Pure Majan 純麻雀

    (8)純麻雀Q&A


純麻雀について、いくつか質問を頂いた。
それぞれ回答させていただいたが、ここへ要旨をまとめさせて頂いた。
ほかにも質問点があれば、いつでもメールをお待ちしています。


 純麻雀は競技性を重視しているそうですが、どんなルールの麻雀でも回数をこなせば強い人は強い、
弱い人は弱いと思います。なら競技性など、あまり関係ないのでは?


 どんな麻雀でも“回数をこなせば強い人は強い”=良い成績をあげると云うのは、その通りですね。
そのうえで純麻雀を提唱しているのは、個々のゲームにおいて偶然性より競技性を重視したゲーム
をプレーする
という点にウエートを置いているからです。


 純麻雀にも百点棒や千点棒、5千点棒などがあります。しかしルールをシンプルにするなら、
点数の下2桁を無くして1点棒とか10点棒とした方がいいのでは?


 たしかに その通りです。しかし呼称単位を変えても、ゲーム内容に影響がありません。
ゲーム内容に影響がないのであれば、わざわざ認識されている呼称単位を変える必要はありません。
そこで無用の煩雑さを避けるために、一般麻雀と呼称単位を合わせてあります。


ヒロタシ 投稿日:2005/06/09(Thu)

似非トーラス・似非トーライのヒロタシです。
実は今度千式麻雀をノータイム戦でやってみようかと思っているのですが、実際やってみるとなると
「ノータイムで打つ」ことの判断をどうやってつけていいやら困っております。今行われた打牌がノー
タイムであったか否か?それを判定するのは誰か?など。

よろしければ、純麻雀ではどのようにして裁定しているのか教えていただけますでしょうか。


あさみ 投稿日:2005/06/10(Fri)

 こんにちわ、ヒロタシさん
 ノータイム打ちには特に判定などありませんので、判定者もおりません。
あえていえば対局者が判定者ということになりますが、別に罰則もありません。
要はツモ開始(腕をもちあげる)から打牌完了までの間、手を止めないで打つと云うことです。
シャープに行えば、2秒以内で完了します

 じっさい序盤では、どなたでも2秒くらいで摸打を行っていると思います。しかし中盤以降、
選択の岐路、あるいは相手リーチがあったときなど、つい手が止まりがちになります。
ノータイム打ちとは、そんなときでも序盤と同じレベル、リズムで摸打するということを目標に
しています。

#東家は北家の配牌完了(最後の1枚取得)と同時に第一打牌を行います。そこで東家は、手牌を第一配牌の段階から立てるか
配牌途中で立てて、不要牌のメドをつけるようにします。

 ではツモのあと、0.1秒でも手が止まったらストップしたことになるのかといえば、そういう問題
ではありません。
ノータイム打ちは“0.1秒でも早く摸打を完了させる”という早打ち競争ではないからです。
逆に 早くツモろうとするあまり、フライング(礎石編No.4、No.5)に注意してほしいと思います。


ヒロタシ 投稿日:2005/06/10(Fri)

 罰則がないということは、もし対局中に手が止まってしまった場合でも
お咎めなしで続行するということでしょうか。

 あるいは純麻雀のノータイム戦においては、そのような事態になること
なく全員がスムースに打牌を行っているということでしょうか。


あさみ 投稿日:2005/06/10(Fri)

>もし対局中に手が止まってしまった場合でもお咎めなしで続行するということでしょうか。

その通りです。
別に罰則の対象ではなく、日々そのように努力してプレーしましょう ということです。

> 純麻雀のノータイム戦においては、そのような事態になることなく

基本的にはありません。
しかし実際にはゲームにハマッていると、難しい局面で無意識のうちに手が止まることが
あります。その際は舌打ち、叱責....元へ.(笑) 他家が指で卓を軽くタップしたりします。
するとハッと気がついて、打たれます(^-^;


ハートコバーン 投稿日:2005/07/01(Fri)

 浅見さんこんにちは。
 純麻雀のコラムを見させて頂きました。
 そこで気になったんですが、三連刻はともかく、なぜマイナーな三風刻を採用してるのでしょうか?

 三風刻の採用について、何か個人の麻雀観が強く影響しているように感じるのですが。
 是非採用している理由を教えてください。


あさみ 投稿日:2005/07/01(Fri)

 こんにちわ、ハートコバーンさん

 アガリ役の選択については、たしかに(-_-)の麻雀観が強く影響しています(^-^;
しかし単にσ(-_-)の好みだけで採用してるわけでもありません。

 純麻雀は、偶然性の少ないルールでのプレーを前提にしています。そこでアガリ役も、天和・地和を
はじめダブリー、一発、表・裏・槓・槓裏ドラ、海底ツモetcなど、偶然役はいっさい採用していません。
その反面、手作りを重視しています。そこで一般麻雀ではなじみが薄くても、手作りの中堅になる役とし
三般高三連刻を採用しています。で、三般高や三連刻は数牌の中堅役なわけですが、字牌の中堅
役として三風刻を採用しているわけです。

 なお「三風刻」は中麻式表現なので、ひょっとして「なんで中麻の役を採用したのか」という印象がある
のかもしれません。しかしマイナーではあるものの、σ(-_-)たちはすでに学生時代、三風(さんぷう)
いう名前で採用していました。純麻雀に採用するとき、「三風刻の方がわかりやすいかな」と思って中麻
の表現を使っただけです。


ハートコバーン 投稿日:2005/08/05(Fri)

 再び純麻雀をやってみました。そこで純麻雀の役ナシ和了について疑問を感じたんですが。

 現在の麻雀は一翻縛りが常識なので、無翻和了を採用すると麻雀の質自体が大きく変わってしまうの
ではないでしょうか?(例えば現麻雀では食タンと形テンは大きな違いだが、純麻では僅差でなければ食
タン≒形テン) あと、手変わりのある役無し仮テンの押し引き(見切って立直するorアガれない仮テンのままで手変わり待ち)
とか、流し手の役付け(食タン狙うか食一通狙うか)とか……etc

 アガるための役付けは十分麻雀の難しさと技術を要すると思います。なので一翻縛りを消去する必要は
ないと思うのですが。


あさみ 投稿日:2005/08/06(Sat)

 こんにちわ、ハートコバーンさん(^-^)/

 純麻雀を試打してくれて、ありがとう。(^-^)/
 で、たぶんハートコバーンさんの質問は、「“縛り”を無くすと技術性が低くなるのでは?
という主旨と思います。

 たとえば純麻雀には連荘やノーテン罰がありません。純麻雀にそれがないのは、“縛り”
を無くしたのと同じ理由、すなわち「その方が競技性が増す」と思われるからです。
しかし「連荘によってマイナスを挽回する」、あるいは「テンパイでしのぐ=ベタオリしない
などの理由で、「連荘やノーテン罰があった方が競技性が増す」と考える方もみえます。

 では本当に どちらが競技性が増すルールなのかということになりますが、
これはゲームを繰り返す中で答えをみつけるしかないテーマと思います。(_ _;


ハートコバーン 投稿日:2005/08/07(Sun)

 またまた純麻についての疑問です(-_-;)
 純麻では七対より対々の方が点が高くなっていますが、無翻和了有りルールであれば、
対々和は七対と比べてかなり有利だと思います。

 対々は七対と違い融通がきくので、都合が悪くなったら無翻和了に切り替えができます。
また逆に無翻狙いだったのを対対に切り替えることも出来ます。『無翻あわよくば対対』み
たいなのが可能なわけです。

 しかし七対は、国士と同じで切り替えが利きません。誰かが清一してても黙って見ている
だけで、不便です。その七対が対対より低い点数なのは割りに合わないと思います。
対々自体もそれほど難しい役とは思えません。

 中麻では同価値どころか七対の方が高いです(中麻は鳴き中心だからだろうが)。
なので今の麻雀通り、対々と七対は ともに二翻でいいのではないでしょうか。


あさみ 投稿日:2005/08/08(Mon)

 こんにちわ、ハートコバーンさん(^-^)/

 じつは純麻ルールが最初にできたとき、七対は二翻に設定していました。
しかし実際に試打を繰り返すうち、“二翻では(他役との対比上)得点力が大きすぎる”
という結果がでました。かといって一翻では少し小さめという感もありましたが、1.5翻
という設定はありまません。そこで一翻としたものです。

 今後 ゲームが積み重ねられる中で、“やはり二翻の方が順当”ということになれば、
そのように設定される可能性もありますが、いまのところは一翻ということで。


ハートコバーン 投稿日:2005/08/23(Tue)

浅見さんこんにちは
過去の話で悪いのですが、純麻雀の無翻和了のメリットとは一体何でしょうか?
教えてくださいましm(__)m


あさみ 投稿日:2005/08/24(Wed)

 こんにちわ、ハートコバーンさん。
 過去の話でも未来の話でも、なんでもOKです。(^-^;

 で常識的な返事になってしまいますが、やはり最大のメリットは"早アガリが可能"
ということです。それをどう生かすかはプレーヤー次第ですが、トップめで逃げ切りを
図るとき、また相手の大物手をツブしたいときに使われるのが多いです。

 北場、トップめで逃げ切りを図るときなど、たとえば南家がトップ目だとすると親の
第1打牌を両門チー!、第2打牌を両門チーっ!、対面の第3打牌をポンっ!

純麻雀では、ごく普通の光景です。(^-^;

また純麻雀でメンタンピンツモは子満級(9千点)のアガリになります。とうぜんそんな手
のイーシャン・リャンシャンになれば、リーチまでゆきたい。しかし敵に大物手があれば、
リャンメンをチーしてでも早アガリにかけたりします。

 σ(-_-)はそんな状況でない東場、南場でも時々やります(どんな時にやるかは内緒(^-^; )
しかし(まだ序盤だし....)とためらってノーハン手に走らなかったとき、結果は良くないことが多
いと感じています。


Cr 投稿日:2010/08/25(Wed)

あさみさん、残暑お見舞い申し上げます。
ウィキペディアの「純麻雀」の項を見ていて疑問が。

一般的な麻雀の平和は両面待ちでなきゃいけないってのは当たり前ですが、
純麻雀新平和は、僕の理解では、ペンチャン待ち・カンチャン待ちもOK、
とにかく字牌を含まない1雀頭4順子の和了のこと と思っていたんですが、
僕の誤解でしょうか?


あさみ 投稿日:2010/08/26(Thu)

ども、Crさん(^-^)/

いや、誤解ではありません(^-^; たしかに初期には そのような設定でした。
ところが実際にやってみると、他の一翻役(イーペーコーとかタンヤオ)とくらべて、
あまりにも出来やすくなってしまいました。
そこで設定を 「両門マチに限定」と改定したのです。


ねことチクワの会 投稿日:2010/09/06(Mon)

純麻雀での平和の和了で、無翻の字牌雀頭を認めないのは何故でしょう?
一般麻雀では、攻撃力よりも守備力の面で、かなり有効な場合があり重宝するのですが。


あさみ 投稿日:2010/09/07(Tue)
 ども、ねことチクワの会さん

 単純に云って難度(出来やすさ)の問題です。じつはもっとも初期のピンフの設定は、
1)字牌の雀頭(三元牌でもW風でも)も可。
2)単騎,辺張,嵌張マチも可。
というものでした。
 しかし実際にやってみると、あまりにも出来やすい...(>_<) そこで、まず(1)を不可=数牌のみ使用としました。
この段階で「客風(無翻の字牌)も不可」としたのは、それでは難度は大して変らないと思われたからです。
ところがそのように改定しても、他の一翻役(イーペーコーとかタンヤオなど)とくらべてかなり難度が低い(出来やすい)
ことがハッキリしました。そこで(2)も不可とし、「両門マチのみ」と設定しなおしたのです。


我打麻将 投稿日:2010/09/10(Fri)

純麻雀の発声行為規定などについて質問させていただきます。

(1) チーの規定には「発声した後、吃牌を取得する。次に自己の手牌右側に該当の刻子を副露し
た後、打牌する」とありますが、文章に述べられている順に従い、手牌から搭子を開示するのは
吃牌の取得後でよいのでしょうか?

(2) A氏はこんな手を持っていました:
 二萬四萬五萬六萬七萬三筒四筒五筒六筒六筒  四索三索五索

アガリ牌の が上家から打たれましたが、これをチー。もちろん で副露して を切り、
三色をつけたアガリを狙うことにしました。
A-1: しかし下家氏からポンの声がかかり、 がなくなることになったので、思い直してロンしました。
A-2: しかし下家氏からロンの声がかかり、局が終了してしまうことになったので、思い直してロンしました。
A-1,A-1とも、A氏の行為は連続発声とされてしまうのでしょうか?

(3) トップを争うオーラス。A氏はツモアガリか直撃を狙うため、下家の打ったアガリ牌である三筒
見逃しました。するとテンパイを維持しながら安全牌を切りたい対面は、それをチーして三筒 を切りました。
しかし通ったばかりで安全なはずの三筒 にA氏がロン。
単純にA氏のチョンボと思ったところ、そのとき対面は間違って三筒一筒二筒と副露すべきところを二筒一筒三筒と晒していました。
そこでA氏は「下家の切った牌は二筒ということになるので、対面の三筒でロンできる」と主張。
しかし対面は「誤副露は1巡以内なら訂正できるので、A氏の同巡内選択和了によるチョンボ」と主張します。
この場合、A氏のアガリは認められるのでしょうか?


あさみ 投稿日:2010/09/11(Sat)
 ども、我打麻将さん

 純麻のルールを読んでくれてありがとう。(^-^)/
ルールというものは、パソコンソフトとよく似ています=作ったときは完璧に思えるのに、
必ず?バグが発生する。おまけにバグは、作った本人は まず気づかない...(^-^; たいていは
他人に指摘されて (゚0゚)ハッ

>(1)チーの規定には

 基本的にはこの通りなのですが、問われてみると文章が いまいち不正確ですね。正しくは
(1)発声した後、該当メンツを抜き出して手牌のすぐ右側に開示。
(2)吃牌を取得して、開示メンツのそばに置く。
(3)不要牌を打ち出す。
(4)ツケ牌を行って、副露メンツを卓の右端に移動。

という感じです。

 ただ実際には(1)(2)が前後して
(1)発声した後、吃牌を取得(手牌のすぐ右側におく)。
(2)手牌から該当メンツを抜き出し、吃牌の横に開示。

ということも あるかも(^-^; 多少の手順相違ですが、このあたりハッキリさせた方がいいですね。

>(A-1) しかし下家氏からポンの声がかかり、
>(A-2) しかし下家氏からロンの声がかかり、


 いずれもA氏はチーのあとにロンと発声したわけですから、連続発声に該当します。
連続発声は「その時点でのチー・ポン・ロン不可(第18条2項)なので A-1では下家のポンが成立、
A-2では下家のロンが成立します。

>(3)トップを争うオーラス。

これは単純に同巡内の選択アガリに該当しますので、A氏のアガリは認められません。A氏は状況に
よってアガリ放棄とかチョンボのペナルティとなります。

>そのとき対面は間違って

 誤副露は当該プレーヤーの次回取牌以前であれば訂正可(第19条03項の1)なので、A氏がアガリ放棄
のペナルティで済めば、対面は正しく副露しなおしてゲーム続行となります。


我打麻将 投稿日:2010/09/15(Wed)

回答 ありがとうございます。
そして さらによく読んでいたら、また質問です。

役の定義が
断幺九: 中張牌のみの1雀頭4面子
混一色: 字牌 及び同種数牌のみの1雀頭4面子
混老頭: 一九字牌による1雀頭4刻子
清一色: 同種数牌による1雀頭4面子
字一色: すべて字牌 (七対型も可)
となっていますが、これでは七対の複合役が少なすぎないでしょうか?


あさみ 投稿日:2010/09/15(Wed)

ギョエ〜(゜0゜)
もちろん七対子は複合可能な すべての役と複合します。
いや、重要な指摘 ありがとう(^-^)/ 完全なケアレスミスなので、ただちに訂正します(_ _;
まさに
>>「作ったときは完璧に思えるのに、必ず?バグが発生する。
>>おまけにバグは、作った本人は まず気づかない...(^-^;

の典型(>_<) 「必ず?」のあとの?マークは必要なかった...(/_;)


孔明 投稿日:2012/10/09(Tue)

門前清自摸は偶然役ではないかという意見を とあるネットの掲示板で見まして、
純麻雀から門前清自摸という役を無くせないものかと考えてみました。
ただし、「門前清」という役を残すという前提で…

ただ単純に門前清という役が存在するだけでは立直の顔が立たない。
かと言って門前清と立直を複合させると立直の価値が高くなってしまう。何か妙案はありませんかね?


Cr 投稿日:2012/10/19(Fri)

 私は門前清自摸は偶然役だとはまったく思いませんが、純麻雀が符を排除すると聞いて
「門前ロンの加符をなくしていいのだろうか」とは思ったことがあります。
「ポン、チー、ポン、ロンッ!アガリのみ!」も600点、門前で仕上げて「ロン!、役なし!」
も600点というのはいかがなものか、と。

 しかしよくよく考えてみると、一般日麻では「ロン!役なし!」はチョンボになってしまうわけで、
その点 純麻雀の方が優れていると言えます。それに(これは一般日麻でもそうですが)役の
食い下がりというルールもありますし、さらに門前テンパイには立直を掛ける権利もあるので
すから、門前テンパイは十分優遇されているように思います。

 一般日麻と純麻雀を比較すれば、例えば一般日麻で門前ツモ5800点、門前ロン3900点(親の場合)
となるところが純麻雀では門前ツモ6000点、門前ロン3000点、つまり門前ロンが900点少なくなるので
不公平だと感じられるかもしれません。しかし逆に言えば一般日麻、つまり戦後のリーチ麻雀は門前
テンパイを優遇しすぎてきたのだとも言えるわけです。そう考えれば純麻雀でいいのだという考え方も
十分に成り立つと思います。


あさみ 2012/10/25(Thu)

ども、Crさん

純麻雀における門前テンパイの諸要素についてはCrさんのコメント通りで、何も云うことはありません(^-^;
そこで純麻雀の無翻アガリ600点について。

単純に云えば、純麻雀では一翻アガリ1500点なので、無翻はその半分の750点です。しかし純麻雀には10点
単位の精算は存在しないので750点は3等分できません。そこで600点か900点かという部分で、「鳴きアガリも
出来るのだから」ということで600点と設定したものです。

 しかし改めて考えてみると、アガリはゲームの最大のインパクト。いかに役ナシであろうと、門前で「ロン!600点」
は、ちと寂しい(^-^;また一般日麻の最小点も千点(散家)。そこで最近は「600点より900点の方が順当か」と思って
いました。今回のCrさんのコメントが、いい機会。ということで11月の例会から “門前の無翻アガリは900点”で試打
してみます。(^^)/


あさみ 投稿日:2012/10/22(Mon)

 “門前清”というアガリ役は、歴史的にいろいろ紆余曲折がある。
その経緯については、これまでもいろいろ書いてきた。
そういうことにに興味のある方はトップページからググってもらうとして、このコラムのテーマは
門前清は偶然役なのか、手役なのか ”という話。

 最初にハッキリさせなければならないのは、なにが偶然役で なにが手役なのかということ。
そこで、ここでは
 手役=ツモ牌、あるいはチーポンカンをによって指定された形を作り上げるもの。
 偶然役=手作りに関係なく、偶発的に出来るもの。

と分類することにする。

 そして現在の日麻で “ 門前清自摸和 ” が どういうアガリかと云えば、「ツモ牌のみによって
1雀頭4面子を作る
」というもの。もちろん偶然役の王様 天和地和でもないかぎり、1雀頭
4面子が手作りに関係なく、偶発的に出来るわけがない。となれば天和地和とは正反対に、
ツモ牌のみによって1雀頭4面子を完成させる門前清自摸和完璧な手役ということになる。

 にも関わらず「門前清自摸和偶然役ではないか」という疑問が生じるのは、一つには海底
自摸和
嶺上自摸和の存在
がある(のかも知れない)。両方とも明白な偶然役であるが、偶然にも(^-^; 両者の通称に自摸和
という名称がついている。そこで、「おい、ナントカ自摸和ってのは、全部 偶然役でないのかい?
という疑問が生じた可能性もある。これは穿ちすぎなのかもしれないが、「門前清自摸和偶然
役では?」
という発想に影くらいは落としている。

 おそらく門前清自摸和偶然役ではないかという疑問を生じさせている大きな理由は、「ツモ牌
は予測できない=予測できない牌でのアガリは偶然=門前清自摸和は偶然役
」という論理と思わ
れる。たしかにツモ牌は予測不能である。また有効牌ともなれば、手作り段階でも 数回に1度くら
いしか引いてこない。そのなかで最後のアガリ牌を誰よりも早くツモしてくるというのは、大きな偶然
であることも間違いない。しかし いかに大きな偶然によるアガリであっても、それは「ツモ牌だけで
1雀頭4面子を完成させる
」という門前清自摸和の前提条件を満たしたアガリというだけに過ぎない。

 たとえば日麻の平和(ピンフ)には「数牌、またはオタ風雀頭で両門マチのアガリ」という前提条件
がある。いくら1雀頭4順子を完成させても、ペンチャンアガリでは平和と認められない(※公式中麻
ではカンチャン/ペンチャンアガリでもOKであるが、逆にオタ風雀頭は不可
)。すなわちアガリ役に前提条件があれば、
それを満たしてナンボということになる。

 前述したように門前清自摸和の前提条件は、「ツモ牌のみで1雀頭4面子を作る」というもの。
その前提条件を考えず ツモアガリという箇所だけに焦点をあて、 「ツモ牌は予測できない=予測で
きない牌でのアガリは偶然=門前清自摸和は偶然役
」とする論旨は、木を見て森を見ない論法と感
じられる。

 しかし それでもなお「ツモ牌は予測できない=ツモアガリは偶然=門前清自摸和は偶然役」という
主張する人がいるかもしれない。考え方は人さまざまなので、それはそれで一向に構わない。
しかしσ(-_-)とは認識が根本的に異なる。となれば そういう人と「門前清自摸和は手役か偶然役か」
などと論議しても、話は平行線をたどるだけとなる。

 中国麻将に門前清というアガリ役は存在したが、門前清自摸和という名称のアガリ役は存在しない。
では門前清自摸和というオヒレがついた名称が なぜ日本で生まれたかと云えば、二つの理由が考
えられる。

 それは 一つには、門前清にはツモアガリと出アガリという二つのアガリ方があるため。
 両者は得点が異なるので、門前清摸和と門前清栄和という二つの名称が必要となった(1929年4月に
行われた
レインボー会議で、「摸和は一翻(翻役)、栄和は加10符(符役)」と決まり、現在の一般日麻で踏襲されている)

 二つ目は 一般日麻では翻役が重視され、符役である門前清栄和は「10符、プラスされるアガリ」と
だけ認識されるようになった。さらに門前清という呼称も、単に “ 門前でテンパイした” というだけの
ニュアンスが強くなった。そこで門前でのツモアガリを強調する意味で、自然に “門前自摸” という表現
がなされるようになった。もちろん海底自摸嶺上自摸などからの連想,もあり、分かりやすさ 云いやすさ
も大いに関係している。
そういう理由が混然一体となり、門前清自摸和、略して門前自摸和という呼称が
定着したと思われる。

 この門前清自摸和、最近 日本でも行われている公式中麻では、不求人(プチューレン=アガリを人に求めず
という名称で採用されている(4符役)。そこで無用の誤解を避けるため、純麻雀でも不求人としてしまうの
も一案。しかし なにせ日本では あまりに なじみがない... 別名として不吃不石並(プチープーポン)とか
悶士(モンスー)というのもある。不吃不石並は意味としては分かりやすい。
しかし どっかから“ 明カンはしてもいいのか ”という声が聞こえてきそうだ(^-^; また悶士となると、
何が何やら 意味さえ分からない..それなら原点に返って 単に門前清とだけにする手もあるが、分かりやす
さを考えると やはり“ 門前ツモ和 ”あたりが順当か。


孔明 投稿日:2012/10/24(Wed)

門前清自摸和の定義を「自摸牌だけで1雀頭4面子を完成させる」にしてしまうと七対子と複合できなくなります
よって門前清自摸和の定義を「自摸牌だけで和了形を完成させる」にしてはいかがでしょう?
確か和了形は4面子1雀頭・七対子・十三幺九の3パターンであると規則で定義されていたはずです

あと名称ですが門前'清自摸和としないのでしょうか?
厳密には「清」って必要だったと記憶していますが…


あさみ 2012/10/25(Thu)

>よって門前清自摸和の定義を

純麻雀の規則では「門前でのツモアガリ」となっています。
それで問題ないかと。

>厳密には

純麻雀では、役名の「厳密性」に こだわっていません。
要は、意味が誤解なく伝わればいいと思っています。


孔明 投稿日:2012/10/25(Thu)

四暗刻は部分役ですよ
門前限定の★が付いてますが☆ではないでしょうか?


あさみ 2012/10/25(Thu)

四暗刻は雀頭に関係なく4メンツが暗刻であればいいわけですから、部分役/全体役という分類でいけば部分役ということ
になるでしょうね。しかし☆★は、部分役/全体役を区別する意味のマークではありません。

☆は、対象メンツ 要-裡向(手牌の一部が非門前でも可)
★は、門前テンパイ または門前和(ロンorツモ)

を意味しています。
要は「門前以外で和了することが出来るか否か」という意味のマークです。
云うまでもなく四暗刻は門前以外で和了することは不可能です。したがって★マークとしています。


我打麻将 投稿日:2012/11/08(Thu)

門前清摸和に関連して。
「偶然役」対「手役」という分類の方法は妥当でないように思います。

 一般に偶然役に分類されているのは 嶺上開花・搶槓和・海底撈月・河底撈魚 の4つだと思います。
これに一発が加わるという意見もあるでしょう。ダブルリーチは違うと言う人が多いでしょうか。天和・
地和 (人和) もそうでしょう (純麻雀が採用していませんから)。

 これらには共通する性質があり、それは「アガリを表明した時点で、手牌を見ずとも、それらの役の
成否は決定される」というものです。例えば嶺上は意識的に狙うことが可能で、聴牌するまで槓を遅延
させればよいのです。当然、槓材を保持するために手が遅くなります。この trade-off において嶺上の
可能性を選択することは、立派な手作りと呼べるでしょう。

 これらは「偶然かどうか」によって分類されているわけではないのです。単に手牌によらない役なので
すから、本来は「状況役」などと呼ぶのが適切です。すると「門前清」の部分は「手役」としてもよいが、
自摸和の部分は「状況役」とするのが妥当でしょう。

したがって、採用の可否についても「偶然かどうか」をポイントにすることはできません。
それぞれの麻雀が、その哲学に従って決めるべきことと思います。

国標麻将は「珍しいことはめでたい」という感じでしょう。後者より 嶺上・搶槓・海底・河底 を8点として
いるわけです。別に大きいわけではないが、それだけでアガれることを保証しています。自摸・門前清・
不求人は存在しますが、大きな点数ではありません(点数計算方式によるツモ得はこれとは別の話です)。

 純麻雀は "Simple is best" だろうと思っています。その意味で槓がないのは画期的で、当然、嶺上と
搶槓とは問題となりません。天和・地和・海底・河底を採用しない理由としては「レアケースのためにルー
ルを追加するべきではない」というものではないでしょうか?

一般のリーチ麻雀は…哲学がないですね。

純麻雀には符計算がないので、門前清でなければツモ・ロンの点数差がありません。
したがって門前清摸和ではなく、門前清を1飜とするのが Simple だと思います。


7743MA 投稿日:2012/11/10(Sat)

> したがって、門前清摸和ではなく門前清を1飜とするのが Simple だと思います。

いやそれだと1飜縛りが簡単に突破できてつまらないかと。
東天紅なら門前で1点がつきますが役ではないですし。
Simple すぎるのも…ねぇ


あさみ 投稿日:2012/11/10(Sat)

我打麻将さん、久しぶりですね。

>それぞれの麻雀が、その哲学に従って決めるべきことです。

ということで、純麻雀では「門前清摸和」は手役です(^-^;

> 純麻雀は "Simple is best" だろうと思っています

もちろん それが基本ですが、すべてを一つのルールだけで進めると かえって問題が
生じることもあります。そこで純麻雀は、" Simple is better "というところです。

>天和・地和・海底・河底を採用しない理由としては「レアケースのためにルールを追加
するべきではない」>というものではないでしょうか?

それが唯一の理由ではありませんが、それも理由の一つです。

>門前清摸和ではなく門前清を1飜とするのが Simple だと

 門前清栄和も一飜にすると、かえって問題が生じると思います。
そこで "Simple is better "としては(^-^; 「摸和一飜、栄和 900点」あたりが順当と思っています。


CHANTA 投稿日:2012/12/10(Mon)

こんにちは、チャンタです。
韓国人なので、日本語の下手な点は理解してくださればありがたいです。

ほかではなく、知りたい点があります。
緑一色という役は採用しない所を尋ねにくい位に広く広がっているのに、
純麻雀でこれを採用しない理由がもしありますか?

そして初期には四連刻、同四順という役を採用していましたが、これを削除して
三連刻、同三順という役だけ残した理由がありますか?


あさみ 投稿日:2012/12/10(Mon)

こんにちわ、チャンタさん。
純麻雀ルールを読んでくれてありがとう(^^)/

>日本語の下手な点は

σ(-_-)の韓国語より100倍すごいですよ(σ(-_-)はカタカナ単語を羅列するだけ....)
#「ミョンドン カゴシポ」という感じ(^-^;

>緑一色という役は

 云うまでもなく緑一色はメジャーですし、完成形も美しい(じつはσ(-_-)も大好きな役)。
そこで当初は採用していたのですが、索子限定という特殊性があるので 後に割愛した
ものです。しかし知名度や美しさは捨てがたい。そこで いつか復活させるかも知れません(^-^;

>初期には四連刻、同四順という役を採用したが、

ご存知のように、純麻雀には すべての偶然役、およびドラがありません。
これはもちろん競技性を重視しているからです。

たしかに三連刻や同三順などは日麻ではメジャーではありません。
しかし二翻、三翻レベルのアガリ役が増えることは、ゲーム性や競技性を高めるのではないか
と考えたので採用しました。ただ三連刻や同三順を採用すると、四連刻や同四順の扱いが問題
になります。当然 三連刻や同三順よりムズカシイので、当初は固定役満として採用していました。
しかし四連刻は清老頭などに比べて あまりにも難度が低い。四暗刻よりはムズカシイとしても、
伝統性、メジャー性で四暗刻にはるかに劣ります。そんな役満なら無くてもいいか....という感じ

同四順は、鳴きアガリも困難なほど高難度。しかしあまりにも高難度なので、たとえ存在しても
まず出来ない(^-^; まず出来ないような役満なら無くてもいいか....というような理由で、四連刻と
同四順を不採用としたものです。


我打麻将 投稿日:2012/12/20(Thu)

・リーチに供託を必要としないこと
・翻数の小さい部分は倍々に近い点数となっていること
の理由を教えてください。

私に思い付くのは
・リーチ麻雀に比べるとリーチのメリットが小さいためバランスをとった。
供託点棒の扱いにルールを定める必要のないようにした。
・リーチ麻雀に似せた。

くらいです。


あさみ 投稿日:2012/12/20(Thu)

>・リーチに供託を必要としないこと

 もっとも大きな理由は、「アガリ以外の理由で、大事な大事な点棒をやりとりすることはない
というものです。当然 純麻雀ではチョンボ料、ノーテン罰符も存在しません。

>・翻数の小さい部分は倍々に近い点数となっていること

「リーチ麻雀に似せた」と云ってしまえばその通りですが。
より正確に云えば「一般日麻の親のツモアガリ点をベースとしたので、そのような数値になっている
ということです。


我打麻将 投稿日:2013/01/06(Sun)

純麻雀における罰則の位置付けについてお聞きしたいです。

まず罰則の与え方が点棒によらないことですが、「アガリ以外の理由で、大事な大事な点棒を
やりとりすることはない」という説明だけではよくわからないので、もう少し詳しく説明していただ
けますでしょうか。

また 具体的な罰則の内容について
・ノーペナルティ
・ツモアガリのみ
・アガリ放棄
・ツモ切り
・順位を4位にする
の5種類があるわけですが、これらの境界はどのような基準で定められているのでしょうか。
規則でそれぞれ明記するだけでなく、統一的な基準があれば、まず覚えやすくなります。
また、規則に明示されていない誤りが起きた場合の対処にも役立つと考えます。

例えば、これは実際に目撃した例ですが、リーチ後に摸牌でない牌を打してしまったら、
どのような処置をとるでしょうか(一般的な日本式ルールでの裁定は「その時点でノーテンリーチと
扱う」=「アガリ放棄とし、流局時チョンボ」が妥当と考えます)

(あれっ、規則のページにリーチ後の手牌変更が不可と書かれていないような…)


あさみ 投稿日:2013/01/06(Sun)

 「アガリ以外の理由で、大事な大事な点棒をやりとりすることはない。」というコメントは、
「純麻雀の特色」のページからコピペしてきたコメントなので、ちと口語的な表現になっています。
とはいえ得点移動にに関するσ(-_-)の考えは この一言に尽くされていますので、これ以上詳しく
説明しようがないというところ(^-^;

 しかし蛇足的に付け加えるとすれば、サッカーのペナルティルールに類似した発想といえます。
 現在のサッカ−ルールでは、ミスやルール違反に対してFK,PK,即退場までさまざまなペナル
ティが課されます。当然 相手チームの得点チャンスは大きくなりますが、自動的に相手に点が入る
ようなペナルティはありません。純麻雀もそれと同じような考えでペナルティを定めています。
もちろんサッカールールも、どのよう変わるか分かりませんが、それはサッカーの問題(^0^;

>これらの境界はどのような基準で定められているのでしょうか。

 小さなミステークには小さなペナルテイ、大きなミステークには大きなペナルテイという常識的な
感覚で定めているだけで、特に明確な境界はありません。

>統一的な基準があれば、まず覚えやすくなります。

たしかにそうですね。
しかしσ(-_-)には にわかに思いつかないので、良いアイデアがあれば ぜひ教えてください。

>リーチ後に摸牌でない牌を打してしまったら、どのような処置をとるでしょうか。

「第12条 自摸」の誤ツモの項に「打牌が完了した直後に指摘を受けた場合は該当局をアガリ放棄
でゲーム進行。ただし誤ツモか否か不分明なものは不問で進行。」とあります。そこで純麻雀でこの
ようなトラブルが起きたとしたら、当然、それにしたがって進行することになります。もし 誤打牌が
放銃牌となれば、アガリ成立です。

>(あれっ、規則のページにリーチ後の手牌変更が不可と書かれていないような…)

 さっそく書き加えておきます。


[3795] 斉藤ス 投稿日:2013/11/15(Fri)

純麻雀は偶然役の極みである天和を廃したのはスバラシイと思うのですが、配牌上がりにおいての
処理の仕方に違和感が、、、

配牌上がりは100%偶然役なので(手配に何の手も加えないので)、いかなる形であれ偶然の産物に
過ぎません。それなのに、たまたま出来た手役を数えて点数をカウントするのは、いささかナンセンス
であるような気がします。。。

「天和にピンフ三色ついてた!ラッキー!」「天和のみだった…」というのは、おみくじと同じようにしか
見えない気が…

配牌上がりは、競技麻雀において望ましくない状態ですが、起こるものは仕方ないので、平等に
同列のものとして扱いましょう。たとえば “配牌上がりは一律満貫”とか、“配牌上がりは偶然だけなの
で認めない”としたほうが、自然な気がするのですが。。。

上記の内容を30字以内で要約すると、“配牌和了を競技不能な「異常事態」として扱い、処理される
べき”。そこで“一律満貫扱いとして或る意味 強制流局、配牌和了を認めない場合はゲーム続行、
ということです。


[3799] あさみ 2013/11/18(Mon)

>配牌和了を競技不能な「異常事態」として扱い、処理されるべき

 第一ツモ、あるいは第一打牌による和了が、どうして “競技不能な「異常事態」”ということになるのか
ですが、非常に珍しい出来事であることはたしかですね。しかし純麻雀では 珍しい出来事だからといって
特別扱いするというルールをできるだけ排除してゆこう、というのが基本コンセプトです。

一律満貫扱いとか強制流局というルールは その基本コンセプトに逆行しますので、採用はまったく
考えていませんm(_ _)m

 
[3797] 匿名 2013/11/16(Sat)

中麻でも天和に相当する和了の時に嵌張や九蓮が成立するのかという問題があるが、
公式ルールにはどこも書いていないですね..

 
[3800] あさみ 投稿日:2013/11/18(Mon)

>公式ルールにはどこも書いていないですね..

たしかに中麻の九蓮は純正が条件なので、第1ツモ牌が判然としない状況ではどうなるか
ということですね。たぶん“普通の天和でも起きにくい、ましてやチンイツ + 九連状態なんて
起きっこない ”ということなんでしょう(^0^;

それに 万一 “第一ツモ牌が判然としないので九連としない”としても、“メンチンのツモアガリ
なら充分...”ということかも(^0^; しかし国士の場合は純正でなくてもOKなので、九連だけ純正に
こだわるのは なんだか片手落ちのような気も...(´Д`)

問題はカンチャン/ペンチャン。
これも天和の発生率が低いので、第一ツモ牌の扱いが明記されていないのだと思います。
しかし中麻には8点縛りがあります。そこでカンチャン/ペンチャンの可否によっては“アガると
チョンボ”という可能性がありますね(>_<; たぶん “天和が起きたら、その時点で考えよう” という
ことと思います。

中麻は中麻なのでクレームを云うつもりはありませんが、せっかくの天和状態。高点法にしたがっ
て1点くらい付けてもいいような気も(^0^;

 
[3803] 赤三筒 投稿日:2013/11/20(Wed)

こんばんは、浅見さん。

なるほど、天和をいっさい特別扱いしないのが「偶然役なし」のコンセプトということですね。
純麻雀では最初、新平和の定義を、待ちはなんでもいい、とにかく数牌のみの4順子を含
むあがりと定義していましたよね。そのままでしたらこのような問題は起きません。
ということで平和のルールを戻すことを提案します。

これだと平和が簡単すぎていけないのでしょうか。
(SDINの純麻雀では待ちを問わないルールなので、確かに発生しやすい気がします..)

 
[3804] あさみ 投稿日:2013/11/21(Thu)

ども、赤三筒 さん

>天和をいっさい特別扱いしないのが、「偶然役なし」のコンセプトということですね。

そういうことです。
そこで天和に限らず、地和/人和、ハイテイツモ/ハイテイ放銃など すべて特別扱い
としていません。

>新平和の定義を、待ちはなんでもいい、とにかく数牌のみの4順子を含むアガリと

正確に言えば、“数牌のみの1雀頭4順子”、つまり“雀頭も数牌”というのがポイントな
わけです。もちろん“雀頭も数牌限定(翻牌/オタ風に関係なく 字牌の使用不可)とし
たのは、単純に難度のハードルを上げるためです。

結果的に公式中麻と同じ設定になっていますが、じつは純麻雀の構想の方が数年早い (^0^;
もちろん別に特許を主張するつもりはない(というか、考えついたのは20年前だと云って
も証明できるわけないし(笑))。それどころか たとえ結果的であっても同じ設定になったこと
にシンパシーを感じているくらい(^o^)V

ところが両門ツモという設定を加えても、実際にプレーしてみると体感難度はイーペーコー
より低かった...(゚0゚) 体感難度がイーペーコーより低いというのは不思議な感じですが、体感
難度としては、0.5翻くらいの感じ。同じ翻数のアガリ役でも難度に多少の差が生じるのは仕方
ないとしても、できるだけ近似値とはしたい。そこでもう一段 難度を上げるため、“両門のツモ
アガリ”を条件としたわけです。これでも体感難度は0.8翻くらいという感じなので、純麻雀では
ピンフがらみの役作りが狙い目となっています。

結果的に天和状態のときに、ピンフ役をどう判定するかという問題が生じたわけですが、
実際にピンフ天和が発生するのは、約70万ゲームに1回くらい(天鳳(ネトマ)の”13/10のデー
タによる )。※ただしネトマではチョンチョンをやっても第1ツモ牌が判然としているので、
13/10のピンフ天和もペンチャンアガリ(^0^; (天鳳における単なる天和は(σ(-_-)のデータ見落
としがなければ)13/10分で5回)。

ピンフ天和は そのような極小の可能性の問題であること。そして たとえピンフ天和が発生しても、
“第一ツモ牌が不明である以上、ピンフとはしない”、あるいは“第一ツモ牌は不明であるが、高点
法にしたがってピンフとする”のどちらかとしておけば、ゲーム上 何の問題も生じません。

そのような観点からも、また完成難度/他役との翻数バランスからも、ピンフを1雀頭4順子という
だけの設定にすることは考えていないのです。※じつはピンフのハードルを上げるため、“両門の
ツモアガリ”の他に “1雀頭4順子で万筒索すべてを使用していること” という案も考えました。
これなら さらに難度も上がるかと思いましたが、どうもイマイチの気がしたので この案はボツに
しました(^0^;

 
[3964] 赤一筒 :2014/03/31(Mon)

浅見先生、こんにちは。純麻雀の話ですが、

・卓上に公開した点棒が、副露牌とぶつかったりしませか?
・喰いタンのみ1500点は、それほど強力でしょうか?
・三連刻はあったほうがいいと思います。
発生頻度が少ない⇒では、大役満は廃止ですね(笑)
一般麻雀でも採用度が低い⇒ドラは一般麻雀では採用度が他かい(笑)
・一般の麻雀における天和国士の場合、13面とされるのでしょうか。
・「実は他に考えていることがある」というのは、どのような事でしょうか。



[3968] あさみ :2014/03/31(Mon)

こんにちわ、 赤一筒さん

>・卓上に公開した点棒が、副露牌とぶつかったりしませか?

むかしは手積み卓ばかりでゲームしてましたが、ぶつかったりという記憶はありません
(点棒があれば、上手に避(よ)けていた という感じ)。

※昔は卓の一番外側の木枠の上部に、プラス点棒を置く溝が彫られている卓もありまし
た(ブーマン用の卓)。

また現在は点数が表示される自動卓ばかりなので、卓上に点棒を公開しません。
それでも手積み卓でゲームする場合があるかもしれないので、文章はそのままにしてあります。

>・喰いタンのみ1500点は、それほど強力でしょうか?

強さというより、アガリ役のバランスを考慮したということですね。

>・三連刻はあったほうがいいと思います。

いろんな考えがあると思いますが、このような選択としました。
※別に三連刻がキライで外したわけではない...どちらか云えば好き(^0^;

>・一般の麻雀における天和国士の場合、13面とされるのでしょうか。

そのときのメンバーの解釈次第というしかないですが、純麻雀では十三門アガリと解釈します。

>・「実は他に考えていることがある」というのは、どのような事でしょうか。

現在 例会では役ナシを門前ロン(900)と非門前アガリ(600)に分けて試打してます。
仮に将来 ルールがそのようになった場合、250点棒は使わないので(^0^;

 
[3972] 赤一筒 :2014/03/31(Mon)

カラスは「面前1000点、副露750点」として、「5000点棒4本、1000点棒8本、250点棒8本」と
すればいいと思います。

 
[3973] あさみ :2014/03/31(Mon)

なるほど、これは妙案かも。
ただ一つ問題になるのが、250点棒に点棒表示の自動卓が対応していない点ですね(^0^;

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