連荘 07・積み場の起源   .


タコ八郎 投稿日:2007/05/04(Fri)

 お久しぶりです。

 ところで積み場の加算点(1本場につき300点)が設定されているのはどういう意味があるのでしょう。またどういう経緯で設定されたのでしょうか。
 和了りとは直接関係のない加算点が得点に上乗せされるのは何となくスッキリしないものがあるのですけど。

あさみ 投稿日:2007/05/06(Sun)
 こんにちわ、タコ八郎さん

 第二次大戦後、日本ではリーチ麻雀が普及しだしました。それまでの二十二麻雀では役も少なかったのですが、リーチ麻雀ではイーペーコーサンシキ、あるいはドラなど新しい役やル−ルが増えました。積み場もこの時代に誕生しました。

 しかし残念ながら積み場ルールが誕生した理由はハッキリ分かりません、というか、“知りません”。(_ _; 単にドラと同じで、“面白いそうだから”ということだったのかなぁと思うくらいです。

 誕生当時から和了者の取得点は1本場でプラス300点でした。これは満貫が8千点、持ち点3万点となった現在と同じです。その点では物価の超優等生ですね。とはいえ当時は満貫が2000点から4000点の時代ですから、そういう中でのプラス300点は、大きな価値があったわけです。

 また誕生当初は「1本場ごとに各自が100点ずつ供託し、和了者が供託された点棒を取得する」ルールであったと聞きます。そこで 次に誰かがロンアガリした場合、和了者がプラス300点となるのは同じですが、他家はロンアガリでも100点マイナスすることになります。それがやがて現在の形(ロンアガリは放銃者払い)になったと云われますが、当初はそういうルールであったかどうかについては不詳です。

百貫雀 投稿日:2007/05/06(Sun)

 こんにちは。
 積み場の起源というより 積み場の古いルールの話ですが、昔 二十二麻雀のフリー店(スポーツ店)には、次のような2つのルールがありました。

  満貫は2000点。
 門前は、プラス300点(自摸なら100点づつ増し)。
 ドラは、プラス100点(自摸なら全員から100点づつ増し)。
 積み場は、A店では門前和了りと同じ方式で精算。B店ではドラと同じ方式で精算。

 B店では、本場が増えると 出和了りよりも自摸和了りの方が有利なわけです。例えば散家で三十符二飜を「門前、一本場」で自摸和了りした際には、「12・24は22・34、22・34は32・44」なんて言い方で点数をやり取りしていました。
 で、個人的な感覚では、B店ルールの方が先に誕生したのではないかと思っています。つまり連荘の際には、親が100点棒(積み棒)を場に提示し、精算の時にそれを目印として積み棒の分だけ増して得点をやり取りする。
 しかし(ドラの場合もそうだけど)出和了りと自摸和了りを同じ得点にする方が気持ち良いので、今の一律300点になったと思いますが、どうでしょう。

あさみ 投稿日:2007/05/07(Mon)

 ども、百貫雀さん
 これは重要な情報をありがとうございました。
 積み場の精算も、当初はいろんなバリエーションがあったのですね。いや、いまさらながらインターネットの効用に感謝感激雨霰(^-^)/

 で 念のための確認ですが。
> 門前は、プラス300点(自摸なら100点づつ増し)。
というのは「門前はロンアガリ=放銃者300点払い、ツモアガリは各自100点払い=計300点」という意味ですね。

 またA店方式では、何本場であってもロンアガリとツモアガリの収入は同じですが、B店方式の場合は積み場が大きくなるにしたがってツモアガリの方が得になるわけですね(1本場はロン=放銃者100払い/ツモ=各自100払い、2本場はロン=放銃者200払い/ツモ=各自200払いという具合に)

> で、個人的な感覚では、B店ルールの方が先に誕生したのではないかと思っています。
> しかし(ドラの場合もそうだけど)出和了りと自摸和了りを同じ得点にする方が気持ち良いので、今の一律300点になった。


(゜-゜ )(。_。)(゜-゜ )(。_。)ウンウン
たしかに その可能性が高いように思います。

 それにしても 現在もむかしと同じ1本場300点ですから、トップ争いが微妙な点差の時に影響がある程度。しかし二十二麻雀の場合、散家 30符二飜のツモアガリ12 / 24が1本場で22 / 34になるとなれば、これはデカい。

> 連荘の際には、親が100点棒(積み棒)を場に提示し、

 これはたしかに、その理由で行われるようになったと思います。

百貫雀 投稿日:2007/05/07(Mon)
> で 念のための確認ですが。
> というのは 〜 〜 という意味ですね。

 です。

> しかし二十二麻雀の場合、散家 30符二飜のツモアガリ12 / 24が1本場で22 / 34になるとなれば、これはデカい。

 でかい、と言うか、本場を念頭にした手作りが基本です。

タコ八郎 投稿日:2007/05/06(Sun)

 あさみさん、百貫雀さんレスありがとうございます。
 やはり起源まではハッキリしませんか。
 個人的には「1本場ごとに各自が百点ずつ供託し、和了者が供託された点棒を取得する」というのが何となくしっくりくるような気もします。

 ところで、積み場の加算点の現在的な意義についてはどう思われますか?。無くす方が良い、いややはりあったほうが良い、いやそれどころかさらに増額すべきだ、などいろんな考え方があるとは思いますが、どうでしょうか。

あさみ 投稿日:2007/05/07(Mon)
ども、タコ八郎 さん

 残念ながら、積み場がどうして行われるようになったかはハッキリしないようです。しかし単に“面白いから”ということよりも、“連荘場のアガリなんだから、得点にインパクトをつけよう”ということだったかも知れませんね。

 でσ(-_-)が紹介した「1本場ごとに各自が百点ずつ供託」というルールの場合、1本場では100点棒4本、2本場では8本が親の横に供託された状態でプレーされることなります。これはプレー上、かなり邪魔くさい。

 それで積み場の数だけ100点棒(積み棒)を目印として置くようになり、やがて現在の形となっていったということになるわけですが、当初はそういうルールであったかどうかはあくまで不詳です。正直σ(-_-)は、百貫雀さんが紹介されたルールの方がしっくりしています(^-^;

>ところで、積み場の加算点の現在的な意義についてはどう思われますか?

 これは麻雀をどういうスタンスで捉えるかによって変わってくる問題と思います。σ(-_-)の場合、競技麻雀ではアガリ以外の点数をやりとりする必要はないと思っています。
 そこで純麻雀では積み場やノーテン罰などはアウト オブ 眼中となります。しかし一般麻雀であれば、 積み場、ノーテン罰、赤牌チップ、なにがあってもノープロブレムいという感じ。(^-^;)

百貫雀 投稿日:2007/05/07(Mon)

 どうも、百貫雀です(^_^)/

 タコ八郎さん。
 「積み場の加算点の現在的な意義」については考えたことはありませんが、採用するのならば、昔のようにもっと大きな得点であっても良いように思います。はい、「場センゴ」が妥当かと。

 「場センゴ」を推奨する理由はこのページで。
http://www.hakata21.com/suzume/1houg/04baseng.html

タコ八郎 投稿日:2007/05/09(Wed)

 あさみさん、百貫雀さんレスありがとうございます。

 現在のインフレ化したルールで積み場の加算点を残すなら、百貫雀さんのおっしゃるように場1500くらいが妥当なんでしょうね。それとも純麻のようにノー聴罰符とセットで廃止するか。

 いずれにせよ、現在の場300というのはかなり意味が薄いっすね。
よく忘れちゃったりするし。