立直04・振り聴立直


 現在の世の中の傾向として、フリテンリーチの扱いはどういう状況なのでしょう?
 わたし達は、「振り聴立直は可、流局時は満貫罰符」というルールでやっているのですが。

  振り聴立直は、可・不可、どちらのルールもそれなりの普及率を持っていると思います。

 ただ普通は振り聴立直が可であれば、流局時も聴牌扱い、不可であれば流局時満貫払いというルールが多いと思います。

 そこで質問の「振り聴立直は可、流局時は満貫罰符」というルールは珍しいと思います。いうなら振り聴立直可と不可のルールの折衷案のような感じですね。


 先日、友人と麻雀をしました。一人がリーチをかけたのですが、フリテンリーチだということが分かり、その局の途中に自ら暴露しました。ここで問題になったのですが、私はチョンボであると主張したのですが、別の友人はツモアガリすれば構わないと主張しました。結局ロンアガリ出来ないだけでツモアガリはできると言うことで再開しました。

 その後少し調べてみたのですが、いわゆるローカルルールで色々な対応があることが分かりました。しかし納得のいかない点がありますので、お聞きします。

 フリテンリーチを認めている場合、ツモアガリすれば問題ないと言っても、その前にアガリ牌を他の人が出した場合はどうなるのでしょうか。

<私の見解>
リーチは最初のアガリ牌で上らなければいけない。もしアガらなければチョンボ。アガってもフリテンロンなのでチョンボ。どうせチョンボなので、フリテンリーチは発覚した時点ででチョンボ。

 「ロンアガリできないだけ」なら、アガリの確率は低くなりますが、かならずメンゼンあがりできて1ハンアップさせることが来ます。ルールを悪用できることが納得できません(と言ってもこれを悪用と言うか利用と言うかは難しい問題ですが)。

 いったい正式なるルールはどうなっているのでしょうか。明文化された正式なルールがないなら、最も一般的と思われているルール(大会などで採用されているルール)はどうなのでしょうか。

 ローカルルールは基本的にどんなルールを作ってもいいとは思いますが、基本線はちゃんとしたのが有って、でも今回はこんなルールーでしましょう」と言う申し合わせがローカルルールだと思うのです。


 フリテンリーチを認めているルールは、一般に「アリアリ」と呼ばれます。 アリアリとは「振りテン立直や立直後の見逃しOK。あとで役牌をポンして、それのみでのアガリもOK。形式テンパイOK(ノーテン罰も取得できる)、牌底放銃のみのアガリOK」というルールです。つまり「何でもアリ」なので「アリアリ」と呼び、逆に「何でもナシ」なのを「ナシナシ(=完全先付け)」と呼ぶわけです。

 このアリアリルールでは振りテン立直も立直後の見逃しもOKですから、振りテンでなくても最初のアガリ牌でアガる必要はありません。それが安目か何かの理由でアガりたくなければ見逃ししてツモアガリにかけることもOKです。

 現在、アリアリとナシナシ、どちらが多く採用されているかはハッキリしませんが、たぶんアリアリのほうが多いと思います。もちろんアマチュア・プロを含め、麻雀団体ではすべてアリアリルールです(もちろん明文化されています)。