連荘 06・積み場



 友達と打っていたら、ノーテンで親が流れたら、「それまで積んでいた積み棒も次の親が引き継ぐんだよ(つまり2本積んでいて親がノーテンで流れたら、次の親が3本積んでいる状態で始まる)」と言われました。そうなんでしょうか?

 僕はそれで東4局が流れてきて、5本積んだ状態(2ハン縛り)で南1局の親が始まりました。これが正しいのですか?。

 僕はかなり納得できませんでした。親が流れたら積み棒無しで次の親が始まるのではないのですか?


 一般麻雀ではどちらのルールも行われています。そこでどちらが正しいという問題ではないと思います。ただ「どちらがメジャーか」といえば、その友人の言う通り、「ノーテンで親が流れたら、それまで積んでいた積み棒も次の親が引き継ぐ」というルールがメジャーと思います。

 この積み棒の引継ぎで増えた局は、「流れ○本場」などと表現されます。そこでもし5本場から両翻縛りというルールを採用している場合、流れ5本場で両翻縛りになります。


 ダブロン有りというルールのとき、ダブロン時のリーチ棒は上家取りで、柴棒は放銃者が和了者にそれぞれ満額支払うルールでやっています(1本場なら二人に300点づつ払う)。これは一般的なルールなのでしょうか。


 「ダブロン時のリーチ棒は上家取り」というのは一般的と思いますが、「柴棒は放銃者が和了者にそれぞれ満額支払う」というのはマイナーなルールと思います。一般的には立直棒と同じように柴棒も上家取りというルールが多いと思います。

 なかには柴棒も折半というルールがあるかも知れませんが、奇数本場では2分できないケースが生じます。もちろんどうしても平等にというのであれば、50点棒を作ればいいのですけれど....


 積み棒は役満の放銃者とパオの者が折半して払うルールでやっています。ただ1本場の場合、32300点をどのように折半するべきでしょうか。


 昔は誰が放銃してもが包責者の一人払いでした。また積み場もありませんでした。 そこでこのような問題が起きる事はありませんでした。しかしいろいろルールが変化して行く中で、このような問題も生じてきたわけです。

 そこで新たな取り決めが必要となるわけですが、完全な折半が不可能である以上、解決策は

(A)どちらか一方が全額支払う。
(B)どちらかが100点多く支払う(1本場であれば100:200、3本場であれば400:500、5本場であれば700:800)


の2種類ぐらいしかありません。

 もちろんどちらの方法を採用しても、「どちらが全額支払うのか」 or 「どちらが多く支払うのか」という問題が起きます。これは役満を確定させた責任と、放銃してアガらせた責任とどちらが大きいかという問題になります。

 もちろんどちらの責任も大きいわけですが、ポンで役満が確定したとしてもアガるとは限らないわけです。となればアガらせた責任の方が大きいということになるでしょうか。

 すると次には(A)(B)どちらがベターかという事になりますが、「どのように折半するべきでしょうか」という質問の底には、「折半できるものであれば、折半したい」という考え方があると思います。となれば折半できるときは折半し、折半できない状況のときには、(B)放銃者が100点多く支払うとするのが現実的な解決法と思います。


オーラス、Aが親のとき、BがCに2千6百の手を放銃しました。3本場だったのでプラス900の3千5百と思ったら、Aの積み棒が2本しかありませんでした。するとCが「2本場なので3千2百」と云いだしました。

3人は、「積み忘れただけで、いまはちゃんと3本場」と云いましたが、Cは「積み棒が証拠」といって聞きません。結局物別れでお開きになってしまいました。こういう場合は、どうしたらいいですか。


 起家マークとか積み棒は記憶幇助のための目印であって、ゲームの正式用具ではありません。一般に百点棒を積み棒として使用しますが、別にマッチ棒でも構わないわけです。

 そこで南の1局なのに起家マークが「」のままになっていたとしても、起家マークに場を支配する効力などありません。そこで親以外が東のみでアガればチョンボになります。逆に南のみのアガリは、マークが「」になっていたからと云ってチョンボになりません。

 もちろん起家マークにしても積み棒にしても、間違いに気づけばただちに訂正します。しかし間違いのまま事が起きても、その印が「証拠」とはなりません。ましてやこのケースでは3人が「積み忘れただけで、ちゃんと3本場」と云っているのですから、そこで積み棒を盾に2本場を主張するのは行き過ぎと思います。

 ただし全員の記憶が曖昧だったりで、主張も2対2に分かれて収拾がつかないという場合は、その積み棒を寄り所にするしかないでしょうね。

 なお同じ目印でも、チーポンカンのツケ牌ミスは事情が異なります。ツケ牌は行わなければならないルール事項です。盤上で牌がどうなっているのかは、ゲーム上の大問題。とうぜんツケ牌は、そのつど全プレーヤに確認されつつ、ゲームが進行してゆきます。

 もちろんそれでも誤りが確認されればただちに訂正されますが、アガリが発生してしまえば、そのツケ牌が正規の状態として処理されます。


とんなん 投稿日:2006/08/26(Sat)

はじめまして。
積み場についてわからないことがあるので、質問させて下さい。

「ノーテンで親が流れた場合、それまで積んでいた積み棒は次の親が引き継ぐ」
のはわかりましたが、0本場(積み棒なし)の状態でノーテンで親が流れた場合、次の親は何本場から始まるんでしょうか?


あさみ 投稿日:2006/08/27(Sun)

こんにちわ、とんなんさん。(^-^)/

前の局が0本場(積み棒なし)なわけですから、次の親は1本場からスタートすることになると思います。