流局 01・流局と平局


 流局は、中国用語ではなんと云うのでしょうか。

 平局(ピンチュイ)といいます。アガリというイベントが起こらなかった局、という感じでしょうか。

 「流局」と「平局」の使い分けについてお尋ねします。
 私は、どちらも同じ意味として使っていますが、正確には使い分けできるものなのでしょうか?

 「流局」は日本用語、「平局」は中国用語です。ともに「無勝負終了」の意味ですし、使い分けをする違いはありません。一般的には流局を用いれば良いと思います。

 “読み”としては「流局」は日本用語ですから「りゅうきょく」、「平局」は中国用語ですから「ピンチュゥ」ということになります。

 途中流局と区別する場合、牌の無くなる流局はどう呼称されるのでしょうか。

 途中流局も含めて、アガリ無しでゲームが終わった局は平局(ピンチュー=無勝負という意味)。そして牌が無くなって普通に終わった局は、荒牌(ホワンパイ)。日本語読みして荒牌平局(こうハイピンチュー)とか、単に荒牌(こうハイ)といいます。

荒(ホワン)とは「荒れ果てた」「ダメになった」という程の意味です。

 また台湾などでは和牌(フーパイ)とか和局(フーチュ)とも云います。和は円満というという意味です。といってもこの場合の「円満」は、文字通り「円が満つる」、すなわち最後まで行きついてしまったという主旨のようです。

 しかし和牌(フーパイ)と云うと、日本人の感覚では和了(アガリ)牌、和局といえばアガリのあった局という感じがします。それに現在の中国公式ルールでは、ロンアガリのときは「和(フー)」と宣言します。そこで流れを「和局」と表現したのでは、ますます混乱してしまいますね。

 荒牌(ホワンパイ)というのは中国語の発音のようで言いづらいですが、日本語で判りやすい表現はないのでしょうか。

      日本語では、自然流局というところでしょうか。