Other stone 他山石 

     (14)重箱の隅、2連発


 σ(-_-)は、中日ドラゴンズの一ファン。スポーツ紙を購読しながら応援していたが、ついに堪忍袋の緒が切れた。(笑) そこでスポーツ紙の購読も今月で止めることにした。そこで問題になるのが、この「何切る」。

 主としてそのスポー紙に載っている問題からピックアップしていた。そこで購読を止めるとネタ元がなくなる。 他のメデイアの「何切る」に目を向けるにしても、毎回毎回「なんじゃ、こら?」という問題が出ているわけはない。そんなわけでネタ元がなくなれば、更新もかなりゆっくりペースになるかも知れない。そこで今日は、駆け込み寺ではないけれど、ちと重箱の隅でもつついて駆け込みアップすることにした。

 重箱の隅、一発目。
 先日掲載された、「東の1局、9巡目、一上聴で、ツモ五索。さて何切る」という問題。

 一萬一萬七萬七萬九萬三筒四筒五筒六筒七筒四索五索六索  ツモ五索 ドラ三筒

 回答は一萬の対子、九萬の単張落としで、タンピン・ドラ1を狙うというものだった。多くの人がそう打つだろうし、σ(-_-)もそう打つ。それはいいけれど、回答は五索をツモった段階で一萬落としだった。

 一萬七萬七萬九萬三筒四筒五筒六筒七筒四索五索五索六索

 どうせ一萬 九萬を落とすのだから、どっちから切ってもいちおう大勢に影響はないようだ。しかしこれで一萬を落とした場合、次に消極的な意味での有効牌である八萬 七萬を引いてもなんともならん。

A 七萬七萬八萬九萬三筒四筒五筒六筒七筒四索五索五索六索

B 七萬七萬七萬九萬三筒四筒五筒六筒七筒四索五索五索六索

 もちろん狙いはあくまでタンピン・ドラ1である以上、次に二筒五筒八筒三索四索六索七索八索などを引いたら、Aの場合は八萬九萬、Bの場合は七萬 九萬を落としてゆけば良いだけのことには違いはない。しかし一萬ではなく九萬から落としておけば、次に消極的な有効牌である一萬 七萬を引いた場合に五索切りで即聴する。

  一萬一萬一萬七萬七萬三筒四筒五筒六筒七筒四索五索六索

  一萬一萬七萬七萬七萬三筒四筒五筒六筒七筒四索五索六索

 この場合にしても、あくまでタンピン・ドラ1を指向するのであれば、五索ではなく一萬の連打となる。そしてたぶん、一萬 先打も九萬先打も結果は似たようなことになるかも知れない。

 しかし麻雀は3人も相手がいる。自分がなにかを切ったあと、どこかから立直がかかることはいくらでもある。相手から立直がかかった段階で両上聴であるのと一上聴であるのとでは、対応のレベルが違ってくる。

 すくなくとも、先行きの狙いが同じであるのに、わざわざ両上聴で受けるのは、どうも手ヌルイような気がする。そこでσ(-_-)の場合、ここはやっぱり九萬から打つ。

 重箱の隅、二発目。(笑)

 二萬六萬一筒二筒三筒三筒三筒四筒五筒六筒八筒二索三索  ツモ六萬 ドラ中

パッと見て、σ(-_-)は六萬ツモ切りだと思った。しかし回答は123のサンシキと筒子の一通の両天秤をかけての三筒の対子落としだった。σ(-_-)も狙いは回答者と同じ。しかしどうして回答が三筒切りなのか....

 回答型  二萬六萬六萬一筒二筒三筒三筒四筒五筒六筒八筒二索三索

 この形のところへ一索 四索でも引けば、もちろんこうなる。

 二萬六萬六萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒八筒二索三索四索

 ここへ七筒を引けば、もちろんこうなる。

 六萬六萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒二索三索四索

 振り聴じゃん....
 仮にどっちを打っても残した方が雀頭になるだけだとしても、少なくともツモった六萬は手に持っている。あるいは利き手のすぐそばにある。そのまま切れば済むことを、わざわざ遠くの三筒を切りに行くのでは摸打が0.数秒遅くなる。どうして摸打が遅くなるうえに振聴含みとなる三筒打ちが選択するのかワケワカメ....

 とまぁ、今回は、世の中、ケチをつけようと思えば、どんなことでも付けられるという見本なのだ。(~-~;

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