Other stone 他山石 

    (10)ノータイムで切れ


 先日、麻雀してたら、ちと面白い手になった。

 東2局・原点・子(西家)・ドラ北・中盤(東1はXさんが千点をロンアガリ)

三筒三筒六筒七筒八筒九筒六索七索七索八索九索九索八萬  ツモ七筒

 さぁ、ノータイムで切れ( ̄^ ̄)

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 何を切ったって、「私はそうは思わない」から「なんじゃい、お前はアホかいな」までいろいろな考えがある。そりはまぁ、当然の話。である以上、そんなことはじぇ〜んじぇん気にしないで、話を進める(^-^;

 まぁ常識的には八萬 or 九索切りが選択肢。ひょっとすると、六索切りがあるかいな、というところ。

 八萬切りは、何といってもシャンテンアップ。サンシキは見切ってしまうが、希望としては八索引いての六索切りで五筒 八筒のテン。次に六筒 or 九筒を引いたら両般高もいらっしゃい。
#そのあとドラ(北)を引いたらドラ単七対も、という話はさて措く。

 問題はノータイムで八萬を切ったとき、そこまで展望して切ったのか、ということ。そこまで展望しての八萬ノータイム切りなら、この後、どんなに裏目ってもそれは麻雀。
 
 サンシキだ、一般高(イーペーコー)だ、いろいろな可能性が頭をよぎり、数秒迷った八萬切りなら、結果はどうあれ初中級。
 ノータイムで切れと言われて、とり敢えずポツンと浮いている(?)八萬を切っただけなら、結果がどうあれ、それはドンジャラ。

 九索切りは一般高(イーペーコー)を見切って、678 / 789のサンシキ狙いというところ。その展望でノータイムで切ったのならば、もちろん麻雀。瞬間迷って九索切りは中級麻雀。それ以上迷っての九索切りは初級麻雀。しかし少なくとも九索切りにドンジャラはない。

 六索切りも面白い。索子の一般高は絶対確保。今後の希望はツモ九萬。789のサンシキも確保の構えで、モノも云わずに六筒 七筒落とし。いささか柔軟性に欠けるが、正直言って、ちと好み (^-^)。 その展望での六索ノータイムは、もちろん麻雀。ドンジャラの発想で、六索切りは出てこない。

 七筒ツモ切りは、現状キープ。678 / 789(特に789)のサンシキ目を睨みつつ、一般高(イーペーコー)目も残しつつ様子を見るというところ。なんて云うと手みたいだけど、正直言って迷ってるだけ。。。。

 とはいうものの、ノータイムでそう判断し、ツモ切りしたのであれば、それもポリシー、それも麻雀。数秒かかれば、初中級。「何でもいいから早く切らなけりゃ。えい、ツモ切りだ」は、ドンジャラか。

 九筒切りは、七索八索九索の一般高(イーペーコー)目を残しつつ、サンシキは678に決め打ちというところ。678のサンシキとすれば、このあと六萬 七萬引きの七筒 七索切りという感じ。

 しかし九筒切った段階で、今引いた七筒がいきなりブラリと中吊りになる。これはさすがに、ちと手ぬるい.... 迷った挙げ句の九筒切りは、これはみごとな初中級。ノータイムでも、「何でもいいや、九筒だ」はもちろんドンジャラ。しかしノータイムなら、初級よりまし。きっとあなたは強くなる(かも....)。

PS:σ(-_-)は九索を切った。すると次巡、ツモ七萬。むにゅうと思いながら打七索。さてこの後、何引くかと思っていたら、数巡後、下家があっさりアガってジエンド....

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