近代麻雀にMOND21の速報みたいなのが載っている。先般、見ていたら、「ここでM山プロの両手リーチが炸裂っ!」というような記事があった。
「両手リーチ?」
長いこと麻雀をやっているが、見たことも聞いたこともない。なんとも不思議なので、どんなリーチなのかぜひ見てみたいと思った。しかし肝心のMONDO21は解約してしまっている。かといってそれだけのためにMONDOを再契約する気にもならず、そのままになっていた。
10月24日、東京で第1回中国麻将大会があった。“来るな”とも云われていなかったので(笑)見に行こうかと思ったが、バタバタしてるうちに済んでしまった。そしたらMONDOで、その様子を放映するという。
「それなら」というので、もう一度契約し直した。契約すれば、また例の麻雀番組を見ることになる。そしてある日、M山プロが登場した。興味を持って見ていると、M山プロがリーチした。しかしごく普通の片手リーチだった。
「あら?」と思っていると、解説者が、「お、今日は珍しく両手リーチではありませんねえ」
(なんだ、今日はやらないのか。見たかったのにぃ....)と少しがっかり。そいでも続けて見ていると、ある局の中盤、M山プロがまたテンパイ。
右手で或る牌を持ったので、(アレを切ってリーチか)と思っていたら、右手ではなく左手をスーッと捨て牌列に伸ばした。
(ん?)と思っていると、下向きに開いた左手の小指で捨て牌列の最後尾を軽く抑え、同時に右手でリーチ牌を切った。その右手も、指先でリーチ牌を切るのではない。なんとなく右手全体を使う。そこでリーチ牌が切られた瞬間、捨て牌列は両手で覆われたうような形となる....
その瞬間、解説者から、「出ましたっ、両手リーチ!」
(おお、これがかの有名な両手リーチか)
MONDOを再契約したおかげで珍しいものを見ることができたぞい。(^-^;
|