流局 06・三家和


      三家和は、中国製の流局ルールなんでしょうか。


 三家和(サンチャホー)は中国伝来の途中流局ルールです。
 もともと中国麻雀は栄和、摸和に関係なく3人払いでした(栄和1人払は、日本で出来たルール)

 支払いは3人でも、受け取るのはもちろん和了者1人です。しかし三家和はそれはとまったく正反対に 「アガリは3人、支払いは1人」という状況、つまり1打牌に対して3人がアガリを表明したということになります。

 しかし中国麻雀で1人払いとなるのは包牌(パオパイ)をポンさせて責任払いとなった場合だけです。 そこで「包牌をポンさせたわけではないのに1人払いというのはオカシイ」というところからこのルールが誕生したと思われます。

 三家和了は、正式にはどういうルールなのでしょうか?
 私の家では、3人全員が単騎待ち(カンチャン、ペンチャンを含む)の時のみと言うルールを採用してます。


 ずいぶん厳しいルールですね。三家和(サンチャホー)は、1人の捨て牌で3人がアガリを宣言するというだけのものです。そこで「3人全員が単騎待ち(カンチャン、ペンチャンを含む)の時のみ」と言うのは、ハウスルール(その家だけのルール)と思います。


タコ八郎 投稿日:2008/07/26(Sat)

 お久しぶりです。
 頭ハネを採用している場合に、トリプルロンが生じてしまったとしたら、三家和により途中流局とするのが正しいのでしょうか。それとも頭ハネで1人の和了りを有効とするのが正しいのでしょうか。※三家和以外の途中流局は採用している場です

 途中流局自体がたいした根拠もないし、そういうことは その場その場で決めればよい と言えばそれまでなのですが、どちらと考えるのが妥当なのでしょうか。

あさみ 投稿日:2008/07/26(Sat)

 ども、タコ八郎さん

 コメントにもある通り、途中流局ルールはたいした根拠があるルールではありません。そんなルールは採用しない方がいいのですが、採用している以上 それに従うしかありませんよね。

 で 三家和というのは、トリロンがあったときにすべてのアガリを無効にして終了させるというルールです。そこでダブロンならアタマハネでアガリ牌に近いプレーヤーのアガリとなるわけですが、トリロンの場合は三家和により流局というのが妥当と思います。

タコ八郎 投稿日:2008/07/26(Sat)

 回答ありがとうございます。

 そうですか。頭ハネ採用時でも三家和なら流局が妥当ということは、頭ハネ採用時でも とりあえず同時に生じた和了りはすべて一旦は認められるということですね。

 「頭ハネを採用している場合は複数の和了り自体が生じないので、三家和も自動的に無し」ということにはならないと。

あさみ 投稿日:2008/07/26(Sat)

 なんとなく話が混戦モードですが(^-^;
 まず「頭ハネを採用している場合は、複数の和了り自体が生じない」というのは、正確な表現ではないですね(たしかに結果的にはそうなりますが)

 云うまでもなく頭ハネは「複数のロンアガリ表明があってもアガリ牌に近いプレーヤーのアガリだけ認められる」というルールです。そこで三家和ルールを採用していなければ トリロンでもアガリ牌に近いプレーヤーのアガリとなります。

 しかし三家和は「トリロンが生じた場合、すべてのアガリを無効にして流局とする」ルールです。つまり三家和ルールを採用していれば、三家和ルールはアタマハネルールに優先するわけです。

 もしこれが「アタマハネルールであれば、三家和ルールを採用していてもアガリ牌に近いプレーヤーのアガリとなる」ということになると、三家和(流局)というルールを採用する意味がなくなってしまいます。(^-^;

タコ八郎 投稿日:2008/07/27(Sun)

 あっと、前回コメントの最後の表現が少し拙かったですかね。

 最初に頂いた回答で、「“頭ハネを採用している場合は複数の和了り自体が生じない”というわけではない」ということを了解しました。

 仰るとおり、「頭ハネを採用するなら、三家和による途中流局は自動的にあり得ないことになるんじゃないの?」というのが当初の疑問でもありましたので。

 ちょっとコメントに飛躍があって、複数の問題が混じってしまうような形になりました。m(_ _)m

百貫雀 投稿日:2008/07/29(Tue)

 呼ばれたわけでもないのに、横ヤリです。

 そもそも「頭ハネ」と「三家和で流局」とは、共存できない規則です。
 いやいや、この2つを採用している規則があっても別に構わないのですが(実際にはあるみたいだし)、これはとても困った事態が起こります。

 例えば私が西家だったとして、対面(東家)の捨て牌がロン牌であったとしても私の上家(南家)が「ロン」したなら「頭ハネ」なのですから、わざわざ後で「私もロン」なんて言いません。
 私が先に「ロン」したのなら、南家は「いや、私がロンです」と言うことはあるでしょう。私が「ロン」を表明しないのに、実は和了りである北家が「ロン」するとは思えません。なので、頭ハネ規則で三家和は(ほとんど)発生しようがないのです(トクにもならんのに、自分も上がりであることを後で公開しあうような低レベルで悪マナーの卓でなら、この限りではありませんが)

 ですがダブルロン有りのルールならば、後からこぞって皆が「俺もロン」「実は私も」と言って、結果として三家和となる可能性は高いですね。

> 頭ハネを採用するなら、三家和による途中流局は
> 自動的にあり得ないことになるんじゃないの?


 あり得ないことはないと思いますが、至極、当然の疑問だと思います。
 少なくともナマで囲み、審判が存在しない通常の卓では、「頭ハネ」と「三家和流局」は融け合いにくいです。

タコ八郎 投稿日:2008/07/29(Tue)

百貫雀さん、コメントありがとうございます。

 私の「頭ハネを採用するなら、三家和による途中流局は自動的にあり得ないことになるんじゃないの?」という疑問は、百貫雀さんが言うようなことを想定したものではなく、もっと形式的なもので、

@「頭ハネ採用 →1人の和了りだけが有効となって、他の者の和了りは無かったことになる」

という解釈から、

A「頭ハネを採用していれば、自動的に三家和はあり得ないことになるんじゃないかな?」

という疑問を抱いた次第です。それが あさみさんに頂いた回答で、「@の解釈自体が誤り」ということを了解したわけです。

 あと 複数のロンが生じる場合、頭ハネを採用していても だいたいは皆が無意識に同時ロンの発声をすることが多いのではないでしょうか? 実際わたしも聴牌しているときに和了り牌が捨てられると、「上家に和了り者がいるかどうか」など意識せず、「よっしゃ、出たー!」と喜び勇んでロンしちゃいますし。高め狙い・低め見逃しのケースなら別でしょうけど。

そう考えると、
>「頭ハネ」と「三家和流局」は、融け合いにくい
ということもないんじゃないでしょうか?