばA1は一回目の上がりの点)
An=500+100(n-1)=400+100n
次に、Anを1からk番目まで足す、という式(例えば
k が 3 なら、3連荘したときの、ある他家の減った点数。500+600+700で1800減っている)は、
Sk=k{500+500+100(k-1)}/2=50k^2+450k
k^2とは、kの2乗ということ。
このSkが25000を超えたとき、散家はとんでいる。よって、そのときのkの値を求めればよい。したがって、
50k^2+450k>25000
⇔k^2+9k>500
⇔k(k+9)>500
ここで、kは整数なので、 k≧19
したがって k が19以上のとき、散家は25000点以上うばわれている。だから
k が19の時点で散家はとんでいる。よって東初の時点から親が上がりつづけれるのは19回。
ここで連荘の定義がわからないのですが、1本場が進行してるときを1連荘とすると、連荘の最高の回数は18連荘。(19回目を上がってしまうと、次の局に進まないため)
次に5本場から2役縛りの場合。
考え方は2役縛りなしのときと同じなので多少はしょったりするかもです。
5本場から2役縛りだと、500allから900allまでがあり得、次は1000allの5本付け1500allからです。
まず900allまであがったとすると、散家の残ってる点数は、
25000-S5=25000-3500=21500
次に、1000allの5本付け1500allが初項の一般項Bnは、
Bn=1400+100n
Bnを1からkまで足したときの式をRkとすると、
Rk=50k^2+1450k
このRkが21500をこえたとき、散家はとんでいる。よって、そのときのkの値を求める。
50k^2+1450k>21500
⇔k(k+29)>430
上の式をみたす最小の整数のkは11
よって 2役縛りになってから11回目のあがりで散家はとぶ。2役縛りになる前に5回の上がりがあるので東初からあわせると16回目のあがりで散家はとぶ。したがって、連荘の最高の回数は15連荘。
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あさみ 投稿日:2005/12/02(Fri)
こんにちわ、とつげき九州さん。両方とも文句ナシの正解です。
こんな詳しい計算式がついていると、なんだか問題まで高等のような気がしてきます。(^-^
>ここで連荘の定義がわからないのですが、1本場が進行してるときを1連荘とすると、
もちろんそういう解釈で、問題ありません。
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かざや 投稿日:2005/12/14(Wed)
お久しぶりです。ひとつツッコミ入れに来ました。(笑)
とつげき九州さんの解答を読ませていただきました。しかし「ツモピンあり」なので、両シバ有の場合、両シバ以降の最低点は自模平和20符四翻700オールです。
これで計算すると、16本場(17度目)の和了で全員500点ずつ残り、次で確実に誰か飛びます。よって解答は15連荘ではなく、17連荘だと思います。
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あさみあさみ 投稿日:2005/12/14(Wed)
こんにちわ、かざやさん。ツッコミありがとう。(^-^)
>しかし「ツモピンあり」なので、
なーるほろ。
ところで昔(おおよそ昭和40年代前半)、σ(-_-)が両シバありの麻雀を打っていた頃
というか “打たされていた頃” (^-^;、“ツモピンのみ”は両シバの対象になりませんでした。
昔のことなのでよく覚えていませんが、たぶん“ツモピンのみ=20符四翻=40符三翻”という解釈だったのだと思います。しかし現在では“ツモピンのみ”でも両シバの対象になるのが普通なのでしょうか。
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かざや 投稿日:2005/12/14(Wed)
>“ツモピンのみ”では両シバの対象になりませんでした。
あらら。普通に「門前清自模和」と「平和」という立派な2役があるからいいのかなぁ、と思ってました。もしかして七対子(25符四翻)のロンあがりも無視(うまくやればこれでも16連荘できる)されてるのは、50符三翻扱いで両シバではあがれないから、とかでしょうか?
でも、
>20符四翻=40符三翻
の理屈だと、60符三翻=30符四翻だったりしますし……うーん。確かに「ツモ平和」が特例なのはわかるんですけど。
今度両シバについての考察やってください。もしかしてそもそも5本場両シバってローカルルールですかね。(苦笑)
両シバ下で「七対子のみ」が認められるならば、4本場まで30符三翻をツモあがり、5本場から"南北西南西西南北西北南"の順で七対子のみで当たれば、誰も飛ばさずに16本場に入れる。(北家は4700点、南家西家は200点残し)
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あさみ 投稿日:2005/12/15(Thu)
当時(昭和40年代)のルールの話と、この牌謎クイズの話がゴッチャになってはいけませんが。(^-^)
当時、すでにチートイは50符一翻から、25符二翻という発想になってきていました。そこで両シバのとき“チートイのみロン”はOKだった記憶です()。
>>20符四翻=40符三翻
> の理屈だと、60符三翻=30符四翻だったりしますし……
60符三翻というのは、場ゾロをいれると五翻という意味ですよね。もちろん60符五翻は30符六翻=8000(グループによっては7700)で精算です。しかしツモピン20符六翻はかならず40符五翻の精算で。しかし20符八翻は、そのまま八翻(ハネ満)で精算。ふんとにツモピンとチートイは特殊ですね。
>今度両シバについての考察やってください。
はい、考えておきます。(^-^;
>もしかしてそもそも5本場両シバってローカルルールですかね。(苦笑)
さて、どうなんでしょう。ローカルとメジャーの中間くらいかもしれません。
ということで、両シバ下で“ツモピンのみ”が認められる場合は17連荘。“ツモピンのみ”が不可でも「七対子のみ」が認められる場合は16連荘、両方とも不可の場合は15連荘とさせていただきます。
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