毎日コミニケーションズという出版社から、麻雀覇王というシリーズ本が出ている。表装のデザインやタイトルの斬新さもあって、けっこう売れてるらしい。もうシリーズ10作めを数える。麻雀戦術書として、ひさびさのヒット作のようだ。
その覇王本の1冊の、「辛口エッッセイ、麻雀交差点」と題した某プロの自戦記。サブタイトルに“こっちはテンパイしてるの。もっと慎重に打ってね”とある。ゲームはMONDO21という番組で行われたものだという。
某プロ、東家で迎えた南3局の配牌。
ドラ
チャンタ・サンシキぷんぷんの絶好の配牌。この手をもらったら、まず多くの人がを切る。もちろんの呼び出しとインパクトを考えて切りも面白い。しかしまぁドラでもあるし、やはり切りが順当か。
某プロもを切った。ただ某プロは、「チャンタと読まれないように、かを切るべきだった」と書いている。
なるほろ....ただσ(-_-)クラスだと、いくら他人の捨て牌を穴のあくほど見つめてもどうせ分からない....(_
_; おまけに他人が何を捨てようと、知っちゃあいない。ましてや序盤段階となれば、なおさら。そんなわけで、σ(-_-)はだだとか考えないでを切る。(-_-;
2巡目にツモ。はもう出来ているので、要らないと言えば要らない。しかし
のダブルメンツを見切ってを切った。
その後、などの無駄ヅモを含めて、、と引き、嵌でテンパイ、即リー。その2巡後に見事をツモりあげたという。きわめて順調で、まことに結構なアガリ。
でもこいだけなら、「どこが“こっちはテンパイしてるの。もっと慎重に打ってね”という話なの?」ということになる。
実は某プロがリーチしたとき、西家のKプロは某プロの現物であるを切ってきた。しかしこのとき北家は万子のホンイツをやっていて、すでにテンパイ気配だったという(後から聞いたら、待ちだったという)。
ビックリした某プロは、“こっちはテンパイしてるの。もっと慎重に打ってね”という主旨で、「優しく“勘弁してくれよ”と云った」という。
そこで と落とすつもりだったKプロは、「あまりにも怖い目で睨まれ」たうえ、「優しく“勘弁してくれよ”」と云われたので、続けて切ろうと思っていたを切れなくなってしまったという。
その結果、北家はでロンアガリしそこない、某プロはをツモあがった。あとからそれをKプロから聞かされた某プロは大笑いしたという。
某プロは、「あそこでみえみえのホンイツに打ちこんだのでは、プロとしての麻雀生命は終わっていたかもしれない。K君、感謝してよね」と書いている。しかし麻雀プロというのはすごく数が多いから、Kプロと書いただけでは誰だか分からないので心配することはないと思うが。
それにσ(-_-)なんかは感覚がマヒしてるので、誰がどこで何を切っても何も感じない。切り牌についても、σ(-_-)の都合だけで何でも切る。しかしゲーム中にそんな怖い目で睨まれたら、Kプロじゃなくても、怖くて思うように切れなくなるのはたしかだ。(^-^;
それにしてもテレビで放映されているゲームがこんなやりとりを交わしながら行われているレベルだとバラしたんでは、Kプロだけでなく全部の生命が終わってしまうような気がするが....
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