歴史 08・点数計算の歴史


 ふと思ったのですが、現行の点数計算方法の直接の祖先にあたる方法はいつごろに確立されていたのでしょうか。マーチャオの時点から、フーテイが、ツモ符が・・・などとやっていたとは思えないのですが。

 そもそも、唐や宋の時代の点数の数え方はわかっているのでしょうか。

 馬弔(マーチャオ)と麻雀の点数計算方法はまったく異なります。というより馬弔(マーチャオ)と麻雀では、遊び方も異なるまったく別なゲームです。そこで馬弔の時点から、フーテイが、ツモ符が・・・などとやっていたことあり得ません。

 「麻雀」は一八六五年頃(江戸時代末期)、馬弔と骨牌が融合して誕生しました。榛原茂樹氏など先人の研究によれば、点数体系はシンプルとはいえ、すでにこの頃「符底(副底)」だとか「刻子符」だとかの存在が確認されています。

 そこで麻雀独特の点数計算方式も、麻雀というゲームが誕生するとともに成立してきたと考えられています。

 唐・宋の時代の点数の数え方はわかっているかという事についてですが、唐・宋の時代には麻雀というゲームそのものが存在しません。ゲームが存在しないのですから、点数の数え方が存在することはありませんね。

 では唐・宋の時代のゲーム(馬弔or骨牌)の遊び方、点数計算法はどうかと云えば、残念ながらあまりハッキリしていないようです。