日本麻雀には門前信仰と両門信仰という二つのオカルト宗教がある。
門前でなければリーチができない。そのリーチには裏ドラ・一発というのオマケがある。そこで世に門前信者が多いのはまだ分かる。しかし両門信仰の方は、さっぱり分からん。なんせσ(-_-)は無神論者....
ある日の何切る。
全員、横並び状態の親の手。
ツモ ドラ
問題の手を見て、(ん?、切ってリーチじゃん....) 首をかしげながら解説を見ると
「嵌ではアガりにくい。テンパイしてもアガれなければ意味がない。ここはを切ってイーシャンテンに戻す。そうすれば、何をツモってもピンフのテンパイになる」
う〜む....出たな、妖怪....(-_-;
たしかに嵌張のマチ牌は両門の半分。しかしアガリ最優先という状況でもない。どうしても両門にしたいというなら、嵌で即リーしないで回す手もある。
どうせ切りで手を崩した後、 などを引いてくることを視野に入れている。それならダマで回している間に を引けば、を切ればいいだけの話。ツモの切りなら、の四門張。得点は低くなるが、マチはもっと増えるぞ。
もちろん信仰ともなれば、他人がどうこう云っても始まらない。しかし嵌張マチというだけで、ロンアガリ7,700、ツモアガリ12,000の手を崩し、再度テンパイする保証のないロンアガリ5.800、ツモアガリ7,700を目指すとは、おそるべし両門信仰。
さすがに「両門マチの方が一発でツモりやすい」とか、「裏ドラが乗りやすい」とまでは書いてなかった。しかしこの出題者、自分がこの手になったとき、ホントに、打つのかいな。
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